櫓弁的参回目

2014年04月23日 Robben に会いに行く!



「イッケネエ!!!綴りが違ってる!」

今年の2月26日に、Larry Carlton ライブへ招待されて行った際、ツアーマネージャー兼テックの Rick から帰り際に耳打ちされた事が有りました。

Rick  「Larry の次の来日は来年になります」

私   「それではまた来年お会いしましょう!」

Rick  「いやいや、私は今年の4月にまた Robben Ford と日本に来ますよ!」

こんなやり取りが有り!その場は別れたのですが、翌朝になり Rick から前日のお礼メールが届きました。そこにも4月来日の件がしっかりと書かれていました。さらに「貴方とお友達を招待しますので、お好きなステージの日を知らせてください!」と書かれていました。おお!早くも!嬉しいではないですか!

そこで調べたところ、ブルーノート東京で4月23日から始まる事を知りました。私のスケジュールがその時点で、4月23日だけしか空いていないのが分かっていましたので、すかさず「4月23日のセカンドにご招待下さい。また日にちが近づきましたら、再度確認のメールを差し上げます」と返信しておきました。

そしていよいよ開催日が近づいて来たので、4月16日に「1週間後に迫って来たけど、来日はいつされるのですか?招待の希望日は4月23日のセカンドステージです。よろしく!それから、弾駆動のスペアは必要ですか?」と Rick へメールを送りました。翌朝返事が来て「4月22日に日本へ到着します。喜んで、4月23日セカンドのゲストリストに加えます。お友達と来てください!弾駆動のスペアを持って来てとは要求しないけど・・・スペアはいくつあってもありがたいですよ!」との返信でした。

てなことで、私が菓子折り持って行ってもしかたが無いので、当然の手土産としてスペア用の弾駆動を準備しました。新しいケースにしてからは渡していなかったので、現在量産に使っているちょっと角張ったケースで作りました。


さて、今回の参加者についてですが・・・。いつも通訳として参加してもらっていた橋本さんは、仕事でイギリスに行く直前なので準備の為時間が取れないと判明!残念がっていました。さらに、前回ご一緒した井上さんも同じく21日からイギリスへ仕事で行くと・・・これまた残念。ギタリストの是永氏に連絡してみると、その日は横浜で仕事しているからダメだなあ・・・と返事が有ったけど、仕事の時間帯を聞いてみると、仕事の後に急いで移動すればギリギリ間に合うと判明!ようやく一人同行者が決定です。

4名までは招待OKのようなので、あと2人を捜しましたが それ以降、以前からお誘いしようと思っていた Robben 好きの方々に連絡しまくりましたが「現在北海道で映画の撮影中です!」とか「残念ですがその時間にはすでに打ち合わせが入っています」などと、さらにもったいない事に何人かは連絡もつかず・・・。

あれこれ探していても時間ばかり経過してしまうし、ちまちま連絡して探すのは疲れるのでやめにして暴挙に出ました。facebook で3つの条件をつけて、わざと早朝に参加者を募集してみたんですよ。

条件1 私のペダルユーザーの方。
条件2 4月23日20時30分までにブルーノート東京へ到着出来る方で、
     帰りが遅くなるので、帰路の足も確保出来る方。
条件3 Robben Ford の新譜「A DAY IN NASHVILLE」を買った方。

そして、素早く反応があったのは山澤さんでした。私と田舎が同じ宮崎出身の方です。さらにもう一人追加で、池田さんに決定!早起きは三文の徳という感じですな。これで私を入れて招待者4名が決定しました。

で、4月23日当日となりました。私はちょっと早めに家を出て、伸びた髪を切り少し時間をつぶしてから会場へ向かいました。ブルーノート東京へたどり着いたのは19時半。ちょっと早めでしたが、中に入って招待の確認をしつつソファーで待っていました。すると、すぐに池田さんに声をかけられました。やがて山澤さんも到着。後は是永氏だけですが、開演ギリギリになると聞いていたので問題無しと。

ところがここで、私は大チョンボをやらかしたのであります!

もう一人の方から声をかけられたのですが・・・。「修理の件でやり取りしていた新井です。約束通り・・・」と言葉が続きましたが・・・。私は全く記憶がなく、何のこっちゃ?となってしまいました。「申し訳ないですが全く記憶に無いんですが・・・。ご免なさい・・・」と伝え、記憶してないお詫びにTシャツをお渡し致しました。その後も思い出そうと必死になっていましたが、どうしても思い出せず・・・。その後、会場で新井さんを見回して探してみましたが、見つけられずでした。

帰宅後、新井さんのお名前でメールを検索してみると・・・。3月中旬に、ペダルの修理の件でやり取りをしていた「新井さん」というユーザーの方がいらっしゃいました。そのやり取りの最後に「4月23日に会場で顔合わせして、一緒にRobbenに会いに行きましょう」とメール内で約束していたのですよ。あっちゃ〜〜〜!全く記憶から飛んでいました。しかも、会場で分かるようにと顔写真まで送ってもらっていたのでした。私の記憶力は一体どうなってしまったのでしょうか?

せめて、新井さんから前日に確認のメールを頂いていれば、再確認して記憶に留める事が出来たのでしょうが・・・。今更言ったところで覆水盆に返らずですからね。次回埋め合わせしますので、どうかお許し下さいませ!という約束も・・・忘れてしまうのかも・・・。歳を取るってこういうことか・・・あああ・・・。


やがて是永氏も21時に到着し、全員揃ったところで、隣りの席にお知り合いのギタリストが。そんなこんなで盛り上がりつつ、ライブは始まりました。後は一気に Robben節が炸裂!新譜の「A DAY IN NASHVILLE」の中から私の一番好きな「MIDNIGHT COMES TOO SOON」や「TOP DOWN BLUES」も生で聞けて嬉しかったですねえ!

そうそう、1曲だけ出だしでキーが合わず Robben が強制ストップさせてやり直しという事件が勃発。Robben は「キーが違ってるよ〜!」と笑いつつ再スタートしました。珍しい光景でしたので、会場はかえって盛り上がっておりましたなあ。 テレキャスのハイポジションのサウンドがかなり丸く聴こえた本日でしたが、私の好きな気持ちよいサウンドでしたよ。

大満足のうちにライブが終了。直後に目の前に居たキーボードの Ricky Peterson がステージから降りて来て私たち一行と握手してくれました。是永氏と顔見知りだったようですね。その後 Robben は、すぐにサイン会を開くのでしばらくロビーに行くという情報が入ってきました。その待ち時間に記念撮影を!



そこへマネージャー兼テックの Rick がやって来て「みんな、楽屋で待ってようよ!」と声をかけてくれました。すぐに楽屋へ移動。まずここで、Rick と記念撮影。私はすでに何度も Rick と撮っているので、今回はカメラマンに徹しました。実は、Rickは「A DAY IN NASHVILLE」のプロデューサーであり、レコーディング&ミキサーでもあるんですよ。CDを買った方は CREDITS を読むと書かれていますよ。Rick 本人も嬉しそうにそう語ってくれました。かなり楽しかったようです。


少し待っていると、やがてサイン会を終えた Robben が楽屋に戻ってきました。なんだか淡々とした表情でした。いつもそうですが・・・。そこですかさず Robben に「私を覚えてますか?」と声をかけたところ「もちろん!」と笑顔で返してくれました。「また、バックアップ用の弾駆動を作ってきましたよ!」と手渡したところ一言「ビューティフル!」との反応が。Rick も「眼と音の両方で楽しめるペダルだね!」と言ってくれましたなあ。サイン用に用意したいつもの用紙を出してお願いしたところ、サクサクと名前入りでサインが完成!私の名前を言うまでもなく書いてもらえるようになったのが嬉しいですねえ!


私のサインが終わった後「友達の為にもう一枚書いてもらえませんか?」と伝えたところ「友達の名前は?」と聞かれました。「スローハンド バー」と伝えて書いてもらったのですが・・・出来上がったのを見て驚く私です!

イッケネエ!!!綴りが違ってる!「Throw Hand Bar」になってた〜!私の発音が悪いせいで・・・なんてこったい「TH」の発音をしてしまったのでした!「手を投げてどうするんだよ!」と自分を心の中で罵倒しつつ・・・予備のサイン用紙が有ったので「ご免なさい!間違えてしまいました!SLOW HAND BAR でもう一度書いてもらえませんか?」するとさすがに Robben も「おう!SLOW HAND ね!」と発音を確認しつつ再度書いてくれました。ふう・・・驚いた!てなことで、再来週には手持ちで熊本の「SLOW HAND BAR」へ届けましょうか!4月30日か5月1日あたりのお届けになりそうですね!

同行の方々も次々にサインを頂いて満足していただいたようでした。で、私はその横から自然な形で記念撮影です。撮影者が言うのもなんですが・・・カメラ目線でない写真はいいですねえ!


池田さん                山澤さん
 
最後に私も記念撮影して本日の任務完了です!Robben も最後までニコヤカに対応していただいて嬉しかったですよ。私と Robben は、生まれが半年違いです。私も来月になれば Robben と同じ62歳になります。この写真を見ていたら、なんだか不思議な感じがしてきました。

今回は、初めて会った時のような緊張感が全く無かったんですよ。リラックスしているのが自分でも分かります。たぶん、2012年に初めて会った時は、なんと声をかけてよいのか分からなかったからだと思いますが。今回で会うのは3回目ですが、つたない英語でも声を掛けると、いろんな事に気軽に対応してもらえて嬉しかったですよ。言葉って大事ですね!



本日の結論
また来年会えるといいですね!

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