雑記的数日間

2012年03月07日 あの日からの1週間と新事実!


ヘビーユーザーが駆けつけた!目の大きさがこんなにも違う!



「Mr. Landau によろしく!」

2月29日に実現した Robben Fordとの顔合わせ以来、私の状況はさらに激化してきた。あのライブ会場に来ていた数名のプロギタリスト、そしてアマチュアギタリスト達がステージに置かれたペダルボードを見て、一気に弾駆動をオーダーしてきたのだ。さらに、その情報は拡散し海外からのオーダーも次々に舞い込み始めた。

今まで一度もオーダーが無かった国、インドのムンバイからオーダー来る始末。弾駆動とインドの組み合わせは何となくイメージが掴めなくて・・・。さらに、台湾からも初めてのオーダーがあった。その直後、日本に留学中の台湾人からもオーダーがあり、台湾ではギタリストの間で弾駆動の話題持ち切りだとか。マジかよ・・・。 Robben Ford 恐るべし・・・。

そんな状況で、まだ2月のオーダー分が処理し切れていない。現時点でのバックオーダーはすでに2か月分以上になってしまっているのだ。しかも、私は4月25日から5月7日まで自宅を離れる。父の20周忌のイベントで実家に帰省するのだ。これからオーダーされる方は、たぶん完成が6月以降になるとお考えいただきたい。ふう・・・考えただけで気が遠くなりそうだなあ。

ようやく製造のテンポが掴めてきて、無茶な頑張りをしなくなった。1日目はケースの削りをまとめてやって、2日目に基板をまとめて作る。そして4日間はペダルを作り続ける。そして1日休み。こんな感じで週に6個から8個程度の完成具合なのだ。一度頑張って一日5個作ってみたけど、それを続けると死ぬと思ったのでもう二度とやらないね!

1日のスケジュールで言えば、午前中は発送のための梱包や発送手続き、材料調達などでドタバタ。昼から部屋にこもってハンダ作業を始め、夕食まで作業を続ける。夕方までに終わらなければ、夕食後さらに作業を完成まで続ける。そして夜中にWEB更新てな感じかなあ。

さて、3月5日のこと。役者兼ミュージシャンの内田朝陽さんが遊びにきた。彼は、禅駆動が出来上がった当時からのヘビーユーザーなのだ。私のペダルを4個も所有している。先日の Robben Ford のライブを見に行き、そのペダルボードに弾駆動があるのを確認して大喜びしたそうだ。彼はすぐにその写真を撮って私に送りつけてきた。「お宅へ遊びに行きたいです!3月5日の午後ならスケジュールが空くのでお伺いしてもいいですか?」すでに今までにも4回遊びにきているので当家の場所は良くご存知だ。

てなことで3月5日日夕方17時過ぎに、内田朝陽さんは当家着。ストラトを抱えての訪問であった。すぐに手渡されたのは「卵焼き」幼い頃から銀座で母上と一緒に食べていた卵焼きだと説明された。銀座の名物らしいが。夕食にしっかりと頂いた。、懐かしい感じの素朴な卵焼きだ。だし巻きの上品ぶった感じではない。 夫婦で全部一気に頂いた。ごちそうさまでした!

内田さんは弾禅駆動の試奏も兼ねての訪問だったので、アンプを温めつつあれこれ世間話しながら Robben の話で盛り上がった。彼もマフラーにサインをもらったとその日巻いて来たのを見せてもらった。そこでふと思いついたことがあった。Robben のサインが当家の玄関に飾ってあるのだが「この際だからその隣に内田さんのサインも飾ろうよ!」 合意したところで、まず二人の記念写真を妻に撮ってもらった。その画像を印刷し、その用紙にサインを入れ、額に納めて完成!

すると妻も「私も記念写真とって〜!」と言い出した。実は妻は内田朝陽さんの大ファンなのである。内田さんは快く応じてくれ、すぐに撮影完了。彼が言うには「ファンの方が望めば携帯だろうが何だろうが、記念写真を撮ってもらえるのはありがたいことです。マネージャーが止めたときは別ですけど(笑)サインも橋袋にだってやりますから!」彼はかなり性格がマイルドになったようだね。以前より優しい顔になっていたなあ。


4時間ほど話し続けたけど、実はその間に私は手を休めてはいなかった。その日作らなければならない弾禅駆動があったのだ。彼が来るまでに完成しなかったので話をしながら作業を続けていた。そして完成。これまた面白いからと、内田さんに完成品を持ってもらって記念撮影。この画像をオーダー者へ「完成連絡メール」としてお送りしたところとても喜ばれた。

そんな、あれこれと楽しんでいた最中に内田さんの携帯電話にKOREさんから着信があった。久しぶりの電話だったらしい。「そろそろKOREさんにも元気な顔を見せないと」と私に言っていた直後の電話だったのだ。シンクロニシティってやつか。

内田さんは言う。「相手が望むなら、自分が出来ることは何でもやってあげたいです。それで喜ばれるのなら」この言葉は最近の私の考え方とも一致する。自分が持つ技術や人脈を活用することで人が喜んでくれるのなら、出来るだけのことはしてやりたいと考えているのだ。で、その記念写真が以下のものだ。このペダルは、たぶん本日オーダーされた方の手元に届くはずだが。


私もマニアックなお土産をいくつか渡して、21時過ぎにお開きとした。「Robben 祭りをやるのであれば、僕も参加したいです!」とにこやかに去っていった内田さんであった。久しぶりに4時間も話し込んでいたなあ・・・。

さて、最後の話題だ。

2月29日にロードマネージャーの Rick から 聞いた話の中で、よく考えたら私は一つ勘違いをしていることに気づいたのだ。それは情報の錯綜である。ノルウェーからオーダーがあった際に「LarryはZENKUDOを使っていた」と現地のギタリストから知らされた。それを私は信じていたのだが・・・。

Rick と話をした際に「Larry の ペダルは私がebayで入手したものだ。いくつかのペダルを用意して彼と討議し、最終的に彼がDUMKUDOを選んだのだ」と教えてくれたのだった。そのときに、Rick がZENKUDO と DUMKUDO を取り違えていると私は理解していた。なぜなら、私は Larry に twitter で直接声をかけて「ZENKUDO」と話していたからだ。

しかし・・・どうも気になる。きっちり Rick に確認したいとの思いが強くなってきた。そこで Rick 宛に質問メールを送った。「現在、Larry がボードに搭載しているのは、ZENKUDO、DUMKUDO のどちらなのですか?そして、Larry の為に私が次に作るべきなのはどちらですか?それに、可能であれば、Larry のDUMKUDOのシリアルナンバーを確認して教えてください」

昨日になり、その返事が届いた。

「現在Larry が使っているのはDUMKUDOです。しかし、次に彼が欲しいのはハンバッカー用のZENKUDOです。私にはDUMKUDOを作ってください。私は現在、Michel Landau との仕事で動いていますので、20日過ぎにならないとLarryのペダルを見ることが出来ません。しばらく待っていてください」

なるほど!そう言うことだったのか!そもそもスタートの時点でノルウェーのギタリストが送って来た情報が間違っていたと。しかし!次にLarry はZENKUDOを使ってくれるのだから、今後の情報としては問題ないと判断した!

それにしてもRickは、Larry、Robben、 Landau と幅広くロードマネージャーをやっているんだねえ!
そのメールに対しての返信で、私は「 Mr. Landau によろしく!」と書いておいたけど・・・大笑いだね。


本日の結論
今日も、こんな時間まで起きているなあ・・・。もうすぐ03時になる・・・。

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