2018年06月18日 素材がもろくて苦戦!
ハンドル材の概形削り出し後に仮合わせ。
「おいおい!本当にやるのか?」やっと自作ナイフの材料が揃ったので、ハンドルの試作をしてみます。本日の内容は、あくまでも私自身の記録のために書くものです。後々、参考にするためですのでご興味が無い方はとっとと離れられたほうがよろしいかと。
今回の作業結果によって、この先さらに深く足を踏み入れるかどうかを見極めようという作戦です。以下の画像以外に必要材料が、3mm経の真鍮棒15mmが5本と、二液式のエポキシ樹脂接着剤。
最初にハンドル材二枚を両面テープで張り合わせ、二枚一気に概形を切り抜きます。使うのはボール盤。3mm程度のドリルで外形に沿って穴を開けその穴を繋いで外側の不要部分を切り落とします。気をつけなければならないのはこの素材が脆いということ。余分な力を加えるとすぐに欠けてしまいます。ではやってみましょう!
概形が切り落とされた状態。
作業中に痛いので、外側の尖った部分を電動ヤスリで削ります。
概形を出したハンドル材は二枚貼り合わせたままですので、カッターナイフで元通り二枚に剥がします。それをブレードの上に仮載せしてサイズに問題ないか確認。ここまでは何一つ問題なしですね。
ブレードとハンドル材をアセトンで拭いて、油分を除去してからエポキシ接着剤の二液を混ぜます。4分で硬化しますので、手早い作業が必要ですね。まずは片面を貼り付けて、クリップではさみしばし放置です。
20分経つと次の作業に移れる強度になります。片面が終わったら、ブレード側から真鍮ピン用の穴を5つ開けます。開け終わったら反対側のハンドル材も貼り付け20分後さらに、真鍮ピン用の穴を貫通させます。下に補助の木材を置かないと反対側が大きく欠けてしまうので注意!上側も穴の周囲が少し欠けてしまいましたが、いずれ仕上げで削り込むので今のところ問題なし。しっかし脆すぎる素材だわ!
次はピンの打ち込みです。3mm経の真鍮棒は強く打ち込むことで、内部で変形し抜けなくなります。しかしここで思わぬ盲点が。ピンを打ち込むときの力の加え方です。初めてだったので、どの程度で良いのか判らず、弱目にやったらズルズル抜けるし、強くやりすぎるとハンドル材が欠けるしで結構微妙な神経を使う作業でした。余談ですが、3mm経1mの真鍮棒を買ってきて1.5mm程度を5本切り出すのが結構大変でした。握力との戦い!
ここまで来るとほぼ基本的な作業は終了です。あとは、理想的なグリップに近づけるための削り込み作業になります。しかし、この状態でじっくり眺め回してみると、この先は「電動ベルトサンダー」が必要なのでは?と感じます。美しく均一に仕上げるには不可欠の機材のような・・・。とりあえずは、ボール盤でどこまでやれるかを試してみます。それでもだめな場合は、やはり「電動ベルトサンダー」の導入ですかね・・・(おいおい!本当にやるのか?)。次に作りたいタイプのナイフでは「電動ベルトサンダー」が必要であると感じていることもあってね。ううむ・・・そこまで追求するべきことなのか?と自問自答しておりますが!
本日の結論
結局、新しく見つけた趣味ってどんどん深みにハマっていくんですよね!
「独断倉庫」に関しての御意見は「啓示倉庫」へ書き込んで下さいな。
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