交換的増幅箱

2013年10月01日 忘れていた作業を行う!


KOREさんがエイジングしたTONETUBBY 12-8Ω



「あああ・・・男のサガ・・・」

いやはや、くそ暑い最中の7月はあれほど忙しくてほぼ休み無く働いていたというのに、8月と9月はすっかりヒマになって月の半分は遊んでいる日々です。とは言え、還暦すぎているのですから、もうそんなにあくせく働かなくてもいいんぢゃねえ?ギリギリ食って行ければいいぢゃん!とノンビリ構えておりますが・・・でも仕事していないと何か心騒ぐものも有りましてね。やはり若い頃から長年に渡り働き過ぎていたので、その時の体の記憶が有るんでしょうね。3日以上ヒマな日が続くとイライラと落ち着かなくなりますなあ。

そんなわけで、今日は涼しいのでちょっとした作業をやってみる事にしました。

事の起こりは2012年12月、KOREさんから「TONETUBBY 8Ω を2発オークションに出したいんだけど、手伝ってもらえますか?」とメールが届きました。プロギタリストが充分にエイジングを施したスピーカーですから、すぐに売れるだろうと思っていた私でした。ところで「エイジング」と言えば何となくかっこ良く聞こえますが、この場合は要するに中古品という意味ですよね・・・。

ふと「そういえば、いまうちで使っているTONETUBBY 16Ωを8Ωに交換したいと考えてたんだよなあ・・・」と思い出しました。そこで「オークションに出さずに、私が引き取っていいですか?」とメールしたところ快諾でした。ところが・・・。それから急激にKOREさんが忙しくなり、しばし引き取りに行けない状態に。さらに私もドタバタとし始め、なかなかスケジュールが一致しないままズルズルと時は過ぎて行き・・・。2012年が終わり、年越しとなり・・・そして2013年の夏がやって来ました(おいおい!ずいぶんノンビリだなあ!)

2013年8月6日になって、ようやくオーダーしていた積み替え用のスピーカーがサウンドハウスから届いたよと、KOREさんの連絡があり、そのスピーカーのインストールを手伝うついでにTONETUBBY 8Ω 2発を引き取りに行く事にしました。そこで、気仙沼のONODERA様からプレゼントされた「作業に必要な道具セット一式」をバッグに詰め込み車で走る事30分。ようやくKOREさん邸に到着。

挨拶もそこそこに作業開始です。すでにTONETUBBY 8Ω 2発は取り外されて箱詰めされていましたので、すぐに新スピーカーをインストールする作業に入りました。スピーカーをセットし、持ち込んだスピーカーコードをきっちりハンダ付け。テスターで導通確認で問題無し。クローズドバックの裏蓋をしっかりネジ留して作業完了です。KOREさんはすぐにアンプを温め音出しで確認!OK!てなことでとっとと作業が終わり、ちょっとだけ世間話した後、 TONETUBBY 8Ω 2発 を引き取って帰宅しました。

しかし、私が必要としていたのは TONETUBBY 8Ω 1発 だけでした。もう1発はどうしよう?と思っていたのですが、以前「VHT Special6が気になる」とtanabe.tvで書いたところ、私の郷里の宮崎でお世話になっているユーザーの「Dr.YOSHIDA」から、「そのチューブアンプなら手元に有ります。使っていないのですぐにお送りします」と、貢ぎ物としてお届けいただきました。その後いろいろ弄くり回して面白かったのですが・・・ずっとその時のお礼をしていませんでした。そこで、お返しとして TONETUBBY 8Ω 1発 をお送りしようと企てたわけです。

連絡すると「Dr.YOSHIDA」はKOREさんによるエイジング済み TONETUBBY 8Ω 1発プレゼントの話を大層喜んでいただきました。すぐに発送完了。当然ながら「Dr.YOSHIDA」はキャビを用意して待っていたと。しばらくして「無事にインストール完了して、心地よい歪みを味わっています」とメールが届きました。良かったよかった!

さて、今度は私です。その後、何となくドタバタして暑い夏を過ごすうちに、すっかりTONETUBBYの件を失念してしまい、インストール作業をしないまま今日まで来てしまいました。当家にはTONETUBBYのキャビがあるので、その16Ωを8Ωに載せ換えようと当初考えていたのですが、ふと新しいキャビに載せるのも面白いんじゃね〜か?と思い始め、自作の方向と有りものキャビの2方向で思考が巡り始めました。

キャビの設計をしてみたり、材料をどこで調達するかと木工の通販ショップで見積もりしてみたり、妄想は果てしなく広がります。ですが、私が必要とする仕様だと材料費が2.5万円をオーバーする事が判明。ううむ・・・オリジナルキャビ製作は面白いんだけど、コスパが悪いなあ・・・。

念のために、音楽業界ではおなじみのサウンドハウスでスピーカーキャビを探してみると、ううむ・・・買った方が安いんじゃね〜か?と思い始めました。VHTの12インチ1発用キャビだと、なんとスピーカー付きで14,800円ではないですか!スピーカー付きで材料費より安いって・・・。オリジナルのスピーカーは要らないので、載せ換えてしまえばこれはこれでありかね?でも、VHTのロゴが目立ち過ぎますなあ!


VHT Special 6 Closed-Back Cabinet 14,800円

更に探して行くと、次に見つけたのは「SUHR CAA 112-UL 」というキャビ。こちらはスピーカー無しの箱だけで45,800円。結構高めだけど、以前から気になっていたキャビだったのでちょっと悩みますね。でも欲しい・・・。こうして今日も男心は揺れるのです!


SUHR CAA 112-UL 45,800円

なんてな検索やらをやりつつ、ただ妄想を膨らませているだけでは何も進まないので、とりあえずいったん手持ちのTONETUBBYのキャビでスピーカーの16Ω→8Ω入れ替えだけやっておこうと決意。今後、新たに理想的なキャビが手に入ったらその時に再度スピーカーを入れ替えてみようかと。実は他にも好きなスピーカーの Black shadow 12-8Ωが1発あるので、それ用にもキャビを用意してあげたいなと考えているんですが。そんなにスピーカーキャビだけ増やしても仕方ないんだけどね・・・。ほれ!やっぱり還暦すぎたとは言え、男児ですからどうしてもモノにこだわって集めたりするんですよね!あああ・・・男のサガ・・・。


ようやく入れ替え完了の TONETUBBY 12-8Ω!


セット完了!


本日の結論
キャビを置くとこがそんなにあるんか?

「独断倉庫」に関しての御意見は「啓示倉庫」へ書き込んで下さいな。



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