焼酎的公演話

2018年10月03日 面白い組み合わせで集合だ!


Blue Note Tokyo 2018.10.02



「お気に召せば次回も同じ焼酎を差し入れますよ!」

昨夜は、Blue Note Tokyo で「JING CHI」のライブでした。もちろん Robben Ford 参加です。今回は、Robben 以外のメンバーの希望により楽屋訪問はできませんでした。まあそれは良しとして、今回はトリッキーな状況でここに至りましたので、その経緯を書いてみましょう。

事の起こりはもう1か月以上前ですが「JING CHI」のライブが有ることを知った時から始まりました。すぐにツアーマネージャーの Rick にメールを送ってみました。Rick は Robben Ford や Larry Carlton のツアーマネージャーをしています。ナッシュビルでは有名なギターテック件ツアーマネージャーで元ギタリストです。彼は昨年10月頃、足に大怪我をしてしばらく身動きがとれませんでしたので、昨年末から今年にかけての Robben や Larry の日本公演には参加していませんでした。そのため毎回代打ちマネージャーが Blue Note Tokyo への私のアテンドをしてくれたのですがね。

Rickから10日間ほど返事が来ませんでした。あらら?Rick はまた調子悪くなったのかな???と思い始めた頃、宮崎のギタリスト神埼充さんからメッセージが届きました「9月30日か10月2日のブルーノートロベンフォードに行く予定です。いずれも2ndステージになります」との内容でした。

そこで、もう一度 Rick にメールを送ったところ今度は直ぐに返事が来ました。そして私をゲスト・リストに加えるので人数と日にちを指定してくださいとの内容でした。足は回復して問題ないとのこと。それは素晴らしい!と10月2日セカンド・ステージをお願いしました。その旨、神崎さんにお知らせしましたところ・・・。

その直後、神崎さんからメッセージが届いて「私達も10月2日セカンド・ステージのチケットが取れました。会場でお会いしましょう!」とね。実は、神崎さんは「宮崎エアポートギターショー」の主催者の一人です。昨年、今年と2回ほどお世話になり、東京でお会いするのが楽しみでした!ご招待するつもりでしたがすでにチケットを取られていたので、他の方を探そうとした時ふと思ったのです。


左側 山下 浩さん        右側 神埼 充さん

もうひとりお世話になったヤマハにお勤めの山下浩さんも「宮崎エアポートギターショー」の主催者の一人です。いつもであれば全国を飛び回り、高校の軽音楽部へギターを始め様々な楽器の指導に行かれてお忙しいのですが、問い合わせると10月2日は珍しく在京であると。前回も Robben にご招待したのですが、今回はギターショーつながりで再びお誘いしました。神崎さんと山下さんの東京での顔合わせが楽しみです。招待枠は私を入れて4名でしたので、残り2名分。

残り2席はこうしました。以前から Robben 大好き!と言っていた方がいました。そして今までに何度もライブのたびにお誘いしたのですが、残念ながら「いま北海道でロケの真っ最中です!」とか「四国でバス旅行のロケ中です!」などといずれも仕事絡みでご招待することができませんでした。今回もダメ元で問い合わせると「行きたいです!」と即決!この方は俳優兼ミュージシャン、そして最近は調理師免許を取得してシェフまでやっている内田朝陽さんです。当家にも何度も遊びに来られたことがあり仲良くしています。

さて、残りは1席となりました。ここでいつもの方に連絡しないわけには行きませんね。プロギタリスト是永巧一さんです。私のペダル人生のスタートは彼から始まりました。「Larry Carlton や Robbn Ford のサウンドを目指せ!」とペダル開発の1年前にすでに指針を示していただいていました。私の作った試作機ペダルのサウンドに対して初めて「OK!」を出してもらったのも是永さんです。そして数年後、Larry Carlton や Robbn Ford が私のペダルを使い始める事態となりました。

是永さんにスケジュールをメッセージで問い合わせると、10月1日の作業次第で10月2日のスケジュールが決まるとの返事でしたが・・・。翌日になり、なんとその作業が内田朝陽さんとの作業だと判明!な〜んだということで無事にご招待が決定です!これで全席が早い時期に埋まりました。いつもはぎりぎり当日まで決まらずドタバタするのですが今回は早めに決まって楽でした。神崎さんや山下さんに、是永さんをご紹介したいと以前から思っていましたので良い機会となりましたよ!

昨年11月の Robben 公演の際、楽屋で Robben Ford がご機嫌に焼酎を飲んでいました。それを山下浩さんと見ていたのですよ。ステージでも焼酎を舐めながら演奏していたようですがね。そこで焼酎好きならと、今回は手土産に私の郷里、宮崎県の焼酎「赤霧島、茜霧島」の詰め合わせを持参しました。Rick も焼酎が大好きだと聞いたのでお二人分用意しました。気に入っていただくと嬉しいのですが。



Blue Note TOKYO へは19時15分に到着しました。ちょっと早かったですね。20時前には会場ロビーに4名全員集合できました。久しぶりの顔合わせです。


内田朝陽さん    是永巧一さん    山下浩さん     私   

受付で招待のコースター型チケットを貰った時「本日は満席ですので、ご招待は楽屋前の通路で立ち見になりますがよろしいですか?」と伝えられました。望むところです!ところが・・・開演直前になって係員がやってきて「シート席が一つキャンセルになりましたので、よろしければどうでしょうか?」と有償でしたがお誘いの言葉が。迷わず即決!これでゆったりと座って楽しめます!

席に案内されてみると、ステージの真横。すると目の前に Rick が Robben のギターをチューニングしている姿が見えましたので、私はRick へ挨拶のためステージに向かって歩きました。Rick もすぐに気づいてご挨拶!彼の足はすっかり回復して今は毎日ランニングをしていると嬉しそうに語っていました。

そしてすぐに私のテーブルに来てもらい、持参の焼酎セットを Robben の分も一緒にお渡ししました。その際に Rick から出た話。今年の2月に Rick から頼まれて、ナッシュビル在住マンドリン奏者の Mr. Sam Bush へ禅駆動を贈りました。Samはとても気に入り、毎回ライブで使っていると。しかも禅駆動によって彼の演奏スタイルの変化まで現れてきたとね。禅駆動一つで演奏スタイルまで変化させてしまうとは実に面白い話です。製作者冥利に尽きます!

「 JIN CHI 」ライブそのものは、言うまでもなく皆さん充分に楽しみましたよ!私にはちょっと難しい音楽でしたがね。ちなみに Robbn は相変わらず焼酎ナメナメしながら演奏してました。ステージ終了後、マネージャーの Rick に挨拶しようと楽屋入口で待っていましたが、なかなか出てこなくて会場を見回したらステージ上にいました。最終公演が終わったので機材整理を始めていたのです。ステージに向かって声をかけ、ちょっとだけお話を。「Larry は焼酎を飲むの?」と聞いたら「いや、彼はウォッカだね!」との返事。なるほど!「お渡しした焼酎がお気に召せば次回も同じ焼酎を差し入れますよ!」とお約束しました。そして次回 Rick が来日するのは早くも来月11月15日からの Larry Carlton ライブです。果たしてまた焼酎を持って会いに行けるのでしょうか?楽しみです!


Mr. Rick Wheeler



本日の結論
面白いつながりで集合して楽しい夜となりました!Rick が回復して何よりでした!

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