続行的電源系

2011年01月30日 いよいよ核心にせまりますが!


電源トランス 1次側 1.8Ω



「ピッカピカの新車なのに」

1月29日、午前中はなんだかかったるくて、しかも眠気が取れませんでした。昨日の夜を引きずっています。久々に感じた感覚ですね。気分が悪いわけではなく、ただひたすら眠いんです。動物の冬眠はこんな感じから始まるのでしょうかね?昼過ぎから少し眠気が取れて来たので、動き出しました。

久々に夕方から年に一度の会合です。昔っからのスタッフが集まって遅めの新年会なんですよ。それまで数時間は暇なので、昨日行った電源トランスチェックの続きをやりましょう。

前日は2次側だけしか導通確認していませんでしたので、1次側の導通を確認します。白と黒のワイヤの導通を確認すると、1.8Ωが表示されました。つまり導通ありだと。これで電源トランスは故障していないことが確認できましたね。

サーミスタは導通を確認したのですが、どうも気にかかります。交換用に新しいモノが届いているのですから、基板を外す手間を惜しまず、とっとと交換してひとつでも不安材料をなくすことが輝く未来への早道でしょう。では、ぼちぼち基板を取り外しましょうかね!

コントロールパネルを傷つけないように、慎重に丁寧にナットを全部外して、さらにボルトも6個外してようやく基板が自由に。ところが手前に引き出そうとすると、ポット類のシャフトがひっかって、なかなか外れません。他の基板も全部外さなきゃダメか?念のためにギリギリまで基板を引き下げてダマシダマシやってみたところ!無事に作業できるところまで引き出せました。とっととサーミスタを取り替えましょう。これはすぐに交換完了。


しかし!外したオリジナルのサーミスタを良く観察したところ、私が皮膜の破れと思い込んでいたのは、どうも最初からこのような仕様のようにも見えます。ううむ・・・残念!しかし、これで1か所は確実にクリアしたので、まあヨシとしましょう!


では、元通り組み立ててから電源を入れてみます。その前に、コントロールパネルをもう一度クリーナーで磨きましょう!磨き残しの部分がこれで奇麗になりました!ところが・・・これまたもとに戻すのに一苦労!四苦八苦しながらようやく元に戻しまして、スイッチオン!しかし・・・パイロットランプは点灯せず!ううう・・・。一から出直しです。この状況で、パイロットランプすら点灯しないのがかなり気になっているのですが・・・。でも、電源トランスとサーミスタはクリアしました。次に手を付けるべきは、電源トランスの2次側から正しく電圧が出ているか?ですかね。


このように磨き上げてピッカピカ!

この先は、どこで電流が遮断されているのかを発見しなければならないのですから、一か所ごと順番で丹念に電圧を測るしかありませんね。そろそろ出かける時間が迫ってきましたので、この続きは、明日じっくり時間をかけて行いましょう。こうやって地味な作業が、解決するまで続くのです。焦らない!あせらない!じっくりこの時間を楽しむのです!

それにしてもこのアンプは、古いモノと聞いていましたが、磨いたおかげで外見はピッカピカです。内部を観ても汚れは無く、修理した後も見えずとても奇麗です。でも電源さえ入らない悲しい存在・・・ですよね。ピッカピカの新車なのに、セルモーターが回らなくてエンジンがかからないのと同じ状況です。


本日の結論
まだ先は長そうです。ジワジワと包囲網を狭めて行きましょう!

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