機材的再設置

2018年02月15日 機材の確認と構成変更!



「新しい音出し環境が整いました!」

ほとんどギターを弾かなくなって久しい私です。2005年春頃からですのでもう既に12年を過ぎていますね。最大の原因は鬱病によって暗譜できなくなったこと。当初は記憶力が異常に低下して、音の並びが全く覚えられなくなったことでいくら練習しても翌日にはもうまったく弾けない状態に陥っていました。挫折感増大で、そこからあまりギターに触ることもしなくなってしまいました・・・。

とは言え、2007年からギターペダルを作り始めたことで、サウンドチェックのためにはギターに触る必要があり、曲ではなく短いフレーズ音を出して確認するという作業を繰り返していました。しかし、その後もモチベーションはまったく「曲を弾く」という方向には向かわずでした。

さらに、ペダルが売れ始めて多くのプロギタリスト達に会い彼らの演奏を聴く度に「私には無理だね・・・」と劣等感が掻き立てられるだけで、さらに弾くことから遠ざかっていました。しかし、私の周りには機材が沢山転がっています。ギターや機材は使ってなんぼというか、使っていないと端子表面が酸化して傷んでしまいますよね。

2015年の1月。数多くギターを所有しているのに、このまま放置し続けるのはマズイと基礎から練習をやり直し始めましたが、諸事情により急遽「英会話」のレッスンに励み始めたので、ギターの練習に時間が取れなくなり・・・いつの間にか止めてしまいました。

昨日、久々に部屋にあるサウンド・チェック用機材の構成を変えてみようと動きました。きっかけはいつも使っていたパイソン柄の「Fender The Twin」(2011年1月にジャンクをレストアした個体です)気に入っているのですが、なんとなく調子が悪くなってノイズが出がちでした。色々対策を行ったのですが、そろそろ本格的に基板をイジらないとならない状態のようです。てなことでもう一台常設する試奏アンプの必要があると。

引っ張り出したのは「Ceriatone Overdribe Special」2008年2月に買って回路をMODまでしたのに、その後殆ど使わず10年間放置していました。というのも、リバーブを搭載していないので私にはどうも使いづらかったからです。しかし、ふと思い出したことがありました。数年前に Henry Kaiser から「WET reverb」をプレゼントされていたのです。これまた使わずひっそりと引き出しの中に。これを「Ceriatone Overdribe Special」のセンド・リターンへ挟み込めば上手くいくのでは?と今更ながら気づいたのですよ。

仕舞い込んでいた両方を引っ張り出して、まずはケーブル類を繋ぎこんでサウンドチェックですが・・・。見事に音が出てくれません。そりゃそうですよね。長年使っていないのですから端子表面が酸化してますよね。すぐに行動開始!シールドケーブルの端子ももちろん磨きまくり、各ジャックもすべて接点復活剤を少し使って磨き直しました。再度組んでみると・・・やはり音が出ず・・・。

もう一度怪しげな部分を磨き直してみると、無事に「Ceriatone Overdribe Special」サウンドが出ました!次にセンド・リターンに繋ぎこんだ「WET」のチェック。これまた音が出ず・・・。やはりジャックの磨きが足りないようです。接点復活剤を余ったジャックに着けて差し込みグリグリと回しつつ抜き差しを繰り返しました。

では、最終的な設置をしてみましょう。ふっふっふ・・・「WET」が無事に作動!これでリバーブ付きアンプと同じ状態になりました。「WET reverb」はかなり自然なリバーブ感なので問題なし!これでクリーン・チャンネルのチェックが終わりましたので、次に Overdrive チャンネルのチェック。問題なく歪はOK! ではクリーン・チャンネルに弾駆動を繋いでチェックしましょう!これまた気持ちよく歪んでくれました!

ちなみに、スピーカーキャビは「TONE TUBBY」の8Ωです。元は16Ωが積んであったのですが、数年前にKOREちゃんが使っていた8Ωを別のスピーカーに積み替えのため手放したいと言うので、買い取って乗せ替えました。充分にエージングが出来ているので全く問題無しで快適!


全体のチェックを済ませて、シングルコイルとハンバッカーでの試奏確認です。アンプの各スイッチ類も作動確認します。ポットはガリがなくOK!スイッチ類も正常に切り替え出来て合格です。ですが、センド・リターンの「WET reverb」用シールドが長すぎてちょっと不格好だったので、短めの専用ケーブルを新しく作ってセットし直し。これで、新しい音出し環境が整いました!

で・・・最終チェック!音出ししてみると・・・なに?なになに?先程まで快調に音が出ていたのにブーンというノイズだけしかでません。えええ!!!ジャック類を抜き差ししましたけど・・・音が出ず・・・。何でだい?先程音が出た時の状況を反芻してみると・・・。最後に刺したジャックは・・・。あああ!!ひょっとして!!!やっぱりそうでした。作り直したケーブルのセンドとリターンのジャックがイン・アウト逆に刺さっていました!!!刺し直して無事に完了!

久々に時間がゆったりあって新しい音出し環境が揃ったら、なんだか楽しくなってきて音出しチェック後も、しばらくギターを弾き続けていました。まっとうな曲ではなく、なんとなくいろんなフレーズをポロポロとね。クリーンで弾いたり思いっきりアンプで歪ませたり、ペダルで歪ませたりとね。気持ちよくて1時間ほど遊んでいましたよ。


本日の結論
また少し練習してみるかなあ〜。

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