瞬読的実践感


2018年10月08日 瞬読を実践で確認してみる!

未読だったこの本で実践確認してみた!



「車で言えばリミッターを外すという感じでしょね」

昨日のネタの続きです。
「瞬読体験セミナー」に昨日参加しての帰り道、手軽に自主トレするにはどのような方法があるだろうか?と電車の中で考えつつ作戦を練っていました。そしてある一つの簡単な方法を思いつきました。「メトロノーム強制読書法」とでも言いますかね。メトロノームにセットしたカウントに合わせて強制的に2行づつ読み進むという作戦です。この2行というのが重要なポイントです。1行じゃダメなんです。やがてはそれを3行4行と広げていけば、飛躍的に読書スピードが上がると踏んでいます。それが出来る頃には「音声」ではなく「映像」として脳に流し込む感覚になるだろうとの予測です。瞬読を極めた人々は、その読み幅が行単位ではなくページ単位になっているんでしょうね。

実戦テストする前に、まずメトロノームの準備です。iPhone 無料アプリにメトロノームがありますので、それを使います。メトロノームのカウント設定をいくつか試してみて、ギリギリ行けるかもと思えたのが 120 でした。この本の縦文字数は42で、2行まとめ読みですので「一分間 5,040 文字」の計算になりますね。昨日セミナー会場での最終測定では「一分間 3,700 文字」でしたので、あえてそれより。36% 早く設定してみました。 これはセミナー前の時点「一分間 800文字」の6倍以上のスピードに当たります。いきなり出来るのでしょうか?

試算してみます。
本のページ数 365ページ。一ページの行数20行。一行の文字数42文字。これを掛けると305,760文字ですが、実際には改行や短い行もあるので、280,000文字程度でしょうかね。「一分間 5,040 文字」で読み進めると56分程度で読み終わることになります。本当か?理論と実践にはズレが生じるのは当たり前ですね。しかし、瞬読を極めてくると「一分間 280,000文字」をクリアする方もいるわけですからね。そうなると1分でこの本が読破できることになります。ふぇ〜〜〜!!!とりあえずやってみます。

2018年10月07日15時ジャスト、メトロノームのカウントを開始。1カウントごとにページの上から下へ目線を走らせます。2行分一度にです。次のカウントまでに行の一番下まで目線を送ります。次のカウントで一番上に戻ります。カウントごとに目線を上下に移動させる感じです。少し読めなくてもそこは無理にでも次の行へカウントに合わせて進みます。強制的です。

徐々に慣れてきて、心の中の音読が薄らいでいきました。頭の中で音読するだけでもスピードが上がらなくなるのですよ。なるべくそれを排除するように強制的に読み進めるわけです。すると1時間ほど経った時、急に楽になり始めました。リズムに乗っているぶんだけ自動的に目線は上下を繰り返し、しっかり文字を読んでいないのに文章の意味も頭に残ってきます。不思議な高揚感がありました。そして頭の隅で「えっ?もう半分を過ぎた!」と気づいたのです。

ここからは慣れてきたこともありましたが、ややリズムに乱れが生じ始めました。多分脳が少し疲れてきたのだと思います。まだこの強制読書法に慣れていないですからね。時々1行読みをしているのに気づいて修正を加えました。しかし、なるべくリズムをキープしつつ読み進めました。小説の内容もいよいよ佳境に入り、これだけのスピードで読んでいるのに内容をしっかり認識できて楽しんでいるのを感じましたね。

やがて最終ページに辿り着きました。時計を確認すると17時ジャスト!まる2時間の読書タイムでしたね。しかし、事前の計算で理論上56分で読めるはずが現実には2時間です。計算してみると「一分間 2,500文字」程度の実践具合でした。結果は、受講前の「一分間 800文字」からすると3倍程度の読書スピードです。なるほど・・・。これを繰り返していくと少しずつスピードが上がっていく気がします。せめて「一分間 8,000文字」当初の10倍にはしてみたいとの願望が湧いてきました。それをクリアするためには、週に3冊程度は読んでトレーニングしないとダメでしょうね。果たして自主トレでそれは可能なのか?これから BOOK OFF 通いが頻繁になりそうです。体力的には200ページ程度の本を選んだほうが適当な感じがします。しばらくこの訓練を試し続けたいと思っていますが・・・。

総論として書くと、体感的には従来の2倍程度の速度であれば安定した読書ができるかなと。つまり「一分間 1,600文字」であれば、楽にこなせる感じですね。これは勝手な予測なのですが、おそらく「瞬読の壁」がそこにはあってそれを乗り越えると一気に加速する気がします。たぶんその壁の本質は「文字列を音声ではなく映像として1ページ単位で脳に流し込むテクニック」でしょうかね。例えるなら「英会話の壁」のように、ある日突然相手の話す英語が楽に聞き取れるようになる瞬間があります。私も一瞬にして「無意識の英会話への抵抗感」のような壁が崩れて楽になった記憶があります。「瞬読」の本格的なセミナーを受け続けるのはその壁を乗り越える訓練だと思うのですよ。車で言えばリミッターを外すという感じでしょね。エンジンが耐えられる限度までいくらでも加速できると。理屈としてはそう解釈しましたよ。


本日の結論
一回目の実践では理論値とは倍近いスピード差が生まれてしまったと・・・!

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