布哇的真夏夜

2012年08月09日 Hawaii の歌声を六本木で!


弾駆動1個だけのシンプルな足下!



「評価だってすぐに出るのである」

先月末に、Hawaii 在住のギタリストから「弾駆動 TWIN CUSTOM」のオーダーがあった。Mr. Bryan Kesller だ。昨年もオーダーしてきた人物である。前回作った弾駆動がお気に入りなのだが、セッティングをいくつか変化させて使いたいと、弾駆動 TWIN CUSTOM を選択したってことだった。これで今までの弾駆動と合わせて、3つのセッティングが同時に出来るってことだね。



そして、オーダー直後に「日本へ行くので、完成したら新宿のホテルに届けてくれないか?」と連絡があった。もちろんOKだと伝えたところで、何のための来日?と聞いたら「Billboard Live Tokyo でハワイアンのライブをやるんだ」との返事。なるほど。ということは、ホテルよりも楽屋で会う方がいいんじゃないか?と考え、楽屋に届けるから招待してもらえない?と連絡してみた。

もちろん「喜んで!あなたに会うのが楽しみだ!」と快諾をいただいた。その際にハワイアンのコンサートでフラの名手も参加するとの情報があった。当家の妻はフラを習っているので、いつも通訳をお願いしている橋本さんと共に、妻も同行したいとお願いしたらこれも快諾。

今回の公演は「Na Leo」というハワイアンの女性ボーカルグループと、フラの名手2人の舞台だ。ちなみに「フラダンス」という言葉は間違っている。「フラ」は「ダンス」という意味なので「フラダンス」は「ダンスダンス」と言っているようなものなのだ。


ナ・レオ
featuring アリアナ・セイユ
and クムフラ・カマカ・クコナ

数日前に、弾駆動 TWIN CUSTOM を完成させた私は、8月8日セカンド21時30分開演が来るのを楽しみに待った。そして昨夜、自宅を出る前に考えた。今回は夫婦で出かけるのだから、ひょっとして終電に間に合わなかったら・・・。そこで自宅から六本木まで車で行くことに。19時半に出て、20時15分には Bill Board Tokyo があるミッドタウンの地下駐車場へ到着。橋本氏とは21時会場受付前で待ち合わせなので、その前にちょっと食事を。

地下の安いレストランの中から「名古屋コーチンの親子丼」を選択。しっかりとした歯ごたえの鶏肉を久しぶりに食べたなあ!さらにユニクロを見つけたので、少し買い物をした。これで2時間分の駐車料金が無料になる。3時間程度の滞在だろうから。1時間分だけ支払えば良いことになる。

ちょうど21時に受け付けに行ってみると、橋本氏はすでに到着済み。すぐに受付でチケットとバックステージパスを受け取り入場だ。席は会場右手の奥だった。ステージ上手の真横の2階って位置。舞台を見下ろす位置だね。ちょうど見下ろせる真下がギタリストの位置になる。飲み物を買って戻ったところで、舞台にバックの演奏メンバーが上がってきて定位置に着いた。

薄明かりの中、ギターを担いだ人物が見えたので、よく見ると Mr. Bryan Kesller だった。私が来ていることを知らせてみようと、2階席から「Hi! Bryan!」と声をかけてみた。すると Bryan は一瞬どこから声が来たのか分からないとキョロキョロした後、私を見上げて気付いてくれた!すぐに、私に向かってハワイの挨拶である右手の親指と小指を伸ばしたグーを突き上げたのが見えた。妻も席からステージに向かって手を振ると、それに対しても手を振って返してくれた。これで、最後までノンビリとハワイアンを堪能するだけだ。

「Na Leo」のコーラスは、甘く優しかった。ロック系ライブと違い、ハワイアンのライブは柔らかく穏やかだ。それに相まって美しいフラの舞。踊ってくれた女性はミス・ハワイの Aureana Tseu 。笑顔がとても美しい!


演奏の途中でエレクトリックギターのサウンドが変化したのに気付いた。クリーンとクランチの境目的な心地よいかすかな歪み感。Bryan の足下を見ると小さなグリーンのLEDが光っているのを発見!さらに、動くライティングの影響で時折ペダルの上面が青緑に輝いて見えた。これはまさしく「弾駆動」のサウンドではないか!

それ以降は、注意して聞いているとサウンドの変化があるたびに足下のLEDがグリーンに輝いているのを見ることになった。ちゃんと「弾駆動」を使いこなしているなあ!そして、演奏中に曲によってGAINノブをいじって変化させているのの気付いた。ははあ・・・これか・・・彼がいくつかのパターンのGAINセッティングをしたいと言っていたのは。さらにじっくり観察すると・・・。なに?なんだ?あの機材セッティングは!

アンプはフェンダー・ツインリバーブ1台。エフェクターは「弾駆動」1台のみ。たったこれだけのセッティグだったのだ!潔いなあ!その証拠写真が以下の通りだ。終演後に撮影させてもらったのだよ。


23時になった。無事アンコールも終わり、コンサート終了。さて、楽屋へ「弾駆動 TWIN CUSTOM」を届けるか。ステージ上の Bryan を観察すると、どうも楽屋へ引き上げる気配が見えない。そうか!ステージ上で待つつもりだね?橋本氏とステージに向かった。

Bryan は近くで見ると思っていたより小柄だ。ほぼ私と同じ身長か?顔が小さいので、写真で見ると大柄に見えていたんだね。すぐに約束のペダルの引き渡しを行った。「美しいね!弾駆動のグリーンモードがお気に入りなんだ!」と伝えてくれた Bryan。それに、この夜キーボードを演奏していた人物はギターを弾くしペダルも自作しているので「弾駆動 TWIN CUSTOM」を見せるんだと言っていたなあ。

丁寧なサインを書いてくれた後、記念写真も忘れずに。Bryan から妻も一緒に写真を撮ろうよと提案され、妻もステージに上がってきた。




Hawaii に帰ったらすぐに、弾駆動 TWIN CUSTOM のサウンドチェックを済ませて問題ないかを知らせてほしいと伝えたところ、Bryan は明日すぐにペダルのサウンドチェックを行って、結果をメールで知らせてくれるということになった。インターネット時代は、このように評価だってすぐに出るのである。橋本さま今回もおつきあいありがとう!

追伸
Larry や Robben の楽屋訪問のような緊張感は現場スタッフにも全く無く、フレンドリーで自由な交流となった。本来ミュージシャンとの交流はこんな感じでやりたいよね。無理だろうけど。


本日の結論
私の顔は大きいのか?そして・・・アロハシャツを着て行くべきだったと反省!

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