困惑的飲料考


2012年09月25 ライブの裏で事件は起きていた!


Mr. WAYNE KRANTZ と楽屋にて。



「数曲終わったとき、その事件は起こりました」

昨日は朝から気分の良い好天!気温も程々に上昇して外へ出かけるには上々のコンディションでした。妻が昼から出かけてしまったので、私は久々にバスで駅に向かいました。日吉駅15時到着。さて、私が最初に目指したのは西新橋にある弁護士事務所。いよいよ訴状が出来上がったというので受け取りに行きました。1時間ほど弁護士と話し込んで次に向かったのは、新橋駅近くにあるRICOH本社ビル。外国人ミュージシャンとの通訳として、いつも活躍してもらっている橋本さんがここにお勤めです。

夕方19時から六本木の Billboard Live Tokyoで「WAYNE KRANTZ」のライブですので、近くまで来た私がお誘いに伺うってことです。ロビーで待っていると、17時45分に橋本さんが登場。すぐに地下鉄日比谷線東銀座駅に向かいました。ほどなくして六本木駅着。今年になりすっかり行き慣れたBillboard Live Tokyoへすぐに入りました。

今回は Henry の紹介で、WAYNE KRANTZ 本人が私を招待してくれました。招待者数は3名。そこでもう一人、おなじみの是永巧一さんを誘ってみたところ、最近は仕事が一段落したので参加したいとの返事が。当日18時半に会場入り口で待ち合わせです。近々、是永さんも Billboard Live Tokyo に出演予定があり、その下見を兼ねての参加でしたね。お二人は初顔合わせでした。橋本さんは、以前から是永さんに会いたいと思っていたということなので、今回の顔合わせを大変喜んでいただけました。


今回のライブは、ギター WAYNE KRANTZ  ドラムス KEITH CARLOCK  ベース NATE WOOD のトリオです。我々が案内された席は、ステージにかぶりつきのテーブルでした。しかも WAYNE KRANTZ の立ち位置の目の前です。ベストポジションですね。よく見ると、ステージにはドラムセットが2セット置いてありました。なんで・・・?誰かゲストが出演するんかい?と気にしていたのですが・・・。

ライブが始まってみると、その謎が解けました。なんとベースの NATE WOOD がベースを弾きつつ、曲によってはドラムも叩くのです。ベースを抱えたまま椅子に座り、ドラムを叩きつつベースも弾くというプレイヤーは初めて見ました!

そして、彼らの音楽を表現する方法を私は知らなのです・・・。私が知っているJAZZの範疇では理解出来ない世界でした。ストーリー性のない音楽というのか、 WAYNE KRANTZ の多彩なテクニックとパワーに圧倒されます。イメージとしてはフリーロックと言った感じでしょうかね。ただただ、その世界観に圧倒されます。曲として記憶することは出来ないけれど、世界観を体感するステージでした。音の渦が体を包み込んで圧倒してくるのですよ。これがコンテンポラリー・ジャズってヤツですか!

数曲終わったとき、その事件は起こりました。私はアルコールが飲めないので、ノンアルコールビールを注文しました。それを一杯飲み終えた時係員が近づいて来て「おかわりをお持ちしましょうか?」「そうですね、お願いします!」すぐにゴブレットになみなみと入ったノンアルコールビールが運ばれてきて・・・。

喉が乾いていたので、一気に半分ほど飲んでみると、先ほど飲んでいたものとは味が違いました。コクがあり旨いのです!何だこれはと追加でもう一口・・・。ンンン?これはひょっとして?普通のアルコール入りビールではないのかい?それを確認するために、しばし待ってみました。すると・・・ジワジワと目の周りが暖かくなり始め、明らかにアルコールが回って来ているのを感じました!イカンイカン!15年もアルコールを断っていた私にこれはキツい!

慌てて係員を呼び「アルコールが飲めないのでノンアルコールビールを注文したのに、これってアルコール入りでしょ?酔って来たよ!」「申し訳ございません!すぐに交換いたします!」って、そう言う問題かい?まあ、ことを荒げたくない私はそれ以上騒ぐことも無く、新しく届いたノンアルコールビールと水を飲みつつ酔いが醒めるのを待つのでありました。

その後、責任者らしき人物が2名ほど詫びを入れてきましたが、もう気にしないでいいですからと挨拶を断りました。なんてな事件が起こっていたのを、同じテーブルの橋本さんも是永さんも気付いていないのでありました。ただ、是永さんは「なんでここのスタッフが次々にやって来て田辺さんと話してんだろ?」とは思っていたようですがね。

なんてなドタバタがありつつも無事に、コンテンポラリー・ジャズの第一部が終了。素晴らしい!是永さんも興奮!橋本さんも大満足!ここで是永さんとはお別れです。そこで記念写真を一枚!以下の画像が、会場入り口で撮影した橋本さんと是永さんの記念写真です。この後、一旦会場を出て3人で食事をしましたよ。



さて、私と橋本さんは再び会場に戻り、第二部開始を待ちました。今度案内された席は少し後方のテーブル席。ここはここで先ほどより客観的に楽しめる感じですね。二部が始まれば、明らかに一部とは違う構成でした。元々ストーリー性が無い音楽ですから、どこがどう違うのかと聞かれれば、全く答えることが出来ない私です。しかし、明らかに違っていました。これまた大満足のうちに終了!

では、楽屋へ向かうとしましょう!
楽屋入り口の係員に声を掛けると、ちょっと待って下さいと留められました。しばし待ち、先客が終わるのを見計らって進入。WAYNE が先客と話し込んでいるのが見えました。数分で、その話も終了して私たちが招き入れられました。まずは WAYNE と握手を交わし聞かれたのは「どなたはんでっしゃろ?」そりゃそうです。初対面ですから。

「初めまして。田辺と言います!」
「おお!Henryの・・・」
「そうです、私はHenryの友人です」
「おう!そのTシャツのデザインは!」
「分かりましたか?貴方のために1台作ってきました!これです」

WAYNE はすでに、Henry から弾駆動に関する情報をかなり得ていたようで、受け取るのを楽しみにしていたそうです。パッケージを受け取った WAYNE はすぐにケースを開いて弾駆動を取り出しました。裏面のネームも確認してニンマリ。デザインは気に入ったようです。次に私はプラグを取り出し、インプットに差し込んで3モードでLEDの色が変化するのを見せました。そしてその違いについて説明。仕上げに記念写真と、サインをいただいてこれで任務完了です。

Henry からも、過去に WAYNE と話したことがある橋本さんからも「WAYNE は取っ付きにくいのでちょっと気をつけてね」言われていたのですが、実際に会ってみるとフレンドリーでとてもジェントルでいいヤツぢゃないですか!これもまた弾駆動効果ってヤツですかね?


Mr. WAYNE KRANTZ と楽屋にて。

Henry によると、WAYNE は「稽古人」だそうです。とにかく練習好きなのだとか。あのハードな演奏スタイルを維持するためにはそれが必要なんでしょうね。なんてな経緯で、またしてもグレートなギタリストが弾駆動を手にしてくれました。最後に、使用した感想を送ってね!と伝えたところ「もちろん!」との返事が。楽しみです。

そして楽屋を出ようとしたところ、ベース兼ドラムの NATE WOOD が声をかけてきました。「名刺をくれないか?」とね。彼もギターを弾くので弾駆動が気になると価格も聞いて来ました。果たしてかれはオーダーしてくるでしょうか?これまた楽しみです。


本日の結論
久々にアルコールが回ったのにはびっくりしました!

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