刃物的妄想増

2018年06月14日 いくつか手を出してみた!


理想に近いシェイプだったので、これに手を出してみた。



「財力が許す限り遊ぶ!」

済まない!本当に済まない!完全にネタ詰まり状態が続いてしまってね・・・身動きがとれないのですよ。いわゆるスランプというやつかね?いやいや、社会ネタを述べようと思えばいくらでも書けそうなのですが、一応の縛りとしてよっぽどのことがないと基本的に社会ネタは扱わないという方針で・・・。

何故ネタ詰まり状態になっているかと言うと、まず暇だということ。仕事があまりなく、積極的に仕事しようという気もないので生活に動きが生まれず、ぼ〜っと無駄な妄想する時間だけが過ぎていく日々なのですよ。天気がよろしくないので外に出ることもなく、そうかと言って晴れたから出かけるかとも思えず、ダラダラとね。

ネタ詰まりというより、精神状態が今あまり動こうとしていない感じですかね。なにか新しいことをという飢餓感がないと言うか、そこでついついネットでナイフ探しをしてしまうのですよ。またしてもナイフ話になってしまうのですがお許しください。

「刃物に対する妄想」とは一体なんぞや?と思われるでしょうが、ナイフの仕上がりについてその作業を妄想してしまうのですよ。詳しく書くと、まずはナイフ全体の形状。理想はラブレスのドロップポイントなのですが、高額すぎて手に入れるのはちょっと躊躇します。そこで「自分で作ったらどうなるのか?」と妄想を始めるわけです。

ネットで探してみると、ブレードだけの半仕上がり品がたくさん売っています。一番機材が必要な部分が処理されているのでまずはその半完成品を手に入れて、ハンドルの整形練習をしてみようじゃないかと考えたのです。そして、ハンドル材と半完成品のブレードもオーダーしました。しかし、その後気づくのです。ハンドル材がブレード材の寸法に1cm足りないことにね。さあどうする?ここから妄想が膨らみ始めるのです。新しいハンドル材を買うのか?それともたりない1cmを他の材で補うのか?補うとしたらその方法は?

完成品のナイフをネットで探しまくってハンドルの形状を参考にしました。ふむふむ・・・なんとかイケそうな気がしてきます。しかし現時点では、まだ現物は手元にないのですからひたすら妄想なのです。こうしたらイケるのではないのか?とシミュレーションを脳内でしつこく繰り返すのです。その方法をやるとしたら材料はどこで手に入れるのか?最も価格が安い店はどこか?そんなことを一日中繰り返すのです。

そして捜索とシミュレーションに疲れ果て、うたた寝した直後に「俺はナニを勘違いしているのだ?ナイフ職人になりたいわけではないだろ?理想に近い完成品のナイフを手に入れたほうが早いのではないか?」といきなり自己否定が始まるのです。そう!自分の中でまだ「煮詰まっていない感情」が揺れ動いているのですよ。ということで、一旦休憩の後、完成品のナイフ探しに突入してみました。

すると意外な展開が待っていました。ナイフと言うとついついアメリカ的なものと無意識に考えてしまいますが、それを無視すると全く違う発想が生まれるのでは?と捜索範囲を広げてきました。すると!「ダマスカス鋼」を使ったナイフの存在が浮かび上がってきました。詳しくは書きませんが「ダマスカス鋼」を使ったナイフはほぼ高額です。なかなか手を出せません。しかし!盲点がありました。インドやパキスタン、アラビア半島では「ダマスカス鋼」製のナイフが結構作られているんですよ。さらに「安価」であるということ。人件費の問題なのでしょうがね。

ですが、ここに一つの問題点も浮かび上がります。日本人の「製品クオリティーコントロール」に慣れている私にそれらの国で作られたナイフが心地良く見えるのでしょうか?はい。ここでキーワドが出ました「心地良く」です。何かと言うと、ナイフは切る道具です。されど、ナイフを手に入れたからと言って実際に切ることに使うのではなく、単なる収集癖がさせているだけです。眺めてニヤつくだけの趣味です。そうなるとクオリティーは「見た目重視」となります。美しい仕上げが要求されるわけです。

ネット上で買える、インド、パキスタン、アラビア半島の製品は写真を見るとやはり荒く見えます。日本人的な商品の完璧さを求めるとアウトです。そうなると、手に入れてから自分で手を加えて完成度を上げるか?とも考えてしまいます。これ「妄想」です。一体どうすれば完成度が上がるのか?は現時点で全くわかりません。でも妄想でその作業をするのです。

そんなことをやりながら、さらに他のナイフも探しまくります。そうすると「えっ?なにこれ?」とイギリスのメーカーにぶち当たりました。どうもインド、パキスタン、アラビア半島の製品を扱っているようです。ナイフ自体も安いのですが、送料も安い。どれどれ?と調査してみると・・・ははあ・・・安いはずだオークション形式なので、スタート価格は1ドルからとなっています。要するに入札してみなきゃ落札価格はわからないのですね。てなことで、3本ほど入札しておきました。私が理想とするシェイプとは違うのですが、新しい方向性として「やすけりゃある!」と判断したわけです。数日中に全部の入札結果がわかります。つい先程1本は私の入札価格を蹴飛ばされましたので、残り2本です。

なんてなどうでもいいような遊びを一人でやっていた時、また新しいメーカーを見つけました。そのショップで2本ほど気になるナイフを見つけました。1本はかなり理想に近いけどちょっと力強さがない感じがします。いざとなったら手に入れてもいいかな?やすいし。という程度ですが。もう1本は「僅かに理想から外れているけれど範疇!」という感じです。あくまでも形状だけの問題ですがね。写真だけでは仕上げは全くわかりませんし。その後、数時間悩んだ末に購入ボタンを押してしまいました。今年のテーマは「財力が許す限り遊ぶ!」ですから、あれこれ悩む暇があったら手に入れて「ふ〜ん、この程度か!」と判断するほうが早いし、うまく当たればそれで良しと。ま、あまり期待はしていないのですがね。一つ気になる部分があるし・・・。


理想に近いシェイプだったので、これにを手を出してみた。

それ以降に別のショップでほぼ理想とするナイフ形状の商品を見つけたのですが、残念ながら「日本へは出荷しない」と書かれていました。時々見るネット販売での「日本へは出荷しない」のお断りは何故なんでしょうね?日本が嫌いなのか?それともその商品がそもそも日本で作られているとか?


本日の結論
悩んでいる時間があったら、とっとと手に入れろ!

「独断倉庫」に関しての御意見は「啓示倉庫」へ書き込んで下さいな。



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