国際的六弦者


2018年11月20日 開演直前のドタバタだらけ、その2!


2018年11月16日 東京国際フォーラム Cホール楽屋通路にて!


「またすぐに来るから!

昨日の続きです!Larry Carlton との面会を終えると翌日の11月16日は「東京国際フォーラム Cホール」で開催される「EAST meets WEST 2018」というそうそうたるメンバー勢揃いのライブでした。

ここでもまた開演直前のドタバタがありました。

そもそもは、Paul Jackson Jr. から11月14日に「東京でコンサートやるんだけど来れる?会いたいんだけど!」とメールを貰ったのがスタートでした。調べてみると、12日福岡、14日大阪、そして16日東京でと一日置きのスケジュールで移動していることが判明。大阪公演の前に私へメールを送ったという事情がわかってきました。すぐに「OK! 友だちと行きたいから2名分の席をお願いします!」と返信し5分後にはチケットを用意したと返信がありました。ここまでは順調です。

同行者もターゲットを決めておりました。実は3月末に Paul Jackson Jr. が来日した際にもご招待を受けたのでお誘いした人物が居ました。「 Paul Jackson Jr. の大ファンなんです!来日したらぜひ会わせてください!」と言われていた山脇オサムさんです。ギタリストで広く初心者ギタリストへの指導の事業もされています。彼は3月の際には遠くの実家へ行かれていた最中で残念ながら参加できませんでした。いつか山脇さんを Paul に会わせたいと思い続けていたのですよ。

そして今回の降って湧いたようなご招待に、迷わず再び山脇さんへ連絡したのでした。もちろん山脇さんのスケジュールはOKでしたので、待ち合わせを18時半にして当日を待ちました。すでに Paulへ渡すペダルを「May Queen」に決めて製作を進行していました。3月に会ったとき非常に興味を示していたのでね。

11月16日当日になり、家を出る前にサイン用紙のプリントアウトをしようとした時でした。どうもプリンタの調子が悪くて、イエローが抜けて写真が偏った色味になってしまうのです。しかしそれを修正している時間はありません。その最中にも Paul からメールが届いて「コンサート終了後は楽屋へ来てください。マユミさんというツアーマネージャーが居ますのでその方に電話してください。彼女が連れてきてくれます」と書かれていました。

ではちょっと早めに出ますかね・・・と妻に車で日吉駅に送ってもらっている最中でした。そのマユミさんから私の携帯宛に電話がかかってきたのです。「Paul のツアマーネジャーをやっていますマユミです。実は、コンサート後に楽屋へ入れない状況になりました。そこで Paul から開演前に会いたいので早く来てくれませんかと伝言です。面会場所はこれから手配しますので、受付に行かれましたらまずチケットを受け取ってから私へお電話ください」「了解しました。現在18時目標で移動中ですので、到着したらすぐにご連絡します!」実は、このコンサートの最終日だったのでスタッフ全員が打ち上げをすることになって、楽屋に入れなくなったというわけです。

その直後今度は私から山脇オサムさんへ「なるべく早く来てほしいと連絡があったのですが、何時に来れます?」「早くいけますよ18時までには」とうまくいきそうな気配でした。私は電車を乗り継ぎ、有楽町駅へついたのが18時5分でした。すでに山脇さんは到着済み。挨拶もそこそこに急いでCホールの受付へ向かい、チケットを受け取ってすぐにマユミさんへ電話。受付の近くに楽屋へ続く入口があり、その近くで待っているとドアが開いて、Paul とマユミさんが顔を出してきました。おおお!早くもそこに Paul が!手招きされて飛び込むように内部へ侵入完了!

「Hi! Tanabe-san!」と Paul に声をかけられ握手しつつご挨拶を交わしまして、山脇さんを Pau lへご紹介。山脇さんの表情は緩みっぱなし!緊張ではなく、嬉しさが滲み出していました。あまり時間もないこともあり、しかも通路での面会ですので、先を急ぎました。まずは私から「May Queen」を渡して「あなたが前回気にしていたのでプレゼントです!」と渡したところ Paul は大喜び!「自宅に返ったらすぐに試奏してサンプル音源を作ってみるよ!」と返してくれました。

「田辺さんはLAに来る用事は近々ありませんか?私はまたすぐに日本へ戻ってきますよ!」「私は今の所LAに行くスケジュールはありません。すぐに来るの?それは素晴らしい!それではまたお会いしましょう!」などと話しつつ、記念写真とサインをいただきました。山脇さんは「To OSAMUでお願いします!」と嬉しそうにサインされる様子を眺めていました。

実は私が友人たちをLIVEに誘う理由はこれなんです。憧れのミュージシャンに実際に会って話をしサインをもらい肩を組んで記念写真まで撮れるというのは、一般的になかなか出来ませんよね。友人たちがとても嬉しそうにしているのを見ると私自身に幸福感を湧き上がるんです。自分のことより他人の幸せそうな表情のほうがより幸福感を得られるんです。例えばこの写真はそう感じさせますよね!大の大人が少年のような眼差しですから!Paul のあまりの気さくさに山脇さんも驚かれていました。


面会時間が終わりに近づいたとき、Paul から「コンサートは観るの?」と笑える質問が!「もちろん!楽しみます!」とチケットを取り出してヒラヒラさせましたよ!これで、面会は終了!マユミさんにも丁寧にお礼を言ったところで、マユミさんのお住まいが当家に近いことが分かって急に親近感が湧きました!

もちろんその後のコンサートは素晴らしく、Paul のギターも堪能いたしました。「あっ!友達があそこで弾いている!」との感覚が私も山脇さんにもあり、とても感動されていて「田辺さんありがとうございました!何度でも握手します!」とお別れまでに10回ほど握手しましたよ。帰り道、小腹がすいていたので担々麺を山脇さんと二人で食べに。ごちそうさまでした!


下からのライティングが絶妙なCホールの床面です!

と、ここまで前日の続編でしたが・・・。実はスケジュールが絶妙であった事に気づいたのです。まず Larry のコンサートありきでスタートしたのですが、いつもであれば初日に行くことはまずありません。大抵は2日目か最終日です。ところが今回は、マネージャーの Rick が来ないと知ってなんとなく初日をリクエストしてしまったのです。それで11月15日に決定。そのため、Larry たちの移動時間の影響で混乱が生じてギリギリまでご招待が確認できないという事態に。その1週間後、Paul からの日時指定のご招待が11月16日だと。Larry のコンサート指定を16日にしていたら被ってしまってどちらかを諦めるハメになるところでした。絶妙なスケジュールのハマり具合だったのです。

実はこの日、母親が宮崎に帰るために16日は昼から羽田に向かいました。宮崎で「フェニックス・オープンゴルフ」開催の影響で飛行機は満席状態が続き、17時の便がやっと手配できました。私は18時30分には有楽町に行かなければなりません。母にはお願いして早めに出発ロビーに向かってもらい、私は Paul に会う準備のため慌てて自宅に戻ったのです!自宅着15時過ぎでサイン用紙をプリントアウトしたり、ペダルを梱包したりと。そして「早く来て!」のメールと電話が来て更に大慌て!

久々に、かつて仕事をしてたテレビコマーシャルの現場のようなケツカッチンの時間に追われる慌ただしさを感じました。心地よい疲労感でした。今日はのんびりしてますけどね!それにしても、35年以上前から知っている世界的に有名なギタリストから突然「君に会いたい!」とメールが届く不思議さが今回ありました。なぜか理由はわかりませんが Paul が私にかなり親近感を持っているようですね! それでは近い内にまたお会いしましょう!Mr. Paul Jackson Jr.!


本日の結論
立て続けに自分の写真を見ていると、他の人のように感じ始めるのはなぜだろう?

「独断倉庫」に関しての御意見は「啓示倉庫」へ書き込んで下さいな。



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