嘘誠的現実化

2013年05月21日 あの嘘ニュースが現実となる瞬間!


信じられない事態となった!



「あの嘘ニュースが現実のものとなった」

皆様は、4月1日に私が書いたエイプリルフールの嘘ニュースを覚えていらっしゃるだろうか?
もしお読みでない方は一度ご覧になってから、この続きをお読みいただきたい。

馬鹿的報道風 http://www.tanabe.tv/top/dokudan2013/0401.html

その後、この嘘ニュースを読まれた方から「50個所有していますのでお譲りしたい!」とお申し出でがあり、すぐに了解し手に入れた。量としては控え目だが「嘘から出た誠」という状況が有ったのだよ。この量でもなかなかまとまっては出てこないので、私は大いに喜んだのだ。

そして、5月9日の事。1本の電話がかかって来た。電話の主は、私の作るペダルに使う回路基板の製造でお世話になっている「株式会社アルニック」の野村社長だった。久々の電話に何事?と出てみたのだが・・・。

「田辺さん!オペアンプを探していたら、ショップでNJM4558D艶有りが 販売されていたんですよ!
 お一人様10個限りという縛りが有るんですがね。これ買っといた方がよろしいのでは?
 一人10個の制限が有るんで、私も代理購入しておきますよ!」

おっと!それは嬉しいニュースだ!ちなみに今の世間相場からしたら、私には許せるギリギリの価格だったがね。さっそく私も10個をネットで購入してみようとしたが・・・待てよ?購入する個人名が違えばさらに購入出来るのではないか?と考え、妻の名前、私の個人名、会社名、娘の名前で購入してみた。すると問題なく40個が確保出来たのだ。それであればと、娘夫婦や孫の名前でも購入してみた。これもまた問題なく購入出来た。つまりこの時点で70個が確保出来たのだ!

翌日になり、野村社長も30個が確保出来たと連絡が有った。ありがたい!というわけで、先日のRobben Ford ライブの際に野村社長から受け取った「ブツ」というのは「NJM4558D艶有り」のことだったのだ!これで約3か月分の消費量になる100個が確保出来た。



さて、更なる追加購入は誰に頼もうか?と作戦を練っていたときだった。いきなりショップのWEBから「NJM4558D艶有り」の項目が消えてしまったのだ。なんで?そこで、ダメモトでショップへメールを出してみた。当方の氏素性と「NJM4558D艶有り」の必要性及び、すでに100個購入した事、さらに今後は100個単位で購入出来ないかと問い合わせたのだ。

その問い合わせに対して、ショップから翌日返信が届いた。要約すると以下のような内容である。

「NJM4558D艶有りの販売に関して、転売目的ではないのかとの疑念が有りしばし考慮する事にした。tanabe.tv は製品に使用する為の正当な入手目的とされているので、申し出でを前向きに検討したい。tanabe.tvのWEBも読み状況は理解している」

その後、もう一度メールが有り、当方へ出荷する「NJM4558D艶有り」に、サンプルを加えておいたというのだ。その理由は、なにせ古いオペアンプなので、一部が太陽光線にさらされていて、足の部分が変色しているという。作動をチェックしたが問題ないが、販売後に迷惑をかけては申し訳ないので、現物を実際にセットして動作確認して欲しいという事だった。丁寧な対応である!

5月14日に届いたサンプル3個を 、ちょうど弾駆動を3個製作中だったのですぐにセットして試奏してみた。全く問題無し!いつもの心地よい弾駆動サウンドである!直後に、試奏結果をショップ宛に送った。
さらに、5月14日夕方になりショップからメールが届いた。以下のような内容。

「NJM4558D艶有りはほぼ1000個の在庫がある。
 tanabe.tv へ100個単位の販売を決定した。
 ついては大量購入は難しいだろうからまずは何個購入出来るのか知らせて欲しい。
 ネットでも販売再開する。価格は、苦労して時間をかけて入手したので値引きは出来ない」

なるほど・・・ネットで販売を再開するという事は、私には100個単位で販売してもらっても、いずれネット販売で在庫数は減少し続けるという事か・・・。そうなると、私が次に注文する頃には手に入らなくなる可能性もある。であれば、この際だから一気に在庫全部を買い取るというのはどうだ?在庫全部となるとかなりの金額になるが、ショップが苦労して入手された事情は理解出来るので価格は納得した。

さらにもうひとつ、偶然にも在庫総量の金額に匹敵する資金をもうすぐ入手出来ることが予定されているのだ。その資金の出所が面白いので、後日その実態をご報告することにしよう。

以上のような事情で、私が今回入手した「NJM4558D艶有り」の現物はこれだ!ちなみに、オペアンプに表示してある文字は「JRC4558D」である。NJMは生産した会社名「新日本無線株式会社」の略だが、JRC はその英語名の「New Japan Radio Ci., Ltd」略である。つまり「NJM4458D艶有り」とは「JRC4558D艶有り」を指していて同じ意味なのだ。




この画像の「NJM4558D艶有り」の総量は、1,280個これにテスト用に3個送ってもらったので、今回の入手数はトータルで1,283個となった。私の消費スピードから推測すると、約3.5年分くらいの消費量となるだろうか。久々の大漁祭りなのだよ!

ちなみに、今回販売していただいたショップは福島県南相馬市にある「電子部品のGinga Drops」だ「NJM4558D艶有り」は、さすがに海底から引き上げられたものではない。もちろん陸上で発掘されたものだ。ご存知のように福島の海に潜るには現時点でリスクが多すぎるし・・・。あの嘘ニュースで10万個発見と書いていたが、今の私にはこの個数でも、あの嘘ニュースが現実のものとなったような感覚があるのだよ!東日本太平洋沿岸にはやはり「NJM4558D艶有り」が眠っていたのだ!


本日の結論
これだけ手に入れても、さらに「NJM4558D艶有り」探しの旅は続くのである・・・。

「独断倉庫」に関しての御意見は「啓示倉庫」へ書き込んで下さいな。



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