上陸的露西亜
2012年01月20日 本当にロシアから振り込まれた!


彼はここに住んでいる!

「これって事故扱いになる?」

昨年10月に、突然ロシアから「あなたの持っているカワイ ムーンサルトを売って欲しい!」とメールが届いた件は、当時もご紹介した。このようなケースは結構あって、詐欺や冷やかしも多い。そこで、今回はどのような人物なのか?と相手もスカイプを使っていると分かったので、いきなりスカイプで連絡してみた。

日本とロシアの電話会議状態だったのだが、つたない英語でも意思疎通はかなり出来たようだ。相手の訛の強い英語もなんとか聞き分けて理解したのは「現在お金が入るのを待っているので、本当に売ってくれるなら、お金を受け取ってからもう一度連絡するので待っていてほしい」と、言うことだった。

その際に私は一つの提案をしておいた。「本当にあなたがそれを買うのなら、私が作るペダルを1台プレゼントしよう!」これは、私の考えるロシアへの足がかりだ。今までまだ1台もロシアには私のペダルは上陸していない。そのため、地図上の大きな面積を誇るロシアがまだ塗りつぶせないでいたのだ。

そして、プロギタリストである彼によって、ロシア内で私のペダルがどのような評価をされるのかも楽しみだからだ。当然のように、彼の知人友人達にもそれを試奏させてほしいと伝えるのだがね。これは販売が目的ではなく、ペダルによるロシア侵略が目的なのだ!

それからしばし時が経ち、年が明けて2012年になった。1週間ほど前にまたロシアのギタリストからメールが届いた。「そろそろお金の準備ができたので購入したい!まだカワイ・ムーンサルトは残っているか?」とあった。それから数回のメールやり取りがあり、 Paypal で インボイスを送ってほしいと言ってきた。すぐに送ったところ、1月17日早朝6時頃に Paypal から通知が来て、振り込まれたことが確認出来た。



そして判明したことがあった。

私は世界中に荷物を送る際には、郵便局の国際速達便「EMS」を使っている。地球上のほとんどの国で「EMS」は対応していて、早ければ出荷から3日。遅くてもほぼ1週間程度で相手の手に届くことになる。たまに相手国の税関検査が長引いて数日留め置かれることもあるが、それでも10日もあればほぼ相手の手に届く。

ところが、今回のロシア人は「1月19日に出荷するのなら、こちらに届くのは2月に入ってからだね!」と書いてきたのだ。なに?2月?そんなことは無いだろ?なぜ2月なんだ?と、気になったのでメールで問い合わせたところ「ロシアの税関検査はスンゲエ時間が掛かって2週間必要なんだよ!」と返ってきた。へ〜〜〜!!!そこまで怠惰な税関なんだ・・・。とあきれたところで、一つの事実に気づいた。

それは昨年発生した「EMS」の遅延事件である。私がギリシャに送ったペダルが何の手違いか日本とヨーロッパを2回行き来し、しかも日本国内もうろうろしたあげく、20日後に相手の手に届いたのだった。このとき、郵便局と私が掛け合って判明したことは「EMSは国際速達便なので、2週間以内に届かなければ事故扱いになり、送料は返金される」という保証システムだあることだった。

ギリシャ事件のとき、私は最終的にそのときに支払った送料を、郵便局から丁寧なお詫びとともに返金してもらった。さて、今回のロシアへの出荷に対して、このシステムは働くのだろうか?今分かっていることは、日本からロシアへの輸送に3日掛かる。さらに通関で2週間。さらにそこから配達で数日。そうなれば明らかに20日間ほどの時間がかかりそうだと予測出来るのだ。

そうなった場合、これって事故扱いになる?それともノーマル扱いになるの?気になる結果はいずれ!


本日の結論
禅駆動ロシア上陸決定!

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