万能的事件簿


2011年06月24日 暑いっすね!



「面白くて知恵がつく、人の死なないミステリ」

イヤハヤ!この1週間は更新が出来ませんでした。申し訳ないっすね!宮崎から母親が「ひ孫に会いたくて」上京していたので、1週間ほどその相手をしていたんですよ。さらにその母の上京にあわせて、大阪の従姉妹も「私も赤ちゃんに会いたい!」と合流し横浜観光に付き合ったり、実弟の娘が立川の病院に入院しているので、母と娘夫婦・孫を連れて会いに行ったりと、連日忙しくドタバタしておりました。また娘も孫を連れて連日当家に来てくれて、婆ちゃん孝行をしてくれましたよ。



そんな1週間でしたが、娘夫婦は「一緒に遊ぼう!」Wiiを当家に持ち込んできました。コントローラは4本準備してありました。私も妻もWiiをプレイしたことがありませんでしたが、まずはパーティーゲームを幾つかやって「なるほどね!こういうことね!」と理解いたしました。単純なゲームでも、思っていたより大人でも盛り上げれるものだと、感心することしばし。さらに「マリオカート」に妻はドップリハマってしまい、大声をあげつつプレイしておりましたなあ。もちろん母も参加していました。下手なりに楽しんでいましたね。

そして昨日お昼に、宮崎へ帰るために私が母を車で羽田へ送りました。母は83歳なので、エアチケットはシルバー会員扱いで買えます。空席があればかなり安い金額で飛行機に乗れるのです。あらかじめ空席が多い便をネットで確認しておいたのですが・・・。ANAのカウンターに到着してみると「申し訳ございません!この便は予約がいっぱいで・・・」えっ?あんなに空いていたのに満杯?そんな〜〜〜!!!

しかしもうひと粘りです。ホントに1席も空いてないの?と確認してもらったところ「あっ!申し訳ございませんでした!1席だけ確保できました!」そうそう!1席だけあればいいんです!「お席は最後は真ん中になってしまいますが、よろしいですか?」と聞かれましたが、どこだっていいんです。乗れさえすりゃあ。と、ちょっとだけドタバタしましたが一安心。昼飯を食っておみやげを買って無事に母は機上の人に。

そして数時間後、母から電話がかかってきました。「無事に着いたけど宮崎は暑い〜〜〜!!!蒸し暑い〜〜〜!!!マレーシアみたい!」と悲鳴を上げていました。昨日は関東方面も暑かったですが、宮崎はさらに蒸してタマランようです。次に母が来る頃には、きっとひ孫は駆けずり回っていることでしょう。また気軽にお越しくださいませ!



そうそう、一昨日は母と妻を連れて映画を見に行きました。「ブラック・スワン」ナタリー・ポートマン主演のバレーもの。アカデミー賞を受賞したのでかなり有名な映画ですが、まだ観ていなかったのと妻が観たがっていたので、避暑も兼ねて出かけました。母はシルバー料金で1,000円。私達夫婦は50歳以上なので夫婦で2,000円。全員が1,000円で格安です。映画館は平日の昼なのでガラガラ、10人ほどしか客はいませんでした。おかげでど真ん中の席で堪能。

「ブラック・スワン」は白鳥の湖の主演を勝ちとったバレリーナ、ナタリー・ポートマンの精神的ゆらぎを表現した映画です。バレーに対してズブの素人であったナタリーが、この映画のためにバレーを特訓して演じているそうですが、役者とはこれほどまでに役になりきれるのかと驚きました。見事です!バレーに関して私は全く素人ですが、それでもあの肉体の躍動は素晴らしいと感じましたよ。

映画としてはとても狭い範囲のシチュエーションです。自宅、劇場、楽屋、ちょっとだけクラブ。ほぼこれだけしか出てきません。ナタリー・ポートマンのバレーに対する演技力が足りなかったら、とても小さな作品になったかもしれませんね。現実と妄想が複雑にからみ合って、サイコミステリー風の様相もあり、果たしてナタリーはどこにたどり着くのか?気になる結末は映画館でご確認下さい!




このところ、集中して読んでいた本がありました。松岡圭祐著「万能鑑定士Qの事件簿」ほぼ2か月に1冊の割合で出版されているシリーズです。すでに8巻出ています。次の9巻目は明日発売のようですが。松岡圭祐は「千里眼シリーズ」で有名ですね。読みやすく、スピード感ある文体、さらにウンチクまみれの小説が得意。私は彼の小説をほぼ読破しています。

「万能鑑定士」ってなんだよ?と思われた方、当たり前の反応です。通常であれば、絵画の鑑定とか、陶器の鑑定など、得意分野に関して鑑定するものですが、主人公の凜田莉子(りんだ りこ)は店に持ち込まれるあらゆるものを広範囲の知識をフル活用して鑑定するんです。この際に発揮される知識が面白いんですね!この小説のコピーは「面白くて知恵がつく、人の死なないミステリ」凜田莉子は様々な事件に巻き込まれ、それを知力と観察眼で突破して行くのです。

私が気に入っているのは、冒頭で事件の発生と大いなる謎の提示があり、それをどうやってこの作家は読者を納得させつつ決着させるのか?と最後まで読ませ続ける筆力です。1巻〜2巻で提示される謎は、大量に日本中にバラまかれた「本物と見分けがつかない偽札」の存在と「これほどまで精巧な偽札はどこで刷られているのか?」の疑問。それによって引き起こされた日本経済の崩壊。街には失業者が溢れている。果たして偽札犯の真意とは?「本物と見分けがつかない偽札」はどうやって見分ける?そして、偽札に翻弄された日本経済はどうやったら復活するのか?まだまだ続きそうなシリーズです。読み続けることにいたしましょう。

そうだ!クーラーの使用は節電の為に控えましょう!なんてな事が世のハヤリになっていますが、それは昼間の電力使用ピーク時だけのことですからね!夜は堂々と使用してかまわないんですから!蒸し暑く寝苦しい夜はちゃんとクーラーを使用しないと熱中症になっちまいますよ!


本日の結論
今日もまた暑いっすね!

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