腰痛的緩和法


2018年12月14日 たったそれだけで?!




「痛みが消えていることに気づきます

腰痛について一言。

私は66歳の今日まで、ぎっくり腰で苦しんだことはありません。「あっ?なんだかちょっとおかしい・・・。しばらく気をつけよう!」と用心することは何度かありましたが、それ以上に進むことはありませんでしたが、先月末、久しぶりに腰痛の予兆的痛みが押し寄せて来ました。用心して安静にしていたらそれ以上進行することはなかったのですが「嫌な薄い痛み」が残り続けました。

2週間以上続くと、どうにかならんのか?と考え始めマッサージ等の対策を考えていました。その時目に入ったのが最近ネットでよく広告を見る「腰痛を除去できるマッサージ」でした。無料でネットセミナーをやるというので申し込んでみました。「DRT 5分間背骨揺らし法」というやつ。

45分ほどのムービーで、基本的な動きと実演。実際にセミナーで覚えて施術する等の、本来はプロ向けのセミナーなのですが、セミナーに通うのが大変だしコストも掛かるので、DVDで施術方法を公開するというものでした。もちろんDVD販売が目的ですね。しかし、この技術が身につき、プロのマッサージ師として収入が得られるならDVDのコストなんてただみたいなものです。たったこれだけの方法で本当に腰痛が消えるのか?と大いなる疑問を持ちましたので、妻に頼んで実験することにしました。

私が床にうつ伏せに寝転がり、妻に横に座ってもらいました。妻の右手の平を背骨の少し手前側に置いてもらい、左手でそれをサポートする感じ。背骨を揺らす感じでゆっくりと揺らします。妻はあまり力を入れず、ひたすら5分間私の背骨を揺らし続けました。施術中は私自身には特に変化は感じず、とにかく5分経つのを待ってみました。

そして5分後。施術完了。私が起き上がってみると・・・あら?なにこれ?腰痛もどきがほぼ消えてる!楽になってる!と自分でも驚くほどに楽になっているのです。ほほう!あれは正しい方法だったのだなあ!!!としばし感心していましたが、DVDを買うまでには至りませんでした。とりあえず腰痛の簡単な消し方がわかっただけで儲けものです。

そうなると次が気になります。他にもいくつかマッサージのセミナーがネット上で公開されています。次に見つけたのが「7秒揺らし法」でした。これは腕を特定の形にセットしてうつ伏せに寝かせ、体を7秒間揺するというもの。この腕を特定の形にしてというのは「武術」の技の一つで、その形に決められると全身の筋肉が弛緩し反抗できなくなるというものでした。それを応用して全身の弛緩を行いつつ、体を揺すって、筋肉の緊張を取り除くというのが理屈でした。筋肉の痛みは筋肉の緊張が原因なのでそれさえ取り除ければ楽になるというのです。

7秒の施術というのはプロ・マッサージ師にとって、とてつもなく効率が良いですよね。診療時間があっという間ですから。これはまだ未経験です。

更にもう一つ「筋緩消法」というものも見つけました。
これはさらに進化させていまして、指先一つで筋肉の痛みを取り除くという技です。4つのセオリーがあり、それを踏まえて施術すると目の前で痛みが消えていくというもの。これもまたほぼ数秒で結果が出る技でした。実際のセミナー会場での施術風景が紹介されていましたが、車椅子に乗ったリュウマチで苦しむおばあさんが紹介され、まずは痛くて曲がったまま伸ばせない状態を改善するというもの。ほぼ1分もかからず腕が真っ直ぐ伸びるように回復。次は膝の治療。一番痛みがある部分を指圧し少しずつ曲げ伸ばしをすると数分後には自力で立てるまでに回復。ホントかよ?ってな感じでしたが、その理屈の解説がありました。

筋肉の中に溜まったカルシウムが主に痛みの原因になっているので、それを排出させればよいということ。それをどうやって速く効率よく行うかがこの施術の中心でした。4つのポイントもちゃんと説明がありました。筋肉の収縮、膨張を効率よく繰り返すとカルシュウムは素早く排出可能であると。で、その手順は4つ。1 指をあてる圧力の強さ 2 指を当てる面積 3 指を当てる角度 4 筋肉を伸縮させるスピード

つまり、指先で1か所1平方センチを500gの圧力で垂直に2秒間押し込み、2秒間掛けて戻す。

これを繰り返すわけです。指導者が行っていたのは「ここは痛みますか?」と患者に聞きながら「はいそこが痛いです」と答えた場所を上の4つのセオリー通りに施術していくだけでした。一か所で数回繰り返すと痛みが消えているようでした。こうやって全身の痛い場所を消していくわけです。要するに体の痛いか所を患者が説明しているうちに治療が終わってしまうわけです。

さて、上のご紹介した3つの痛みを取る方法ですが、これらにはもう一つの特徴がありました。事前に患者に対して、体のある部分を触って「痛みの確認」をしてもらうのです。足や首、さらに肩にも「痛みの確認点」があって、施術前にその痛みを確認してもらいます。そして施術後、そこと全く同じ部分を再度触ってみると痛みが消えていることに気づきます。これによって、本当に施術に効果があったと患者自身が確認できるのです。この確認によって「患者とマッサージ師の信頼関係」が出来上がるわけです。そして、患者はリピーターになると。

そう!これらのセミナーは施術方法を教えるだけでなく、集客のためのテクニックも含んでいるのですよ。さらに、これほど簡単な方法で長年の痛みから開放されるので、患者が口コミを始めて更に患者が押し寄せる結果になると。どれも施術時間が短いので一日に処理できる患者数がかなり増えて収入を上がるというものなんですね。

私自身は、これらを知ってマッサージ師になろうという意思はなく、ただ自分が楽に成ればよいだけでしてね。そのためには正しい施術方法を妻に教えてやってもらわないとならないのですよ。最後の「筋緩消法」だけは一部自力で自分に施すことができますので、もう少し研究してみようかと。


本日の結論
こんなに簡単のかと実体験して驚きましたよ!

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