横浜的親指上

2014年04月24日 Joma Kaukonen に会いに行く!



「なんとか潜り込みましょう!」

もう5年〜6年前の事ですが・・・。アメリカからオーダーがあり弾駆動を作りました。そのユーザーが弾駆動を大変気に入り、すぐに「友人にプレゼントしたいからもう一台作ってください!」と追加オーダーが有りました。その際に記入して欲しいネームはアメリカのレジェンド・ギタリストである「Joma Kaukonen」だと書いてありました。

それって誰?私はその時点で全く知らないギタリストでした。で、調べてみるとあの「ジェファーソン・エアプレイン」のギタリストであると判明。おおお〜〜〜懐かしいバンド名ではありませんか!彼らの曲はよく聴きましたが、ギタリスト名までは知らなかったのですよ。Joma Kaukonen はその後「HOT TUNA」を結成して現在に至っています。


Jefferson Airplane - Somebody To Love (Live at Woodstock)


2年ほど前に Joma Kaukonen が ソロで来日した際に、友人の三輪谷さんがライブに行き、マネージャーに話をつけて 私宛のサインを Joma Kaukonen にもらって届けてくれました。ありがたい事です!

そして、昨年末に Joma Kaukonen が「HOT TUNA」として2014年4月に来日コンサートを行うと知りました。三輪谷さんから「チケットを取りますがすぐに売り切れそうですので、取れるかどうか分かりませんが・・・田辺さんも行きますか?」と問い合わせが有り「行きたいです!」と返事。年明けにチケットの販売が始まると一瞬にして完売になったそうです。もちろん私たちのチケットは無事に入手出来ました。

そして、ようやくやってきた4月24日横浜「Thumbs Up」です。ライブを楽しむのは当たり前として、はたして招待でもないのに Joma Kaukonen ご本人に面会出来るでしょうか?三輪谷さんは呼び屋さんと懇意にしているようで「なんとか潜り込みましょう!」と鼻息荒く頑張るつもりです。私は手土産に弾駆動Tシャツを持ってきましたが・・・。

「Thumbs Up」にたどり着き、三輪谷さんとも合流し会場へ入れば自由席でした。ステージかぶりつきの席を確保しました。しばし開演の時を待ち、いよいよご両人の登場です。私の席から Joma Kaukonen の間での距離は2.5m程度の接近戦です。楽器はアコースティックギターとベースだけ。

ライブが始まれば、アコースティックの優しいサウンドと穏やかな歌声で眠りを誘われます。久々に聞くアメリカの古い田舎を想像させるギターの音色ですね。会場もしっかり暖まったところで、一旦休憩。15分ほどして二部が始まりました。あら?一部より二部の方がフィンガーワークがしゃっきりして好きですね!しかし、やはり眠気を誘う音楽では有りましたがね。無事にアンコールまで突っ走り、HOT TUNA のライブは終了しました。どうも、私が毎日聴きたくなる音楽とはちょっと違っていましたけどね。

さて、 Joma Kaukonen への挨拶はどのように?と考えていたら、急遽、お店前のロビーでサイン会をやる事に。そこですかさず三輪谷氏と並んでサイン用紙を用意しました。10分ほどでご両人が登場。すぐにサイン会が始まりました。我々の順番もすぐに来て、まずはサインをもらいつつ、私が着ていた「弾駆動Tシャツ」の胸のデザインを指差しつつ「このペダルを知っていますか?」と声をかけたら、 Joma Kaukonen はすぐに「私も持ってますよ!そのペダル大好きです!」と返ってきました。「実は、あなたのペダルは私が作ったんですよ!」と伝えると Joma Kaukonen はすぐに握手を求めてきました!こんな反応は嬉しいですねえ!

お会いした記念にと、私が持って来た「弾駆動Tシャツ」を差し上げたところ「おう!これで洗濯しないですむ日が一日延びた!」と喜んでいただけました。てな事で記念撮影と参りましょうか!


こうしてまたレジェンドとの顔合わせが出来ました。長い人生、何が起こっても不思議は無いですね。6年前に私が作った弾駆動を今も使い続けてくれているレジェンドとの短い顔合わせの時間でしたが、隣りのおっさんと世間話しているような感じがしました。私の中ではどうもレジェンドだとは思っていないようですな!


本日の結論
6年来の希望が叶いました!

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