初日的合衆国

2018年02月03日 昨夜帰国いたしました!


The NAMM Show 2018 前夜



「NAMM SHOW 2018前夜」

しばらく留守をしておりましたが、昨夜帰国いたしました。ざっとしたスケジュールは1月24日に日本を出てまずはカリフォルニアの東側にあるアナハイムへ向かいました。そして NAMM SHOW 2018 の視察後、サンフランシスコの少し南側に有る Santa Cruz の Henry Kaiser 邸でホームステイ4泊しました。

このスケジュールだけだとナンノコッチャという感じですので、これからその道中のあれこれドタバタを日付順に書いてみます。ほぼ私の記憶を定着させるための記録になると思いますので、退屈かもしれませんがご理解くださいませ。

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まずはなぜこの旅を実行したのかという状況から。
ここ数年に渡り、おなじみのアメリカのギタリスト Mr. Henry Kaiser から「NAMM SHOW においでよ!」と何度も誘われていたのですが、旅費がかなり掛かることもあって、なかなか重い腰が上がらずが続いていました。昨年頭にまた誘われて・・・今度はどうする?と悩みましたが、もう一つの行くべき理由を見つけました。

2015年5月から3か月、私は英会話のレッスンを受けました。その直後、その成果を試すため Santa Cruz にある Henry 邸に8日間のホームステイをしました。確かに英会話レッスンの成果が出ていてヒヤリングがかなり楽になっていました。しかしまだまだだなあと確認しつつ帰国しました。あれから2年、その間に英語ネイティブと話す機会はほんの僅かでした。私の英会話能力はどの程度残っているのだろうか?との不安もあり、NAMM SHOW を口実に日本人がいない環境で英語漬けの8日間特訓を企てたのです。日本人がいると、どうしても日本語に頼ってしまうのですよ。ついつい英語を口にするチャンスを逃してしまいます。結果として大成功でした!詳しくは徐々に明らかにしていきます。

そういうわけですので「NAMM SHOW 視察報告!」とは全く違う結果になると思います。
まずは、これから前半4日間に書く文章に出てくる人々の大まかなご紹介をしておきましょう。

Henry Kaiser :
アメリカの有名なギタリスト。グラミー賞受賞経験あり。65歳

ED Pettersen :
Henry の友人ギタリストで、私のペダルのユーザーでも有る。55歳

Sid Stephen :
Henry の義理の父親、ウクレレとギターの奏者。歌も上手い。77歳

Bobby White :
かつて私の仕事でいつもコーディネーターとして働いてもらった方。
今は音楽と映画が仕事。日本とアメリカのハーフなのでバイリンガル。

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01月24日

昨年末にインフルエンザで寝込んで丸一か月経ちましたが、なかなか体調が良くならず、気管支炎も併発して日々咳が止まらない状況に体力がガックリ落ちて、妻も「本当にアメリカに行くの?大丈夫?」と心配していました。出発当日は妻に外せない用があり、自力で羽田国際空港まで行く必要に迫られました。幾つかのルートを考察した結果、少し腰も痛めているし今の体力で重いトランクを持って電車の乗り換えをするのは無理だろうと判断。自宅から一気に羽田までタクシーで向かうことにしました。予約したタクシーは15時きっかりにマンション前に到着。約50分で空港へ着きました。約7,500円。

出発まで3時間以上もあったので、羽田国際空港内のお土産品店を覗いて回りました。欲しいものはあまりなく、お土産のお菓子類は Henry 邸では余り歓迎されないのです。というのも奥さんの Brandy には病気による厳しい食物制限が有って砂糖やデンプン等の糖質が一切禁じられているのですよ。そこで、奥さんには悪いのですが Henry 用に買ったのが、鰻の宮川で売っていた「国産うなぎの蒲焼きレトルトパック」Henry は無類の鰻好きなんですよ。

時間になり、アメリカン・エアラインズでLAに向かいましたが、それはJALも相乗りの便でした。久々の機内食は不味かったですね。何でこんな味付けになるんだろ?それから機内WiFiも役立たず。期待していたのでガッカリ!疲れていたのでほぼ眠って行こうと考えていたのですが、LA到着2時間前にもう眠れなくなり、映画でも見ようと「猿の惑星」の新作を見始めましたが・・・。映画のラスト10分くらい前に飛行機が着陸して強制終了!あああ!!!ラストが気になる!

ロスアンゼルス空港へはもう何度も来ているので安心と思っていたら、色々システムが変更されていてちょっとドタバタ!コンピュターによる自動入国申請システムになっていて困惑。私は認識されなくて困ってしまいました。パスポートを新しくしたので1回目の入国は自動入国申請できないんだって!その後、なんとか入国審査を受けて税関をスルリと抜けました。


Mr. Bobby White

トランクを持って外に出ると、そこに待っていたのは Bobby White でした。当初、どうやってLA空港からAnaheim まで行くのかと悩んでいた時に、昔仕事でよく Bobby に空港へ迎えに来てもらっていたことを思い出して頼んでみたのですよ。快諾してもらいました。彼も私に会いたかったそうです。Bobby 自身がミュージシャンでも有るので、Henry Kaiser にも会いたかったようです。

フリーウエイで約1時間の Anaheim への道中、色んな話をしました。Bobby は音楽活動とともに、映画にも関与していて、キアヌ・リーブスとよく仕事していると言っていました。シナリオを読んで詳細な部分を具体的にどうすべきかというアドバイザーだそうです。それに、アメリカの役者への日本語の指導や日本人の役者に対する英語の指導だそうです。キアヌに完璧な日本語を喋らせるという特訓を4か月やったところで、その部分が変更になり日本語が必要無くなったとか。悲しいね。しかし、キアヌに気に入られて映画会社ではなくキアヌ自身から直接雇われて映画ごとに手伝っているそうですよ。日本人役者の英語に対する話も面白かったですが、それは実名で書けないのでココでは無しということに。

Anaheim の宿に到着してみると、道路を挟んで隣がディズニーランド! NAMMの会場へも歩いていける距離の約2km。宿は一軒家。ディズニー客目当てのリゾート用の家を個人で貸し出しています。16時になりチェックインできたので家に入ると・・・なんぢゃこりゃ!部屋中がプリティーなディズニーキャラ・インテイリアにあふれています。おっさん4人で泊まる部屋ではないような・・・。私の部屋は、一番メインの寝室があてがわれました。皆さんの気遣いですね。でもプリティーすぎ!

Bobby が ギターアンプやギターを持ってきていたので、運び込んで私の弾駆動の試奏が始まりました。とその直後残りの3名、Henry , ED , Sid が到着。「コニチワ!イマツキマシタヨ!」と元気な日本語が聴こえてきました。ED はかつてフジサンケイグループで2年間日本で働いていたことがあって時々日本語のフレーズが飛び出す事が判明!かなり大声で話す人物でした!Henry もかなり日本語を口にしますよ。Sid は長年アーミーだったそうです。とても穏やかな紳士でした。

そして、私はまずはいつもの通り「私の英語は下手だからゴメンね!」って言っておきました。「俺達の日本語はもっと下手だから大丈夫!」と返ってきました。



Sid Ed Henry Tanabe

全員揃ったところで、Bobbyを紹介してしばしご歓談。その後、夕食がてら NAMM SHOW 2018前夜ですが会場まで下見へ。私はパスポートを持ち歩いていたので、会場では準備中でオープン前夜にもかかわらず入場用のバッジを作ってもらえました。当日に長い列に並ばなくて済みます。



夕食は会場内のメキシカンで。まあ、味はなあ・・・ってな感じでしたが。料理人にホットソースはどうする?と聞かれたので入れないで!といったら憮然とされました。入って当たり前なんですね!だったら聞くなよってか!ちなみに私の夕食は ED が支払ってくれましたよ!

この散歩は結果的になんと、往復で約7キロメートルの大移動となりいささかくたびれました。


本日の結論
なんとかたどり着けてよかった!

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