2011年12月14日 思い切ってやってみるとどうなる?
今月に入り Mac mini の調子が悪くなって、iMacを買い直したことはお伝えしましたが、Mac mini はその後どうなったのでしょうか?眠らせておくのはもったいないので、修理しようかと考えました。しかし、すでに保証期間は終わっているし、スピードはもう遅く感じているのであまり未練はないし、メーカーに修理に出すのをためらってしまいました。
「あああ・・・あああ・・・」
ここに至るまでに、様々な手段を使ってなんとか復活しないものかとやっていましたが、どうもソフト的な部分ではイカンともしがたく・・・。そもそも調子が悪くなったのはOSを LION に換えた直後からでした。そこに何らかの原因はないの?と考え、とりあえず LION をもう一度インストールしてみました。
実はこの時点では、10分程度でフリーズする状態の Mac mini だったのですが、やってみたらちゃんと1時間ほど動き続けてインストールができたのです。なんだったんだ?あのフリーズしまくりは?で、実はここに秘密がありました。明らかに熱暴走でのフリーズだと感じていましたので、保冷剤を Mac mini の下に敷いて冷やしつつ作業したのですよ。これは成功でした。
でも、保冷剤を外すとやはりフリーズの嵐!やっぱりだめか・・・。とあきらめ始めたとき「どうせならやっちまえ!」と悪魔のささやきが聞こえたのです(ホントに聞こえたのか?)それは Mac mini の分解掃除です。長年使っていれば、ホコリだって内部に溜まっているはず。それを取り除けば少しは冷却効果があるかもしれません。
さらに、冷却ファンのグリースが固くなってファンが回りにくくなっている可能性だって考えられます。それをチェックするためにもやはり分解してみましょう!しか〜〜〜し!私が持っている Mac mini は2009年製なので、素人に分解は難しい構造になっています。どこから分解したら良いのか見た目では全くわかりませんでした。
そこで先人の知恵を拝借することにしました。WEBで検索しまくり、先人たちはどうやって分解したのかを丹念に調べたところ、道具さえ手に入れば自力分解が可能であると判明。さてと、ではどうやって分解道具を手に入れる?金をかける気はサラサラないので、まずは代用品を探して自宅内の捜索です。自分の部屋や道具箱にはそれらしいものは見つかりませんでした。
次に台所へ侵入!引き出しを探っていると・・・これは〜〜〜!きっとこれでできるはず!と、見つけたのが以下の道具。パイ生地などを作るときに使うステンレス製のヘラですね。ダイソーに行けば105円で販売している台所用品です。ではやってみましょう!
左の樹脂製では強度が足りません。右の頑丈なやつがOK!
少々傷つくのは承知の上で、思い切ってグイッと裏面の隙間から差し込み、ストッパーを外してみると予想していたより簡単にカバーが外れました。あららら!ちょっと拍子抜けです。
内部は2層構造になっています。ここからさらに上の段を外す必要がありますね。しかし、ここから先はちょっと繊細さが要求されます。しっかり観察をしながらやらないと、ケーブルを切ったりしてしまいますからね。では、4か所のねじを外します。ねじの種類が1本だけ違いますので、戻すときに気をつけなければなりません。WiFi のアンテナが止めてある部分の下にスプリングが使ってありました。これを慎重に取り除き、ケーブルを1か所外してから、上の段をゆっくり引き上げるとスコンと抜けてくれました。
とりあえず、掃除機で全体的にホコリを除去。これで機能を取り戻すとは思えませんなあ・・・。次に、ファンを触ってみるとスムーズに回転します。グリースが固くなっている様子はありません。見た目に怪しい部分は全く感じられず。分解したものの手を加えられる部分はなく、スゴスゴと引き下がるしかありませんなあ。
では元に戻しましょう!分解と逆の要領であっさり組み立て完了。電気を入れて作動を確認しました。するとどうでしょう!なんと1時間経ってもフリーズしなかったのです!いったい何が幸いしたのでしょうか?ちょっとほくそ笑みつつ、お下がりとして、妻のデスクへ設置し直しました。これで、妻も少しは使いやすくなるでしょう。
で設置後、確認ために電源を入れてみたところ・・・5分でフリーズ・・・あああ・・・あああ・・・。
本日の結論
妻には、新しい Mac mini を買うことにしますかね。
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