旅行的皮算用

2019年09月16日 おっと!そうきたかその手があったか?


このカードにグレードアップできるかどうかに掛かっているが!


「取らぬ狸の皮算用」

後悔することしきりなのであります!
いったい何が起こったのでしょうか?自分でも早く気づいておけばと事実関係を調査してがっくり来ているのです。今の時点では半分がっくり程度に落ち着いておりますがね。それでは何が起こっていたのかを書き出してみましょう。 面倒くさい数字が出てきますがご容赦ください!

事の起こりは一昨年のことでした。クレジットカードを色々持っているのですが、日常的に使うのはほぼ決まっています。そこで、一枚のクレジットカードを集中的に使うとポイントがまとまりやすいですよね?で考えたのは、宮崎の実家に帰省するのには必ず飛行機を使います。そこで、飛行機のマイルを貯めやすいカードはどれか?と選択して決めたのが「ANA CARD」でした。とりあえず一番ランクが低い入門カードです。これをしばらく使ってマイルがどの程度貯まるのかを観察してみようと考えていました。

先週末のこと。ANA CARDはマイレージクラブにリンクしていますので、そこのページで現在の私の所有するマイル数をチェックしてみました。すると、4,537マイル貯まっていました。んんん?少なくねえか?ここで疑問が湧いたのです。私は6月末と7月頭に歯科でインプラントの一時金をこのカードで支払いました。当然、その分だけマイル数が増えているはずなのですが・・・。調査開始です。

ネット上で調べてもマイル付与のタイミング等の理屈がイマイチわからないので、カードの発行元である三井住友カードのユーザーサポートへ電話してみました。しかし、これが腹の立つことに、90秒で10円 の有料電話・・・。とは言え、こちらも疑問を抱えたままではいかんともしがたいので「ただ今混み合っていますので少々お待ち下さい」の自動アナウンスを聞きつつ待ってみました。幸いに一分もかからずオペレーターが登場し応答開始!

「6月22日と、7月13日に支払った合計128万円分のマイルが付与されていないように思えるのですが、どういうタイミングで付与されるのでしょうか?」とストレートに聞いてみました。すると!「お調べいたしますね・・・。その分のポイントはすでに付与されています。ANA CARD のマイレージではまだ反映されておりません。三井住友カードの客様のページでポイントをご確認ください。このポイントをお客様がマイルと交換する作業が必要です。詳しくはページをご覧ください。」というような内容でした。

たしかに ANA CARD を手に入れた当初そんなことを読んだなあ・・・。すっかり忘れていました!そこで交換手続きについて調べてみると・・・またもや意外なことを発見!私が持っている ANA CARD だと 1ポイントは5マイルと交換できます。ところが、年会費6000円を払うと1ポイントが10マイルで交換できるのです。おっとレートが倍になるのか!これは6,000円支払ってどの程度得になるのだろうかね?と試算を始めました。すると!!!とんでもないことが発覚したのです!

私は現在、インプラント治療のため歯科医院に通っています。6月から9月末までにカードで支払う金額は342万円です。この金額をもとにマイル数を計算してみました。100円に対して0.5ポイント付与されますので342万円では17,100ポイント。それをマイルに交換すると171,000マイルです。エコノミーでシーズンオフにハワイ往復が35,000マイルですので、夫婦で2回ハワイ旅ができて、さらに国内でも私が実家に2.5往復できるくらいのマイル数です。

そうなると、6,000円を支払うのは全く問題ないですね。ハワイ二人往復一回分を6,000円で買うようなものですから。よし!これでインプラント代金の痛みも少し緩和されるなあ!と喜んでいたのもつかの間。更に驚きの事実に気づいたのです。

それは「 ANA PLATINUM CARD 」の存在です。「ANA CARD 」の二段階上位カードにそれがあるのです。年会費が80,000円+消費税ですので、約9万円の年会費です。最初から、年会費が高すぎて頭の隅にもなかったカードですが、念のためにとの特典を読んでみました。すると!!!まずは各空港の ANA CARD ラウンジが自由に使えると。まあこれはいつも出発時間のはるか前に余裕を持って空港へ到着する私ですのでかなりメリットを感じました。その次に、一億円の海外旅行保険もついていると。ううむ・・・これは助かるなあ。他にもいくつかのメリットがありますよ。

「 ANA PLATINUM CARD 」のポイントの付与はなんと100円に対して1ポイントなのです。通常の倍ですね。しかも、ポイントからのマイル交換が1ポイント15マイルになるのです!えええ???そうなると、私が支払う342万円は、513,000マイルになるではないですか!このマイル数だと、夫婦でハワイに7回往復できることになります。おおお!!!なんてこったい!年会費の90,000円なんてすぐに回収できるではありませんか!

そして更に気づくのです。歯科医への支払いのうち、すでに128万円分は支払いが済んでいるのです。そのポイントもすでに付与されているのです。しかしこのポイントは、今のカードの100円で0.5ポイントですので、残りの支払いを「 ANA PLATINUM CARD 」でやったとしてもトータルマイル数は378,000マイルになってしまうのです。これだと、夫婦でハワイ5往復分です。6月頭に気づいていれば!!!あと2往復分稼げたのに!と悔やむことしきりです!

そこですぐに、現在の「ANA CARD 」を「 ANA PLATINUM CARD 」にグレードアップ手続きをして、残りの212万円分の支払いを100円で1ポイントにして、2,1200ポイントを稼ぎ、x15マイルで 318,000マイルにしようとネットで申し込みしました。ところが「 ANA PLATINUM CARD 」は審査が厳しいらしく「審査により場合によってはグレードアップ出来ないことがあります」と申込みの最後にお断りが書いてありました。もしこれが上手く行ってグレードアップが成功し、今月末の支払いにカードの入手が間に合えば、318,000マイルが手に入ります。すでにもらっている分と合わせると、378,000マイルですね。まあ、ここまでできれば現時点では大成功です。

では、もし「 ANA PLATINUM CARD 」にグレードアップできなかった場合はどうなるのでしょうか?そうなった時には上に書いたように6,000円の会費支払で処理するしかありませんね。そうなると最終的に手に入るのは171,000マイルです。6月頭に気づいていれば 513,000マイルだったのに・・・。悔やむのが分かるでしょ?さらに手に入れたマイルは3年間有効ですからじっくりと旅のプランも練れるわけです。

なんでこんなことをうだうだ書いているかというと、現在67歳の私は日々の散歩ですっかり健康になりましていくらでも観光地を歩ける自信があります。仕事もポツポツなので時間を持て余しているのですよ。つまり自由時間が多いのです。旅好きだった妻となかなか旅行することもなく長年過ごしてしてきまして妻に恨まれています!ここいらでそろそろ罪滅ぼしに旅三昧でもしてみようかと考えていた矢先だったのですよ。今はスケジュールは自分で組みますので、自由なときに旅に出られます。安いオフシーズンを狙って10日単位くらいで海外に行ければのんびり楽しめますよね!世界中のペダルユーザー達に会いに行くという手もありますし。

まあ上に書いたようなことは、現在申し込み中のグレードアップの審査結果によって、最終的に378,000マイルになるか176,000マイルになるかが決まってから再度悩むことにいたしましょう。今はまだ「取らぬ狸の皮算用」ってやつですから!!!


この表を信じてはいけません! 大きな間違いがあります!

ダラダラ書いた話はまとめてみると上の画像のように結果になります。なるほど・・・。「逃した魚は大きい」の例えのとおりですなあ!さらに、ポイントとマイルの関係について試算していたら、とんでもない事実に気づきました。わかりやすい試算をしてみましょう。

前提条件はカードを「ANA PRUTINUM CARD 」(年会費約9万円)に変更できた場合です。
毎月、15万円〜20万円程度は生活費としてこのカードで支払っています。最低でも10万円は支払っています。そこで「ANA PRUTINUM CARD 」で10万円支払った場合の獲得ポイントはいくつでしょうか?1/100ですので 1,000ポイント獲得です。「ANA PRUTINUM CARD 」のポイントとマイルの換算は 1ポイント= 15マイルですので、1,000ポイントは 15,000マイルに交換できます。私の実家は宮崎ですが、東京・宮崎 を往復するのに必要マイル数は12,000マイルです。ちなみに宮崎への往復航空券は約64,000円です。これってスゴくないですか?10万円買い物したら64,000円分のマイルが貯まるんです。もっとも私は通常はシニア割引で買いますから32,000円ですがね。それでもかなりです!しかし、この計算にはなにか落とし穴があるように思えてなりません!

もし月間に「ANA PRUTINUM CARD 」で30万円支払いしたら、45,000マイル付与されます。これで、東京・パリ(ヨーロッパならどこでも往復可能) のチケットが手に入りますか?もうビックリです。ただし「ANA PRUTINUM CARD 」に対しては年会費が夫婦で10万円程かかります。しかし、この交換レートで考えると、年に数回は必ず海外や国内の足代が無料で確保出来ると考えれば、10万円の出費も惜しくはないでしょ?さらに、ホテル代金、食事などの支払いも「ANA PRUTINUM CARD 」で処理すれば、さらにそれもマイルとして加算され続けるのです。日々の支払いで旅三昧か・・・ところで、この計算は合っていますかね?どうも怪しい・・・再度検証してみます。

*以上の計算には、大きな過ちがあります!
 ポイント獲得は、1ポイント=1000円 でした。つまり計算はすべて一桁間違っていることになります。
 「とらぬたぬきの皮算用」そのものでした!!!


本日の結論
「ANA PRUTINUM CARD 」は大金が動くとマイルの貯まり方が半端ねえぞ!と思っていたら(笑)

「独断倉庫」に関しての御意見は「啓示倉庫」へ書き込んで下さいな。



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