試奏的特注者

2013年10月23日 いよいよオーダーされた清水さんが試奏!


SHIVOL 0号機  と  SHIVOL 初号機



「この0号機も引き取っていいですか?」

前回お知らせしたあの Preset Volume Box 「SHIVOL」 初号機の性能テストを行うため、オーダーされた清水一雄さんが当家へ本日午後に来られました。試奏の結果、何らかの問題点や仕様変更した方が使いやすくなるレイアウト等が指摘されれば、あらたに「初号機改」を作る覚悟の私です。試作段階で万全を期したつもりの私なのですが・・・さてさて・・・。

軽い世間話で大人の挨拶を行った後、いよいよ試奏です。アンプは「Fender The Twin」のクリーンチャンネルを使います。ギターはいつも私が試奏に使っている「Kraken」シングルコイルとハンバッカーが切り替えられるので試奏には便利なんですよ。

まずは最初に「SHIVOL」 初号機の使い方を清水さんにご説明。その操作方法は清水さんが希望していた通りだったので問題無しです。私が気になっていたのは、センターのミュートスイッチをオンしたときにLEDを点灯させるのか?それとも通常は点灯させておいてミュートしたら消すのか?私の選択はオンで点灯でしたが・・・。



清水さんがかなり気にしていたのは、機能もさることながら「原音の劣化」でした。エレアコ用に使いたいと特注されたのですから、高音のキラビヤカさを消したくないと強く要望されていました。最初のチェックはそこからです。かなり大きめの出音にしました。「大丈夫ですかこの音量で?」と清水さんはマンション暮らしを心配していただけましたが、一応防音室ですし平日の昼間ですから問題無しです。



1 まずは大きめのサウンドでスルー音をチェック・・・OK!

2 両方のボリュームスイッチをオンして、分かりやすいように50%程度絞り込みチェック。
  オリジナルサウンドの劣化も無く、確実にボリュームが変更出来る・・・OK!

3 左右のボリュームのバランスでボリュームが4段階にプリセット出来る事をチェック・・・OK!
  原音 スイッチA スイッチB スイッチA+B ですね。

4 ミュートスイッチの動作チェック・・・OK!

5 最後に、各フットスイッチのスイッチングノイズ確認。全く問題無し・・・OK!

というわけで、あっさりと清水さんのチェックは完了し大満足の様子!「こういうのがずっと欲しかったんですよ!ボリュームペダルを使ったり、禅駆動のGAIN を0にしてみたりと、いろいろ試したり探したりたんですが売ってないんですよね。ありがとう御座います!」と早くも納得されたご様子。さらに「これはベースの方にも使いやすそうですよ!ベースを持ち換える時にGAIN違いのコントロールに便利だと思いますよ!」

なるほど・・・ベースですか・・・。いままであまりベースの方とはやり取りしていなかったので、全く想定外ですね。しかし、そんな使い方があるのであれば少しだけ限定で量産してもいいかな。

で、清水さんはふと・・・「ところでSHIVOL0号機どうなんでしょうね?」と手に取ってチェック開始。試作した段階で清水さんから「ミュートスイッチを付けて欲しい」との要望があり、0号機はボツにしたのですが・・・。片チャンのボリュームを完全に絞ってしまえばミュートスイッチと同じ効果ですよね。それに気付くと新しい使い道が清水さんには見つかったようです。「この0号機も引き取っていいですか?」と申し出でが。清水さんの依頼により製作した試作機ですから・・・どうぞどうぞ!


SHIVOL 試作 0号機

てなことで、試奏の結果はご覧の通り!グッと親指を立ててOKサインの清水さんでした!すぐにライブで使い始めるとおっしゃっていました。とてもお喜びいただいて開発者としても満足です。ちなみに、デザインやネーミングに関しても喜んでいただけたのはとても幸せですね!この歳になっても自分が作ったものを褒められるのはかなり嬉しいんですよ!


一発合格!

「清水さんが欲しかった VOLUME BOX」略して「SHIVOL」
ライブ中、ボリュームを「少し絞る」ために作ったペダル「SHIVOL」
発音は「シャイヴォル」ではなく、あくまでも「シボル」ですからね〜!


本日の結論
他にも欲しい方います?

「独断倉庫」に関しての御意見は「啓示倉庫」へ書き込んで下さいな。



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