改善的雑音除

2017年05月02日 チューブアンプのノイズをどう除去するか!


あれから6年が経ち大きなノイズが出始めたのだ!



「ちょっとチューブアンプの知識があると」

古くからtanabe.tvへ起こしいただいている皆様にはご記憶もあるでしょうが、2010年12月から2011年1月にかけてボロボロのジャンク「Fender The Twin」を皆様のご協力を得ながら、ほぼ2か月掛けてレストアして立派に更生させました!回路、外装、チューブ、スピーカー、キャビ、ほぼ全部に手を入れました。ビンテージ・チューブやスピーカーのご提供も受けて大変助かりました!そもそもこのジャックアンプ自体がご提供受けたものだったのですがね。

そしてその後はずっとペダルのサウンドチェック用に使い続けてきました。お気に入りのアンプだったのですよ。そもそもは、Henry Kaiser から「Fender The Twin のクリーンチャンネルに弾駆動を繋ぐと Dumble ソックリになるぞ!」と聞いたのです。Henry Kaiser はそもそも Dumble を世に広めたような立場のギタリストです。もちろん彼も持っていますがね。ですからその情報は信憑性があると思い「Fender The Twin を手に入れて試さなきゃ!」と考え始めた矢先に、tanabe.tvのファンの方から「ジャンクですがFender The Twin を手に入れましたのでお届けします!レストアしてみてくださ!」とわざわざ当家まで運んできていただいたのです。

しかし・・・私は当時、チューブアンプに対する知識はほぼ無かったのですが、tanabe.tvアクセス者の皆様から様々な情報をいただき、援助物資も届きなんとか2か月で復活させることに成功いたしました。それ以来ずっと、完成したペダルのサウンドチェック用として使用し続けていたのです。

ところが昨年の2016年秋に、このアンプの調子がおかしくなりました。シャーシを降ろしてチェック中に1か所の抵抗が焦げて煙を出し、真っ黒に焦げて破壊されていました。もちろんすぐにご新規抵抗に交換。交換後はいったん復活したよう見えた「Fender The Twin 」でしたが・・・その後急に調子が悪くなりだして、やたらにバリバリと大きなノイズが出るようになりました。筐体に振動が伝わると出るようです。

チューブを差し替えてみたり、基板ハンダ部分のチェックしてみましたが割れ目もなく、どうも原因がつかめず長期間悩んでいました。時間が出来たら基板を作り直してみるか・・・。とも考えていましたが、なかなかまとまった時間も出来ずの日々。半分諦めて、代替えアンプ「Fender Hot-Rod Duluxe」を使っていました。これまた電源が入らなかったジャンクを頂いてレストアしたものですがね。

そして、つい先日のこと電話のついでにチューブアンプ達人に悩みを打ち明けたところ「ちょっとチューブアンプの知識があると、ノイズに対してやれコンデンサが古くなっただの、チューブを交換した方がいいとか言いますが、まず最初にやるべきことは、インプット・ジャックの掃除とスピーカーアウト・ジャックの掃除ですよ!」と指導を受けました。ええっ?そんな簡単なこと?ですぐにやってみました。


こんなに真っ黒になってしまいました!

まずは綿棒にアセトンを少し付けてインプット・ジャックの内面をこすりまくってみました・・・げっ!綿棒が黒くなってます!その後接点復活剤を綿棒にほんの少し付けて、ジャック内部に塗布。次はスピーカーアウト・ジャックの掃除です。こちらは汚れはなく問題なしのようでした。

ではサウンドチェックを!んと・・・なにこれ?ノイズ全くなしぢゃん!えええ〜〜〜うっそ〜〜〜!!!数か月悩んでいたことがこれで解決?えええ〜〜〜!!!野村師匠ありがとうございました!

ギターのチェックやメンテナンスはやりがちですが、アンプのインプット・ジャックも気を使ってやらないとイカンですね!そう言えば思い出しました。かつて音が出なくなった古いギターをあれこれイジった後に、ジャックを掃除したらあっさり正常に戻ったってことをね!よ〜く考えたら、大抵の故障の原因は「可動部分」か「接点不良」ですよね。


本日の結論
インプット・ジャックは気がついた時に掃除しよう!

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