南極的弾駆動
2017年11月05日 再び顧客が南極へ!


Dr. John Priscu & Mr. Henry Kaiser


「明るく輝いているのが水面の氷」

トランプ大統領が来日しましたが・・・。だからと言って今日のところは私にはあんまり関係ないですね。そんな朝に、面白い写真が送られてきましたのでご紹介いたします。

上のが写真は、暖かそうな風景に見えますが、実は本日撮影された南極大陸です。右側がおなじみの Mr. Henry Kaiser で、左側が Dr. John Priscu です。お二人は現在南極大陸で調査研究の真っ最中です。Mr. Henry Kaiser は、ミュージシャン以外に水中カメラマンの権威でもあるのですよ。毎年この時期は、南極の氷の下に潜って生物の撮影を行っています。昨年はNHKの依頼でアーカイブ用の水中撮影も受け持ったそうですよ。

Dr. John Priscu は地球物理学の学者さんです。二人は南極で数年前に出会ったそうです。さて、なぜこんな写真が私に送られてきたかというと、そこには「弾駆動」が介在していました。

数年前に、Mr. Henry Kaiser が南極基地のレストランのステージでギターを演奏していたら Dr. John Priscu がそのサウンドを聴いて「そのペダルは何ですか?いい音ですねえ!私も欲しいのですがどこで手に入りますか?」彼もまたアマチュアですがギタリストだったというわけです。そこで Henry は「日本の田辺に注文すれば作ってくれますよ!今ここで注文しませんか?」と南極基地からEメールで注文を出したというわけなのです。

そのオーダーはパッケージに関してオリジナルで作って欲しいとありました。Dr. John Priscu が南極観測に行った記念にペダルを造りたいのでと写真が添付されていました。その写真を使ってラベルのデザインを行い、仕上げたのが写真にある左側のペダルですね。写真の面積を広くとるために大きなサイズのケースを使いました。ちなみに、右上の「HENKUDO」は私が初めて Henry に会いに行った時、手土産に作ったもので中身は弾駆動です。Henryの水中顔写真を使いました。スイッチオンで両目が光ります。もちろん切り替えで3色に光りますよ。

彼等の本来の業務は南極大陸でしか観察できない現象を研究すること。特に Henry は水中撮影が担当ですから、氷の下に連日潜って撮影を続けています。いくつかその写真も送られてきました。下の写真の右上の明るく輝いているのが水面の氷ですね。

Henry はこの水中撮影のために体を大事にしています。特に肺に負担をかけるようなことは決してしませんね。日本でレストランに入ると、まず店内を見回して灰皿が一個でも置いてあればすぐに出てしまいます。ホテルも禁煙ホテルを選ぶほど。コーヒーも飲まないし、もちろんお酒もね。実にストイックで穏やかな方ですよ。


本日の結論
いつの日か南極大陸にも足を踏み入れてみたいですね!

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