原因的真空管

2016年09月09日 異音の発生源はここだ!



「マゾヒスティックな快感」

今日は一日中、自分の部屋にこもっていました。なんともやる気がなく、右耳の調子も少し怪しくなったのでノンビリ過ごしていたというわけです。午前中はちょっとだけ英会話の勉強をしていたのですが、昼過ぎからそれもやる気が無くなりまして、Youtube なんぞをダラダラと観ていたのですが・・・。

「どうせ時間つぶしするのなら、もう一度 Fender The Twin の異音の原因を追求してみよう!」と思いついてすぐにアンプの電源ON!すると先日より派手なノイズがバリバリと発生!なんだこりゃ?そこでチューブをいったん全部抜いて、確認しつつ挿し直し。怪しいと思ったチューブは新しい物に交換。

すると・・・。再度電源を入れたところ無音なのです!!!なんで?なんで?再びチューブを抜いて位置を入れ替えたりしてみましたがやはり全くの無音・・・。こりゃ困った!!!困ったぞ〜〜〜!!!!!!

ノイズさえ出ない無音状態なので、これは回路の何処かが確実に切れていると考えざるを得なくなりました。しかし・・・こなことが急に起こるのか?と疑心暗鬼になりつつも「よし!シャーシを降ろそう!」と作業を始めました。まあ、これは手馴れているので問題なし。

シャーシを降ろして基板を眺め回すと特段怪しそうな部分は見えず、頭を抱えつつしばし呆然としておりましたが、電源ONしてチューブの光具合をチェックしてみようと・・・。問題なく全部光っております。つまり電流はチューブ全部に流れていると。

と、その時!!!基板の一部から煙が上がっているのを発見!慌てて電源OFFしてチューブが冷えるのを待ち上から見た目にはわからないので、基板をシャーシから外して持ち上げてみると、うわあああ〜〜〜!!!抵抗が焼き入れています!真っ黒にススがついているので抵抗のナンバーが見えません。爪で基板をコスってナンバーが分かるようにしました。R-215 が破損していますね。R-216も怪しさ満載!R-210もちょっとねえ。


回路図を手に入れてこのナンバーの抵抗の値を探しました。R-216、R-216は1.0K 1W でした。R-210は100K です。この所ずっと続いていたノイズは、たぶんR-215が劣化して割れかかっていたために出ていたんですね!



すぐに抵抗をショップへオーダーしました。抵抗が当家に届くのは来週火曜日のようですから、しばしこのアンプは使えない状態が続きますね。他にもアンプはいくつかあるので問題ないのですが。でも、好きなアンプが使えないのはちょっと切ないです。

しかしまあ、このようなトラブルが起こりがちなのがチューブアンプでして、それをまた自力で修理して使い続けることも「マゾヒスティックな快感」とでも申しましょうか、たまに起こる分には結構面白がっているんですよ。全くトラブルが起こらない人生って、きっとつまらないのでしょうね。


本日の結論
基板の裏側をチェックするってのをすっかり忘れておりました!反省!

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