映像的空港訛

2017年03月17日 2か月前の宮崎での出来事!



痛快!宮崎発のノンジャンルバラエティ番組!『JUNK.TV』



「アイデンティティーの一部であると」

今年の1月に宮崎空港で開催された「宮崎エアポートギターショー」に出展していた私は、会場で取材を受けていたのですが、ようやくその時の取材番組がYutubeにアップロードされました。痛快!宮崎発のノンジャンルバラエティ番組!『JUNK.TV』 というもの。宮崎弁だらけのケーブルテレビの番組です。よろしければ、ご覧くださいませ。私は8分50秒から登場しております。

それにしてもまあ、徹底的に宮崎弁オンパレードで笑ってしまいます。郷里の言葉は、愛着がある割には近親憎悪に近い感情もあり、若い頃はカナリ抵抗感がありました。しかし、今となっては私は宮崎弁とのバイリンガルだと思えば、それもまた楽しいです!

かつて某国会議員が発言している映像を見て、そのイントネーションに「???」と感じたことがありました。どうも好きになれない方なのですが・・・。「宮崎エアポートギターショー」でスタッフと話していた時に「ああ・・・あの人は私の後輩ですよ!」と言われました。なるほど・・・宮崎出身者だったのですね。それでどうもイントネーションが気になっていたと・・・。

「オクサマ」という宮崎出身の女性デュオが一時期流行ったことがありました。あの時もテレビで出演場面をみると「おっと・・・宮崎イントネーションが・・・」と妙に劣等感を掻き立てられました。その後わかったことは「オクサマ」は私が産まれた宮崎県西都市出身だということ。なんだろうな・・・あの感覚は・・・。東北の方や関西の方、沖縄の方も そうなんだろうか?まあ、関西弁は第二日本語ですからそんなことはないか・・・。

私は18歳まで宮崎で生活し、その後は東京と神奈川で生活し続けています。言葉というものは、いくら気をつけていても子供の頃に育った環境で身につけたイントネーションがなかなか消えるものではありませんね。関東地方で46年間生活してきた私も、宮崎のイントネーションが決して消え去ることがありません。

会社勤めを始めた頃は、その宮崎弁のイントネーション故にからかわれたこともありました。ある日のこと、某クライアントの宣伝部から電話があり、私が電話に出たところ驚きました!その方は遥かに年上の方だったのですが、宮崎弁丸出しでした。「えっ?いいのかよ!ここまで訛っていて!」っと思えるほど完璧な宮崎イントネーションでした。そしてその後、ご本人と対面することもありまして自己紹介をしたところ、宮崎出身者であると確認できました。他にも宮崎出身の取引先の方と何人もお会いしましたが、皆さんがあのイントネーションを持っていました。関東の方はわかりにくいかもしれませんが、同じ九州内であっても県によって少しずつイントネーションが違うんですよね。

そこで別の思いが・・・。
英会話する時に日本人は「日本語訛」がでているはずですよね。それってどんな「訛り方」なんだろうなあ?「語尾につい必要ない母音を付けがち」「RとLが曖昧になる」ってことくらいはすぐに分かるんですがね。わあ!ネイティブみたいな発音!と言われていても、そこには必ず「日本語訛」が存在するってことですかね?

英会話における日本人がやりがちなことって「空気感」もあるらしいですね。日本人同士であれば、多くを語らずとも「空気でわかる」というのがありますが、英会話にはその「空気感」がないので、英語に慣れていない日本人は英語を日本語感覚で喋るので伝わりにくいと。英語では必要なことは全部説明しなければならないのですよ。日本語「共感の言語」英語「説明の言語」ってことらしいですよ。

「どちらへお出かけですか?」

「ちょっとそこまで!」(この返事に対し日本人は「具体的に言いたくない」と察するはず)

が成立する日本語ですが、英語だと「ちょっとそこってどこだよ?」と思われるようです。

話がずれてしまいましたが・・・。まあ、この年になると「故郷の訛」は無形のアクセサリーみたいなもので、私のアイデンティティーの一部であると認識してますよ。英語しかしゃべれないアメリカ人が言語に対して「劣等感」を持っているという話を聞いたことがあります。日本人にとって訛はそうですかね?訛の無い日本人は「故郷の訛」に憧れを持っているとか?んんん・・・ソレは無いな!!!


本日の結論
自分の声が録音された映像をこんなに長く観るのは初めて!

「独断倉庫」に関しての御意見は「啓示倉庫」へ書き込んで下さいな。



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