増幅的追情報

2011年10月21日 VHT Special6 のその後!


6V6からEL84への純正変換アダプタ


「材料が揃いましたのでこれから作ります」


今日もまた、VHT Special6 の話ですので、ご興味が無い方はこの先は読まずにお帰りくださいませ。

6W・フルチューブアンプの「VHT Special6」について、その後の情報についてお話しいたしましょう。まずは、ドイツで販売している「VHT Special6 ULTRA」を12インチ・スピーカーキャビとセットで個人輸入すればかなり安いと、以前お知らせいたしました。私もかなりその気になっていたのですが・・・。

しかし、突然「VHT Special6 COMBO」をプレゼントされた私は、あっさりその購買意欲を削がれました。で、ちょっと冷静になって考えてみました。ヨーロッパで 販売しているアンプは、当然電源のボルテージが日本と違いますよね。そこで、電源トランスの配線はどうなっているのか?と気になっていました。自力で配線替えをすれば100V対応に出来るのでしょうか?そんなこと、手持ちの「VHT Special6 COMBO」で調べてみればすぐに分かりますね。

はい。気になったことはすぐに調べてみましょう。「VHT Special6 COMBO」をバラしてシャーシを抜き出しました。そこにあった電源トランスには・・・見事に100V対応タイプであるとラベルが貼ってありました。つまりそれぞれの国のボルテージに対応した電源トランスが使われているのですね。自力で配線替えは出来ない事実を知りました。



電源トランスへの入力ラインも2本しかありませんので、やはりこれは100V専用ですね。海外から自力で輸入してもこれでは電源トランスの積み替えが必要になりますので、無駄な出費がかさみます。それは避けたいので、この案は却下ですね。



さて、前回はオリジナルで付いていた真空管をビンテージに差し替えたとお知らせしました。パワー管は中国製 6V6 を GE 6V6へ 換装ししたところ、サウンドが柔らかくなってオリジナルより好きだとも書きました。ではその先はどうでしょうか?

パワー管の GE 6V6 を さらに別物に差し替えたらどうなるのでしょうか?このアンプは6V6仕様ですので、6L6はどうかな・・・と思っていたのですが、手持ちを探したところ「MESA 6L6 GC」がありましたので換装してみました・・・。



すると!おっと予想に反して、かなり好きなサウンドが出て来たのです。 GE 6V6 程の柔らかさは無いですが、エッジがクリアになり、VOLUME上げ目でしっかりピッキングしたときのザラリ感が気持ちよいのです。クリーンなのにわずかに歪んでいるあの感じです。音量を上げて行くと、オリジナルのスピーカーでも結構イケル感じがします。

もちろんスピーカーはめぼしいものが見つかれば積み替え予定ですが、その前にパワー管として「EL84」も試してみたいものです。VHTでは純正で「6V6 → EL84」変換アダプターを販売しています。まずはそれを手に入れるべきですね。でも日本では販売していないようでした。



ebayで探したところ、日本への送料も入れて約1,750円で販売していました。迷わずすぐに購入!あと1週間もすれば届くと思われます。これが届けば「EL84」を手に入れて6V6や6L6とのサウンドの違いを試しましょう。なんてな事を朝からゴソゴソやっていたら、久しぶりに「基板屋のやっさん」から電話がありました。

「6V6からEL84への変換アダプタ材料が揃いましたのでこれから作ります。1個お送りしますので使ってみてください!」と、ありがたいお話でした。両方届いたら、メーカー純正品と基板屋さんの手作りの違いを楽しんでみましょう!こんな交流が楽しい本日でした。


本日の結論
「VHT Special6」はやはり、素材として楽しむアンプのようですね!

「独断倉庫」に関しての御意見は「啓示倉庫」へ書き込んで下さいな。



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