宮崎的連休旅


2011年05月14日 ようやく時間が出来たので旅の記録を!


ほぼ連日通った「おくのうどん店」安い!



「朝食13食中10食がおくのうどん」

本日、5月14日は私の誕生日です。59歳になっちまいました。いよいよ還暦へのカウントダウンスタートですね。若い頃は年齢を重ねるのがなんとなくイヤでしたが、いまは「還暦」って言葉にやや笑いながら「それもありだね!」と受け入れ態勢を整えています。来年の誕生日には赤いチャンチャンコではなくて、赤いギターでもプレゼントされると嬉しいのですがね。赤いアンプでも可としますかね〜!

さて!ゴールデンウイーク前の4月25日から5月8日までの14日間、実家がある宮崎県に帰省してきました。つらつらと旅の記録を書いてみましょう。当家の親族や友人だけにしか意味がわからない表現もあります。さらに長文になりそうですが・・・。まあそれはご容赦を。

私の実家は現在母が一人暮らししています。実弟はそこから車で8分ほどの距離に家を建てて住んでいます。歩いても30分ほどの距離ですかね。ちなみに実弟の家は、奥さんの実家の庭に建てたのでかなり予算的に助かったようですがね。

いつもであれば私は実家に宿泊するのですが、今回は実弟の家に厄介になることにしました。母も83歳になりましたので、なるべく手を休めてもらおうと考えたからですが、実は実家ではインターネットのアクセスが出来ません。私は日々アクセスしてオーダーに対応しなければならないので、WiFiが飛んでいる実弟の家に宿泊することにしたのです。

実弟の子供たち3人は進学等で全員家を出ていますし、その奥さんも諸事情ありまして、長期上京中ですので、今回私がやっかいになる2週間は弟一人しか住んでいないのです。私としては、ただ寝れてシャワーが浴びられるだけでよかったので、気遣いすることもなく好都合でした。

4月25日羽田を出発して、午後3時過ぎに宮崎空港着。昼抜きだったので、空港の食堂で腹を満たしてからタクシーで実家へ。母は元気に迎えてくれました。玄関先には春らしく花が咲き乱れていました。



5年ぶりの実家です。何も変わっていませんでした。ただ、庭木がウッソウと茂っていて見た目が暗くなっていました。何とかしないと。ちょっと疲れたのでうたた寝をしてしばらく休んでいたら、実弟が仕事帰りに実家へ車でやってきました。実弟は国土交通省の国家公務員です。ここ数年は口蹄疫や鳥インフル、新燃岳でも駆りだされて結構バタバタしているようです。

3人で近所の食堂へ夕食へお出かけ。弟がチョイスしたのは究極の安い食堂でした。「赤江食堂」近所の小さな食堂です。棚に並んだおかずをチョイスして御飯と味噌汁を最後に貰って会計。3人分で1,800円もしません。安くて旨くて、家で料理するのが馬鹿らしくなる値段ですなあ。毎日夕食はここでもいいくらいです。夕食後は早めに実弟の家に。広々として住みやすいですね。今回はなるべく室内を汚さないために食事はすべて外で採ることにしました。

2日目、4月26日の朝は近所のうどん屋で朝食です。「おくのうどん店」実弟お薦めのうどんです。メニューを見ると、かけうどんは160円でした。驚きの低価格です。すぐとなりも「豊吉うどん店」があります。でも実弟は頑なに「おくのうどん店」のほうが美味いと言い張ります。では実食!私が選んだのは「玉かうどん」卵と揚げ玉がはいったもの。


昆布だしの薄塩味で朝にやさしい味です。うどんにコシはあまりなくフワフワと優しい感触。美味い!ズルズルとあっという間に完食!朝うどんはいいですね〜!しかも240円ですからね。で・・・これから滞在中13回の朝食のうち、10回をこの「玉かうどん」で済ませる実績となりました!やはり、毎朝この店のうどんを朝食にしている近所の住民も多いのだとか。なるほどね。

しばし休んだ後に散歩に出ることにしました。平日なので誰も遊び相手がいないんです。宮崎市市街地はあまり広くないので、徒歩で散策してみることに。11時ころに歩きはじめましてまずは大淀川を渡って、橘通りの中心部を目指します。このところ宮崎は雨が降らずカラカラに乾燥しています。一晩で唇が割れてしまいました。渇水の可能性があるとか。気温はすでに28度になっています。でも空気が乾燥しているので汗を感じません。日陰は涼しく感じます。海からの冷たい風と、この気温それに乾燥した空気の感じはマリブの感があります。

さてお昼になりましたので何を食べましょうか?大通りに面した店で天丼にしました。野菜サラダがセルフサービスで食べ放題。これで860円でした。大ぶりのえびが美味し!



散歩を続行すると面白い作業現場に出くわしました。新燃岳がもたらす火山灰の撤去作業です。屋根の上からの撤去が毎日続くのですかね。公共事業として地元に仕事が増えるのはありがたい事ですが・・・。



大通りに目を移すと、平日の真昼間の交通量に驚きです。ガラガラ。大通りに面した店舗でもシャッターが閉まっているの店舗がチラホラと。実は、ここから海寄りの方にAEONが出来たので、買い物客の流れが少し変化したようです。


高校の同級生である野村くんが働いている店にも顔を出して挨拶。その後もずんずんと歩き続けました。気温は30度に達して真夏です。太陽がギンと照りつけてきましたが、東国原氏の居なくなった宮崎県庁前を通り歩き続け、実家までトータルで3時間半の散歩となりました。カラカラに乾いた空気のせいで喉は渇きますが、汗だくにはならないので快適!実家に辿り着いてからはさすがに疲れ果てて爆睡!


4月27日も朝うどんを食したあと、昼頃に散歩を兼ねて実家まで歩きました。実家で見つけた本が気になったのでこの日はずっと読みつづけることに。松岡圭祐著「万能鑑定士の事件簿」あの「千里眼」シリーズの作家です。面白いっすね!大量にバラまかれた本物とまったく見分けがつかない偽札。その結果、日本経済は壊滅状態になるが果たして日本は復活できるのか?そして、その偽札の謎とは?結局帰省中に4巻まで読破。このシリーズの続きは自宅に戻ってから読むことにしましょう。

夕方から、昔の同級生たちが集まって飲み会に。私はもちろん飲まないので食事だけでしたが。懐かしい話をしているうちに深夜になり、清水さんに送ってもらって帰宅。私たちがいた店は客が少なく、我々4人以外には2人組がいただけでした。これで経営は成り立つの?といささか気になりましたが。

4月28日、ゆっくり起きて朝うどんの後に、実家まで歩いて行く途中で花屋を見つけて、バラの花束を購入。この日は、母と父の結婚記念日であり、かつて父が母にバラを贈っていたとの話を昔聞いたので、父が亡くなって以来この日に父の代わりに私がバラを贈っています。すぐに花瓶に生けるのでラッピングは新聞紙です。



お昼ごはんは宮崎ラーメンを出前してもらって食べました。私の好きなラーメン屋が遠くに移転したので、今回初のラーメンでした。懐かしい味です。お昼ごはんが済めば、母の友達が2人やってきて、私を入れた4人でマーシャン!


4時間で半荘5回。なるべく美しい手で上がろうと鳴くのをやめて、ひたすら手作りに専念しました・・・結局私の負けは80円。実に平和な麻雀であります。ちなみに私は1回小三元を上がりましたな。

そうこうするうちに、大阪在住の従姉妹である「あっちゃん」も帰省してくるとの連絡があり、夕方宮崎空港まで迎えに行きました。私はかなり昔に会ったっきりですが、私の母の面倒をみるために帰省するとのこと。「あっちゃん」のご両親の面倒を近くに住んでいた私の母が長期間にわたりしっかり見ていたので、その恩返しでもあるそうな。「あっちゃん」は連休中ずっと私の実家に泊まるそうです。



4月29日。いよいよゴールデンウイークスタート。そして私の父の命日。まずは父の墓参、それにアッちゃんのご両親の墓参。さらには若くしてなくなった従姉妹の墓や、母方の祖母の墓も同じ墓地にあるので一気に墓参完了。さてこれから、私と実弟、母、それにあっちゃんの計4名で、霧島方面に1泊温泉旅行です。あの噴火している新燃岳の近くが目的地。


水蒸気がホンの少し見えますね。

お昼ごはんに寄った店で、面白いものを発見!レジ前に「昆布、無料です」と書かれていたのは大量の高級だし昆布。だしを取ったあとの昆布を無料配布しているのです。細く切って佃煮にすると美味しいのだとか。触ってみるとまだホカホカしていました。もちろん1袋ゲット。食事の途中、となりのテーブルで食べていたジイさんが口から食物をダラダラこぼし始め、突然倒れました。おおお!と慌てて駆け寄って起こしてみたところ、軽い脳梗塞状態。店員を呼んですぐにジイさんを寝かせしばらく様子を見ておりました。無事だとよろしいのですが・・・。


さらに移動して、霧島神宮へ。新燃岳のすぐ近くです。火山灰がいたるところに積もっていました。坂本龍馬が新婚旅行できたのがこのあたりですね。深い森に囲まれて、湖面が穏やかです。複雑に重なりあった緑が本当にきれいな季節ですね。



更に移動は続き、えびの高原の高台から外界を見渡すと、子供の頃5年間住んでいた小林市が見えました。タレントの斉藤慶子さんの出身地ですね。


アイスクリームも食べて、トイレットタイムでひと休み。一日中青空が続いています。新燃岳も噴火していないので、灰も降らずで快適なドライブです。



16時ころにホテル着。リニューアルオープンしたばかりなので快適です。畳も青々として心地良いですね。約10畳の部屋です。窓の外には韓国岳がみえています。夕食までしばしのんびりと。このホテルは G.W.だというのに1泊2食付きで6,800円であります。自粛が流行っているだけあって、ホテル側も必死の価格ですね。


夕ご飯は、地味でしたが、私たちには必要十分な量でした。結構満足しました。

4月30日、温泉ホテルの朝食は実に楽しいものでした。前夜に朝食時間を聞かれて「その時刻に遅れないようにお願いいたします」と釘を刺されていたのですがその意味が分かりました。ご飯が1人前用の羽釜で炊かれていたのです。しかも目の前です。それに野菜たっぷりの鍋物もあってなかなか満足な朝食となりました。炊きたて白飯に生卵をかけて掻きこむと美味し!

ホテルから出発後は、アチラコチラ寄り道をしつつ鹿児島方面まで足を伸ばしました。
まずはすぐに見つかった藤まつりの会場。白、ピンク、藤色と様々な藤に大勢の人出が。


次に出会したのが、つつじ祭りの会場。かなりの名所であると聴きましたが、一面真っ赤で目が眩むほど。ちなみにここはすでに鹿児島です。


さらに花をめぐる旅は続いて、こんどはシャクナゲの森です。すでに盛りが少し過ぎていましたが、綺麗に咲いている花もまだまだたくさん残っていましたよ。


鹿児島側に降りてきて、桜島が見える地点までやって来ました。そこでお昼ごはんです。蕎麦屋に入ったところ、麺の種類に「手打ち麺」と「工場麺」が選択できると言われました。「工場麺」なんてな言葉があると初めて知りました。で、両方を発注したところ、結果は「工場麺」の勝ち!何でこんな歯ごたえのない手打ちそばを作るんだろうか?とちょっと疑問が残りましたなあ。


宮崎への帰路、立ち寄ったダムです。実弟は国土交通省なので、かつてダムの管理をやっていたこともあり、このところの渇水状態が気になっていたのだとか。この水面は取水口以下なので「水量ゼロ」なのだそうです。宮崎の夏の渇水が心配な状態ですね!緑豊かな自然を満喫しつつ、花が咲き誇る道路沿いに歓喜しつつ、夕方には無事に帰宅。軽自動車で4人乗りはいささか重たかったですがね。

そして夕方になり、友人の福浦くんがジャズコンサートがあるというので一緒に行こうと迎えに来てくれました。「山下洋輔ジャズライブ」でした。宮崎国際音楽祭の真っ最中だったんです。私は山下洋輔初体験。見事に肘打ちピアノのズギャンズギャン!を夜中まで楽しませてもらいました!満足!

長くなりすぎたので、これにて4月中のスケジュールは終了です。次回に5月に入ってからの様子をご報告いたしましょう。


本日の結論
ホテル代はあっちゃんに全員分支払っていただきました! 感謝です!

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