切味的工具考

2013年08月10日 あまりにも暑いので今日は部屋に籠る!

MICRO NIPPER NS-04



「コストで選んではならない典型的なパターン」

朝からタマラン暑さでいささか参っております。昨夜からクーラーかけっぱなしで、ムンとした空気が漂う廊下に出るのさえ億劫ですよ!これからしばらくはこの気温が続くのかと思うと辛いですねえ!でも、まだ豪雨で被害が出なかった分だけこちら方面はましなのでしょうが・・・。

今月に入って、やっていた自主的作業がありました。回路基板の組み立てです。ほぼ半年に一度まとめて作っておくのですが、そろそろ在庫が切れかかっていたのですよ。そこで、妻が通っているスポーツジムが今週はお盆休みなので、妻の手を借りつつひたすら基板にパーツを取り付けておりました。単純作業だけに、ちょっと飽きが来つつもなんとか予定していた全量を一昨日クリアしました。後は、パーツを取り付けた基板をハンダ槽に浸けてハンダ付けをするだけです。

しかし!ハンダ槽作業をやるには窓を開け放して外気を流通させなければなりません。さらに、ハンダ槽自体が300度近い高熱を発するので、この気温下での作業はいささか躊躇してしまいます。ここ数日は避けた方が良いかも・・・。

さて、そんなパーツ取り付け作業の手順では、主に妻がパーツを取り付け、私がパーツの足を切る作業をしていました。私は使い慣れていたニッパーでひたすらカットし続けていたのですが、親指に工具との擦れが出来て水ぶくれになりかかっていました。ひりつく痛みを我慢しつつ作業を進めていたのですが・・・。

ふと、そのとき使っていた工具の所為でこの痛みが起こっているのではないか?と思い立ちました。長年使っていた工具だったのですが、どこ製かも分からず切れ味もかなり悪くなっていました。そこで思い出した事があったのです。

私が2012年5月に会社を興したとき、気仙沼在住のONODERA様からお祝いにと携帯用の工具セットを送っていただいたのでした。もったいなくて使う事も無く仕舞っておいたのですが、そのなかにニッパーがあったはず!さっそく取り出してみました。デザインもメカニカルでちょっと嬉しいですね。



使い始めて、最初のひと切りで早くも驚いてしまいました!「なんだ!この切れ味は!」何のストレスも無く、スコンと切れてしまったのです。刃の部分がかなり薄めに作られています。とてつもなく気持ちよい切れ味です。ニッパーの動きも理想的でした。ストッパーがついているので、これ以上に開く事無く、適度な抵抗感を持ったバネの作動と手に当たるラバーのクッション性は理想的!手の痛みもこのニッパーだと全く出ず、腱鞘炎になりかかっていた右手人差し指の付け根付近も、全く違和感無しでした!

えええ〜〜〜!!!もっと速くこのニッパーを使い始めていれば、効率がもっと上がったのに〜〜〜!!!と遅まきながら悔しがる私でした。ニッパーをよく見ると「MADE IN JAPAN」の文字が見えます。「MADE IN JAPAN」の誇りさえ感じます!やっぱりなあ・・・工具はやはり日本製だよなあ・・・。コストで選んではならない典型的なパターンだねえ!いまさらながらですが「ありがとう!ONODERA様!」

さて、そんなこんなで夫婦で1週間作業を続けていたのですが、朝10時頃から作業スタートして、深夜24時過ぎまで毎日やっていました。ちょっと待て!おいおい!そんな時間まで働いていたら・・・当社は「ブラック企業」と呼ばれるのではないか?でも、社長自ら働いている場合はどうなんだろね?


本日の結論
工具は日本製に限る!

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