解明的刃物謎

2018年05月30日 ある謎を究明する!

こんなブレードだけが売っていたので練習用に入手!


「あえて正解を書かない」

結局、ナイフに対する興味がずんずん育ち始め、Wishだけでなくamazonやebay にも調査の網を広げ始めました。すると・・・面白いことがいくつも見つかりました。Wishが一番安いと信じていた品がebayでは同じ値段なのに送料無料となっていて思わず買ってしまったり。自分で作るナイフの材料なのですがね。でも、それはサイズが私の希望より少し小さいので、来る日への練習台として使うことにしました。これで手こずるようでは本格的なナイフ作りには手を出せませんからね。

いろんなサイトを見ている理由は材料の発見もありますが、ナイフそのもののデザインが面白いからです。思ってもいなかったデザインのナイフがあって「これって使いやすいのか?」とか「どうやって研ぐんだろこれ?」と思わせてしまう不思議なデザインのものもありますね。それから使うことはほぼ考えていないで「鑑賞用」としてのナイフもありますよ。もちろん使えるナイフなのですが、買った人々の評価で多くの方が「観賞用」として入手したと書いていますし。

ナイフや刃物に興味がない方々に「観賞用」と言っても「なにそれ?」と思われるかもしれませんが、現代では「日本刀」がそのいい例ですよね。本当に使う方はまずいないですから。使うのはあっち方面の方だけ。ほとんどの所有者は飾ることもなく、金庫の奥深くに仕舞われてると推測いたします。

それから驚いたことがありまして、COLUMBIA KNIFE があまりにも安い!「材料費にもならないぢゃん!」と思わせるほどです。写真で見る限りはとても立派なのですが、購入者の評価を読むと「素晴らしいけれど、刃の研ぎがいまいち。自分で研ぐと生まれ変わる!」というものが多かったですね。要するに「素材は良いから自分で研げる人だけ買ってね!その分安くするからさ!」と言うこと。アマゾンで COLUMBIA KNIFE を検索してご覧ください。本当にその値段に驚きますから!

以前も書きましたが刃物の持つ機能美は「単機能」の美しさです。切る、または刺すという目的だけのために作られ、その機能美に溢れていながら決して使われることはない日本刀や、キャンプやサバイバルで使うことはあっても、ほとんどの所有者が引き出しに仕舞いこんで時々眺めるだけのナイフなど、本来の目的からは外れていますが、ギターだって同じようなもの。弾くために作られたギターであってもその機能美を見せつつ、結局は当家でほとんど観賞用として鎮座していますからね。


こんなデザインのナイフもある!

そして、機能美とは全く違う観点で見つけたナイフがありました。AK47モチーフの変な形をしたナイフです。フォールディングナイフですから刃が折りたたみできます。まずは上の画像を見てください。デザインが変でしょ?しかも、ナイフの上部にはLEDライトが付けられています。サバイバルナイフという位置づけですね。そもそも、こんなデザインでナイフとしの機能性はどうなのだろう?と気になりました。というのも、フォールディングナイフなのに、ブレードのロックやリリースする機構がこの写真では見当たらないからです。肥後守と一緒の状態といいますか・・・肥後守は使用者の親指がロック機構として作用していましたが、しかしこれはそんな仕様になっていないし、このブレードのサイズでロック機構なしでは使い物になりませんからね。



ナイフの長さを三種類比較している写真を見て、私が使うならセンターのサイズだなあ〜などと考えていたら・・・。あることが気になりました。一番下の手に持っている写真の「持ち方」が変なんです。通常、ナイフを見せる写真ならナイフの右側に右手を置いて、全体像を隠さないように見せるはずです。何故こんな写真にしたんだろう?上の三段にあるナイフで全体像は見えているのだから、あえて手に持ってこんな見せ方をするのはどんな意味があるんだろう?としばし悩んでいました。(普通こんなことで悩まねえよ!)


最初に見つけたフォトショップ修正疑惑の画像!

そして、ある疑惑が持ち上がってきました。似たようなケースが他にもあったからです。「ひょっとしてアレか?」他のナイフでその「異変」に気づいたとき「あああ!!!これは明らかにフォトショップで加工しているな!」と思ったものでした。つまり、AK47ナイフでも全体像が見えている写真は「フォトショップ加工されている!」という判断です。手で隠れて見えない部分にその「謎」が隠されていると。そして!理解しました。やはり「アレ」だとね。そうであれば、手で隠した意味がわかります!

ここであえて「フォトショップ加工されたアレ」の正解は書かないことにしましょう!「えっ?正解を書かないの?ここまで読ませておいて!」へへへ・・・イラッとするでしょ?あえて正解を書かないことがヒントであると言っておきましょう。ナイフ好きならすぐ解るはず!
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ということで正解発表です。

これらのナイフは、スイッチド・ナイフとかジャック・ナイフと呼ばれる飛び出し型ナイフです。固定している刃をリリースするスイッチとセーフティースイッチが不可欠なタイプのナイフです。禁止している国が多いのでこのように画像を処理して広告写真ではスイッチを消しているんですね。下の画像ではそのリリーススイッチとセイフティスイッチが見えています。

リリーススイッチは刃を収納したときのストッパーも兼ねています。刃には収納した場合常に強いスプリングで外に押し出そうとする力が加わっています。リリーススイッチが無いとストッパーが無いことになり刃を仕舞うこともできません。

 


本日の結論
なんだかまた変なことを面白がっています!

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