面会的可能性
2012年02月03日 楽屋への進入を試みる!


Both persons already used!


「チケット購入完了!」

2月1日朝のこと。北欧のノルウェイから禅駆動のオーダーが入った。久しぶりの国名だ。 いつものように私は「どこで禅駆動の情報を知ったんだい?」とメールの返信で問い合わせておいた。すると午後になりオーダー者から返信が届いた。それを読んで私は驚いたのだ!

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Hi Toshihiko

I was at a Larry Carlton concert yesterday and he had it on his board and Rick Wheeler told me that Robben Ford uses it too, instead of the Zendrive. I confirm the order and I will make the payment on Paypal today.
Thanks!
Best Regards,
Erland Hansen

From NORWAY

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そうか!私が知らないうち「禅駆動」がすでにラリー・カールトンのペダルボードに実戦配備されていたとは!それをライブ会場で見て、このオーダー者Erland Hansenは「俺もオーダーしようっと!」とメールを送ってきたわけだ。調べてみるとErland Hansenもプロギタリストなんだね!ところで、私はラリー・カールトンの為に禅駆動を作った記憶は無い。彼は一体どこから持ってきたのだろうか?ちょっと気になるけど。



さて次の話は、1月23日にお伝えした Robben Ford ペダルボード話のその後である。

すでに4日前に、私の作った「弾駆動」は先方に届いている。しかしまだ、Vertex Effects Systems からは、 Robben Ford のペダルボードが組み上がったとの連絡は無い。再来週くらいには連絡があるのだろうな!と、のんびり構えつつもふとあることを思いついた。

今までにも私の作ったペダルのユーザー達は、私に会いにきてくれたり、ライブに招待してくれたりと交流を深めてきた。先日もベルリン在住のtjからメールが来て「また日本に行くので、2月4日に会ってもらえませんか?」とあった。快諾し14時に日吉駅で会うことにした。彼が最近出したCDをお土産に持ってくるそうだ。

そのパターンでいくと、Robben Ford にも会える可能性もあるのではないだろうか?しかし、いままではペダルをオーダーしてきたのはギタリスト本人だったので、こちらの「会いたい!」との意思を伝えるのは簡単だった。しかし!今回は中間に Vertex Effects Systems が入っているのだ!そこをどうクリアするのか?Robben は弾駆動をとても気にいったようだし、弾駆動を推奨したのが Vertex Effects Systems 社長の Mason なのだ。Masonを通じてお願いすれば可能性はかなり高いはず。そう計算したのだった。

まあ、躊躇していてもしょうがない。断られて当たり前!と居直って Vertex Effects Systems 宛にメールを書いてみることにした。Mason に書いた内容は「Robben が東京で2月29日〜3月2日にライブを行う。私はそこへ行くつもりだ。私は Robben に会いたいが、それは可能だろうか?」である。3日後返信が届いた。意訳しておく。

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Mr. Tanabe,

I will let Robben know that you are attending.

おらあ、あんたが会場にいるだろうとロベンに言うとくで!

I already spoke to his road manager Rick Wheeler and told him
that you would be there and he said he'll look for you.

そんでもって、すでにマネージャーのリック・ウイーラーには話しを通しといた。
リックもあんたを会場で探すと言うとったで。

Best regards,

Mason

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おおお〜〜〜!!!素晴らしい!すでに Mason は素早い対応をしてくれたようだね。これで面会出来る可能性は濃厚となってきた。噂によると、Robbn はライブになるととても神経質になりなかなか会えないようだとも聞いたことがある。しかし、そうであっても私は行くのだ!強引に行くのだ!Going my way!

さらに、こんな考え方も出来る。

Robben は誰もが認める素晴らしいギタリストである。だが、彼は自分でペダルを作ることは出来ない。だから、自分の理想のサウンドを模索しつつアンプやペダルを 探し続けているのだ。実はある筋から「Robben はZendriveに代わるオーバードライブペダルを探していて、某ペダルに決まりかけていた」と情報をいただいた。そこへカットインするように私の弾駆動がRobbenの前に出現したのである。そして彼は弾駆動を選択したと。つまりこの時点で、私とRobbenは対等なのだ。作る者と使う者の対等な関係。

そう思えば、臆することなく「弾駆動使ってる?」「うん!使ってるつかってる!」と会話が出来るではないか!よし!テンションを上げて面会に行こう!すでに2月29日のチケット購入完了!


本日の結論
対等な関係と言い切っている自分が怖い!

「独断倉庫」に関しての御意見は「啓示倉庫」へ書き込んで下さいな。



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