眼瞼的手術画

2011年12月23日 あの手術の実態を明らかに!


これから眼瞼下垂手術を受けようかと考えている方に!


「覚悟してカーソルを乗せてください!」


本日の画像はかなりグロいです!苦手な方は決してこの先に進まないでください!

2011年11月4日に夫婦で受けた「眼瞼下垂」の手術は、その後傷口も完治し、まぶたの内部組織が元通りになるのを待っているところです。私のまぶたは今固くなっています。少しカパカパした感じでまぶたを開くときに少し抵抗感がありますね。この感じはこれから1か月以上続くようです。それが終われば徐々に柔らかくなり始め、春には元通りに柔らかくなると。

眼瞼下垂の症状は、年齢とともに徐々に進みます。そして、上方視野が狭くなったと本人が気づくまでにかなり時間がかかります。気づく頃には、肩こりや頭痛持ちになり、常に顎を出す姿勢になっています。そうしないと視野が確保できないからですね。さらに眼瞼下垂症情報が少ないので「まぶたを切り取ろう!」という発想がなかなか湧かず、そのまま放置してしまいますよね。

私も、妻の「眼瞼下垂の手術を受けたい!」発言が無かったら「歳を取ったからこんなもんだろうな」と諦めていたかもしれません。自分が手術を受けてから、他人のまぶたを気にして見るようになりました。すると、今まで気づいていなかったのですが、世の中には眼瞼下垂症の方が結構多いんですよ。早く治療すれば人生が少し楽になるのにと思ってしまいますね。

私は「眼瞼下垂手術」を推奨する者ではありません。あくまでも私は手術を受けて大成功であったと経験談を伝えるだけです。手術に際しては最低でも1週間〜2週間程度休養が必要ですので、現役会社員がやるのはかなり辛いですね。でもやってみる価値はあると。

先週、立川にある病院へ術後のチェックに行きました。夫婦とも順調に回復していると診断されましたが、その際に大量の画像を見せてもらいました。手術前のチェック時点から手術中、そして術後までデジタルカメラで撮影され続けていたのですが、その実録画像です。

医師は丹念に画像の意味を教えてくれました。まぶたの部分をどのようにカットしてどのように縫ったのか。自分の手術中の画像はいささかショックでもあり「なるほど!こういうことだったのか!」と納得もいたしました。そこで帰り際に「この画像を全部いただけませんか?」とメモリを差し出したところ医師は「差し上げましょう!個人情報ですから、扱いは気をつけてくださいね」 と快くコピーしてもらえました。私自身の個人情報ですから、私が使う分には何にも問題がありません。妻の分ももちろんもらいました。

さて、そこで本日の本題です。ここから以下は眼瞼下垂の手術実態をお伝えするために、グロい手術の画像が並んでいます。恐いもの見たさで見るのもよし、ちょっと苦手だなと思われる方はパスされてもよし、覚悟してご覧ください。接写しているので、かなりレンズの歪みが出ているのはご愛嬌です。

まずは、手術直前の様子です。ここでまぶたのカット幅を決定します。左側の画像を見ると、三白眼になっているのが見て取れます。眼球を常に上に向けているからですね。そして、光彩が半分以上まぶたで塞がれているのがわかります。これが私の昔の顔です。真ん中の画像では、上を見るためにまぶたを引き上げているのがわかります。一重まぶたの人は、こうしないと上方を見ることが出来ません。この眉の動きが額の筋肉に伝わり肩の筋肉まで常に緊張を与えて、肩こりや頭痛の原因となっています。眼瞼下垂症によってまぶたが塞がることで、鬱病の一因にもなるとか。



ピンでまぶたを挟み、まぶたの下垂量に合わせてカット幅を決めていきます。私の場合は男ですから、あまりぱっちりした大げさな二重にすることはあり得ませんね。大きめを希望すると出来るそうですが、術後の回復段階でまぶたを完全に閉じられなくなり、目が乾燥してかなり辛いことになるようです。私は視野さえ確保できればどうだっていいので、何も希望は出さず、すべて先生にお任せいたしました。


カット幅が決定したところで、まぶたに切り取り線を書き入れます。通常の切り取り幅は5mm〜10mmの範囲だそうです。私の場合は、右目はほぼ最大幅の10mmが決定されました。右目と左目でカット幅が違っているのがお分かりでしょうか?右目の方が下垂がひどいので切り取る幅も大きいのです。ちなみに、カラフルなマーカーは10mm角です。この直後、まぶたに麻酔注射を施されます。



切開直後の画像です。まぶたの不必要な部分を切り取った後、引っ張りだされた部分が上まぶたの内部にあった組織です。固く壁のように存在する組織なので、私はこれによって一重まぶたを形成していたのでした。この組織の一部を切除します。下の画像はかなりグロいです。覚悟してカーソルを乗せてください!苦手な方は決して乗せないでください!



筋肉組織の必要な部分の長さで縫い合わせています。かなり太い糸を使っています。心臓手術に使う手術糸だそうです。これから一生使うまぶたですから強度が必要なんですね。余った部分を切り取って内部は終わりですね。下の画像はかなりグロいです。覚悟してカーソルを乗せてください!苦手な方は決して乗せないでください!




いよいよ最後の行程です。まぶたの切り口を縫い合わせて完了です。極細の手術糸で縫われています。傷跡が無惨ですが、これはいずれ二重まぶたのラインになるのです。目を動かして不具合が無いかを確認して手術はすべて終了です。真ん中の写真を見ると、眉毛をあげなくても上方を見ることが出来ていますね。これによってその日から肩こりが無くなりました。

手術時間は約2時間です。この後、別の部屋のベッドでまぶたを氷水で冷やしつつ、数時間過ごせば帰れます。もちろん帰り道はサングラスと帽子で顔を隠しての電車帰宅です。手術直後は視力に少し変化が出るので、車の運転はちょっと無理ですね。この画像を良く観察すると、手術前より口角が少しあがっているのが確認できます。そうなんです!まぶたの治療で顔全体が変わるんですよ。習慣的な奥歯の噛み締め具合も軽くなるようですね。


以上が、手術の実態です。1週間後に通院し、患部の様子をチェックし、半分だけ抜糸します。そして、2週間後に最後の抜糸をしてすべて完了です。術後1か月でほぼ腫れも消えてスッキリとした顔に戻ります。以下の画像は2回目の抜糸直後に撮影した画像です。この時点ではまだ少しまぶたが腫れていますが、かなり視野が広くなって快適になりました。



ちなみに手術費用ですが・・・気になるでしょ?「眼瞼下垂症」と認定されれば健康保険が使える手術ですので、初診からインフォームドコンセント、血液検査、手術、抜糸、その後の通院まで含めて窓口で支払う現金は約5万円程度です。通院数8回の交通費を入れても6万円以下でした。当家の場合は区役所で手続きするとさらに医療費の一部が返金されるので、相殺すれば最終的に2万円程度に収まりそうです。

最後に、初診で眼瞼下垂の診断をしてもらうのですが、診断後に手術への迷いが少し浮かびました。そのとき医師はこう言ったのです。「私も眼瞼下垂の手術をしました。ここを見てください」と医師がまぶたを閉じて手術跡を見せてくれたのです。これは実にわかりやすい説得でした。

担当医師自身がこの手術を経験していることで、術後の経緯とその時々に感じる患者の精神状態まで丹念に解説対応してもらえました。とても丁寧な解説で好感が持てましたね。医師がアタリであると患者はとても楽です。

私の両親は二人ともぱっちり二重でした。弟も二重です。家族で私だけが一重でした。それが還暦直前のこの歳になり、ようやく私の家族が持つべき本来の顔になったのだと喜んでおります。手術前の顔写真を久々に見ましたが、もうあの顔を忘れていました。妙に違和感があります。私は既にこの新しい顔に馴染んでいるのですね。

親からもらった体にメスを入れるとは!なんて馬鹿なことは言わないでください。そんな精神論は、この快適さの前では全く意味がありません。一重の女子がプチ整形して二重にすることを、私は全く否定しません。やりたい人はやった方が良いとさえ思います。生まれつき二重の方には理解できない感覚の変化なのですよ。

ということで、あなたも5万円以下で人生を変えることが出来るかもしれませんよ!
思い切ってやってみます?


本日の結論
やるかどうか、それはあなた自身が決めることです!(by ミタ)

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