女王的映画談


2018年11月13日 気になった紙コップの結論!


これは本物の映像


「ペプシの紙コップ」

仕事が暇になると、あれもやりたいこれもやりたい、そうだあれも忘れていた!と色んなことを同時にやりたくなってね。でも体は一つだからそうは行かないと。そうなるとどれ一つとっても中途半端もしくは手付かずになってしまい、結局何も出来ない状態でモヤモヤする日が続くわけです。

そんなときは気分を変えて、やろうと思ってたことを全部忘れて全く違うことをやってみるってのも手のような気がします。例えば、11月12日はやるべきことがいくつかあったのですが、それらすべてを捨て去り映画を観に行きました。「ボヘミアン・ラプソディー」です。伝説のバンド「Queen」のリアルな姿を描いた映画です。フレディー・マーキュリーをメインにして彼らの歩んだ道をリアルに表現していました。いくつかのシーンで涙が浮かびましたね。嗚咽寸前まで行きましたし。

もともと、私はクイーンに対して思い入れはなく、またその時代に熱中したこともなく、気がつけばフレディー・マーキュリーの訃報に接していたという感じです。もちろん曲自体はいくつか知っていましたが、知っていただけのことでした。10年ほど前にギタリスト清水一雄さんと懇意になり、彼が日本におけるクイーンサウンド(ブライアン・メイ奏法)の第一人者であると知りました。

昨年の冬のこと。私は遊びで「讃田邉」なるサンタナサウンドを簡単に出せるペダルの試作をしていました。その際に、清水一雄さんはサンタナ・サウンドの研究でも第一人者であると知っていたので、相談してみることにしました。そしてすぐに試作ペダルを清水さんのライブに持ち込んで試してもらうことにしました。いくつかのご指導を仰ぎながら修正をしてい行くうちに、清水さんから「これをうまく修正するとクイーンも行けるかもしれませんよ!」との発言が。

そこで調子に乗った私は「May Queen」というブライアン・メイのサウンド専用ペダルを試作し始めました。やがて12月になり、何度かの実戦テストを行った結果「讃田邉」と「May Queen」が完成。すぐに清水一雄さんのライブに実戦配備となりました。そうこうするうち、清水さんが「ブライアン・メイ奏法セミナー」を開催されるようになり、私も2回招待されて参加しました。その内容はマニアには嬉しい分析具合と実際にどの様に演奏されているのかの実践セミナーでした。門外漢の私でさえ思わずニヤつく面白さでした。

それともうひとり、ブライアン・メイのギター「レッドスペシャル」のデッドコピー製作者で有名な Kz Guitar Works の伊集院さんともお近づきになり、ギターと奏法とペダルとの三つ巴でクイーンに関して私自身が興味を持ち始めたのです。そうやってある程度知識をため込んだところで映画「ボヘミアン・ラプソディー」の鑑賞でした。知識のある無しで、見えてくる部分は違いますよね。他の方なら全く気にしないシーンでグッときたりして感情が揺さぶられました。

さりげないシーンなのだけど、最後のライブのシーンでフレディーがコールアンドレスポンスを叫ぶシーンがあります。そのアップのシーンで後ろにブライアン・メイが後ろ向きに立ってギターのチューニングをしていました。ほんの短いカットですが、確かにライブの時にはその瞬間にチューニングするのは理にかなってますよね。リアリティー全開です。グッと来ました。で、念のために、帰宅後に本物のそのライブ映像をYoutube で観たところ・・・なるほど!本当にそのシーンでブライアン・メイは後ろ向きになってチューニングしているんですよ!

もう一つ気になっていたシーンがあって、ライブのシーンでフレディーが最初にピアノを弾きながら「ママ〜〜〜」って歌い出すシーンでピアノの上に飲み物の紙コップがたくさん置いてあるのですが、殆どがペプシコーラのマーク入りです。この紙コップの群れに何の意味があるのだろう?と気になっていたのですが・・・。Youtube で本物の映像を見たときに大笑いしました!そこには映画とそっくりの位置に置かれたペプシの紙コップがあったのです。そうか・・・本物の映像は、テレビ中継で流されたもの。スポンサーの紙コップだったのですね!


本日の結論
なぜ私は紙コップが気になったのか?もともとテレビコマーシャルを作っていたから!

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