青音的再面会

2012年07月30日 再度、Larry に会いに行く!


Blue Note Tokyo 21:45



「2012年7月30日セカンド 21時30分開演予定」

7月28日に Larry との面会が実現した私は、さらに調子こいて早くも二度目の面会を企てたのである!

tanabe.tvをお読みの方であればもうご存知だろうが、私は昨年11月に交通事故に巻き込まれて、自分の車を買い替えざるを得ないはめに陥った。当方は完全に被害者である。しかし、相手の加入している保険会社はふざけた対応しかしてこなかった。示談内容として提示された金額は微々たるもの。私と妻の悩み苦しむ時間が少し過ぎたとき、タイミングよく弾駆動、禅駆動をオーダーしていただいた方が弁護士であると判明。そこで思い切って相談してみることにしたのだった。

弁護士からは「社会正義に反する!」と相手の保険会社に対しての厳しい発言をいただいた。そして、かなり的確なアドバイスをしてもらい、打ち合わせを繰り返し、現場検証も行い、ついに裁判所へ提訴することにした。その準備はすべて完了したばかりだ。

さらに、この弁護士は私のペダルをオーダーされたことでも分かるように、Robben と Larry の大ファンなのである。そこで考えた。私に対してボランティア対応していただいた弁護士への恩返しをしなければならないとね。そこでやってきた Larry Carlton の日本公演。弁護士ももちろんチケットを買っていた。7月30日のセカンドである。そして、その日にもう2人のペダルユーザーがチケットを買っていると判明した。私自身は、かなり前から7月28日に招待されていたのだが、甘えついでにマネージャーの Rick に対して先週23日に以下の様なメールを送ってみた。

「7月30日に追加で私をもう一度招待してもらえませんか?
 どうしても Larry に会わせたいペダルユーザー達がいるんだ。
 数名になるかもしれないけど彼らはチケットを持っているんだ。
 それが可能なら、禅駆動のスペアを作って Larry に届けるよ!」

メールを送って、5分後には早くも Rick から返信が届いた。

Hi Tanabe-san,

It is great to be back in Japan.

I will make sure you are on the guest list for the second show on July 28 with 3 persons.

Also, for only you for the second show on July 30 - no problem. I will be happy to take you and your friends to meet Larry.

Looking forward to seeing you.

Best Regards,

Rick Wheeler

ということで、私の企てはすべて無事に了解されたのである。さらに、2日前にスペアの禅駆動はすでに直接 Larry へ手渡ししたし、お膳立てはすべて完了しているのだ

そこで、チケットを持っていると判明している3名に対して、ライブギリギリになって業務連絡の楽屋招待メールを送った私だった。3名ともに大喜びしてもらえ、当日ライブ終了直後、楽屋入り口前で待ち合わせることにした。この件は私のペダルユーザー限定の楽屋招待という縛りである。でも、当日どうなるか分からないし、他のペダルユーザーがライブ会場に存在するかもしれないが私が知らない限り対応は出来ない。他の方に情報が漏れて「私もわたしも!」と言われてもまったく対応出来ないと考えてのギリギリのお知らせだったのだ。

当日会場にいらっしゃった他の方々は、私と彼らを恨まないでいただきたい。これは偶然が招いた必然なのだよ。私とて、こんなにスムーズに事が運ぶとは思っていなかったのだからね。さらに、28日の楽屋訪問で判断したのは、大挙して押し掛けるのは無理が有ると知ったこともあるのだ。でも、トライはしてみよう!

7月30日夕方になり、家を出る準備をしていたとき考えた。今日はどうも終電に間に合わなくなりそうだとね。そこで急遽、車で Blue Note 東京へ向かうことにした。21時半開演なので、20時に出れば、20時40分には着けるだろう。だが・・・国道246が込んでいた。少し焦りを感じたが、まだまだ時間に余裕が有った。渋谷を通り過ぎ、現地近くまで来るとコインパーキングに1台空きがあるのを発見!すぐに車をねじ入れた。とても停めづらい位置だったのだよ。

Blue Note 東京の受付についたのは、21時10分頃。すでにウエイティングスペースは多くの客で埋め尽くされていて、冷房も効かずムンムンしていた。97番の札をもらって待っていると、声をかけられた。綱島の大阪屋さんである。そうか!今日のチケットを予約したと、かなり前に聞いていたなあ!すっかり忘れていたよ。しかし彼も私のペダルのユーザーだし・・・。どうしよう?大阪屋さんもライブ終了後楽屋前に集合しませんか?と声をかけてみた。人数が増えてどうなるかは分からないけれど、なんとかなるかもしれないし・・・。ところが、大阪屋さんはあっさりと「あっ、私は遠慮しますよ」と辞退されたのだ。

その後は、私と大阪屋さんを一緒の席にしてと場内へエスコートしてもらう。案内嬢は「なるべく近い席がよろしいですよね!」とずんずん奥へ進んで行った。いくら近いとは言えここか?座った席は、舞台上手のステージ真横だった。まあ、よく見える席だからいいか・・・。約15分の開演押しで Larry の登場だ。今日の座る位置だと、2日前よりハイがキツく感じられるなあ。

演奏内容は2日前と同じ展開である。曲は順調に進んでいたが・・・中盤で2曲だけ335をストラトに持ち換えるシーンがある。2日前はここで客にギターを持たせたり、シールドを入れさせたりと、かなりウケる客イジリのジョークをやったのだが、今夜はそれが無い。なんとあっさりしていることか。ステージも終盤に差し掛かって、Larry がチラリと腕時計で時間の確認をしている姿が見られた。疲れてきたのか?

アンコールが終わったところで、かねてから打ち合わせ通り楽屋入り口そばのトイレ前に向かった。そこにはすでに今回の楽屋訪問参加者3名が待っていた。井上さん、藤原さん、増田さんである。増田さんは私がお世話になっている弁護士さんだ。藤原さんは新宿KEYの方。驚くことに、増田弁護士はKEYの藤原さんのお客さんで旧知の仲だった。今更紹介の必要も無い!

全員揃ったところで、楽屋入り口の係員に声をかけ、Rickに私が来たと伝えてくれるよう頼んだ。しばし待てとの返事で待機。しかしなかなかお呼びが掛からない。10分以上待ったところで、その係員が伝えにきた「田辺さん一人だけであればどうぞ!とおっしゃってますが・・・」えっ?それじゃ意味が無いぢゃん!

「もういちど、Rickに伝えてください。約束した友人達も一緒に入りたいと」もう一度係員が楽屋へ向かい、今度はすぐに「それでは皆さんでどうぞ!」と案内された。いったい何があったのだろうか?

楽屋に足を踏み入れると、2日前と違って Lerry が目の前のテーブルでオレンジジュースを片手に座っていた。疲れてちょっとイラだっている風にも見える。でも、表情はニコヤカにしていたのだがね。予想していた通り、あまり時間はなさそうだ。私の友達だと紹介した後は、全員が一気にサインと記念撮影に走る。

今回は全員がある程度英語をしゃべれるので各人が自主的に Larry とやり取りしながら数分で終えてしまった。その直後、Larry は「みんなもうOKかい?」と声を発した後、返事を聞く間もなくすぐに楽屋奥の小部屋へと消えて行った。私はみんなのそれぞれのカメラで記念撮影に徹していたので、気がつけば自分のカメラでは1カットも撮れなかった。もちろん追加のサインももらえずじまい。

やはり、Larry はかなり疲れていたようだね。Rickにお礼を述べ、再会の約束をして楽屋を後にした。2日前よりかなり緊張感ある展開だったなあ。たぶん、Rick が無理を言って Larry に頼んでくれたんだと推察する次第だ。感謝!

外に出て、参加者達は一応に喜んでいたなあ。一生の思い出に残るとね。中に入れなかった方々も帰らずに待っていてくれたようだ。撮影したばかりの画像を見て興奮している様子が見られた。私が何人かに名刺を渡した後、KEYの藤原さんが「田辺さんのサインをいただけますか?」と矛先を向けてきた。出されたのは、私が作ったペダルだ。私が作るすべてのペダルは、その内部に自筆のサインを入れているのだが・・・外側に書き込むのはどうも気が引けるなあ。しかし、底面のシリアルプレートの横に細い油性ペンでサインを入れたさ。

かつて聞いたことが有るのだが、サインをもらう時は躊躇してはならないとね。理由はどんな有名なミュージシャンであろうと、サインを求められるのは嬉しい出来事だからだと。確かに、サインを求めることはその人に対する「尊敬」や「あこがれ」が含まれているからね。

会場出口で皆さんとはお別れだ!ロビーでお待ちいただいていた大阪屋さんは当家の近所なので、車でお送りすることにした。

帰宅してみると、さっそく藤原さんと井上さんが画像をアップロードしているのを見つけた。そこで、その画像をお借りして本日の締めとすることに。皆様夜中までお疲れさん!そして、Mr. Rick Wheeler ありがとう!また会える日を楽しみに待ってるよ!


Mr. Larry Carlton & Mr. Inoue


本日の結論
Larry Carlton Quartet の日本縦断ツアーが無事に終わることを祈るばかりである !

「独断倉庫」に関しての御意見は「啓示倉庫」へ書き込んで下さいな。



GO TO HOME PAGE