便座的全自動
2011年01月15日 今日は家庭のことをやりましょう!


こいつが動いてくれなかったのです!

「アンプ修理の次は、暖房便座の修理」

1月15日。日本にシャワートイレが生まれたのは1980年です。もう30年ですね・・・かなり経ちますが、当家に導入したのはとても早い時期でした。初期の物はシンプルでしたが、現在当家に設置のものは温風や消臭機能、さらにオートオープンやオート水洗、等かなり進化しました。もう3台目です。当家のシャワートイレは老舗のTOTO。アプリコットFシリーズ。もちろんフルオート。

ところが!フルオートの物は何に付けても構造が複雑なので、故障する確率は高くなりますよね。1週間ほど前のことでした。妻がトイレから出て来てブ〜タレていたのです。「トイレに座ったら冷たくて!びっくりしたわよ!」というのでした。何が起こったのかと検証すると・・・。

トイレの蓋を閉めている状態だと、暖房便座のスイッチが入らないようなのです。しかし!フタを開けている状態だと便座は暖まっています。なにこれ?センサーが狂った?さらにトイレに入ると人間の存在を関知して、便器のフタが自動的に開くようになっているはずなのですが・・・開いてくれないのです。まあ、現実的な対応策としてはフタを手で上げればいいだけなんですが・・・。

この便座にはリモコンが付いていて、赤外線で便座の動きをコントロールできるようになっています。リモコンの電池がヘタッタのか?電池を入れ替えてみたけれど結果は同じ。いったい何がダメなんだ?やはりセンサーが逝ってしまったのでしょうか?と悩むこと数日。やはり修理の依頼をしなければと考えていた4日目のことです。

妻がトイレの掃除中に、とても小さなネジが1本便器の裏側に落ちているのを発見したのです。それはそれは小さなネジでした。眼鏡に使ってあるネジより一回り大きい程度のサイズです。これはいったい何?この便座に使ってあるとは思えないほどのサイズ。さらにこんなネジが1本抜けただけでこれほどまでに動作不良になるとも思えず、しばしトイレの棚に置き去りにしておきました。

私が日々使っているペダルの材料や、いじくり回している物にもネジは沢山使われていて、その1本が私の服にへばりついていてトイレで落下したとも考えられますしね。

その後数日間はなんとか便座を手で動かして使っていましたが、やはりあのネジが動作不良の何らかの原因ではないのか?との思いが抜けず、昨夜になり妻に「ウォシュレットを分解したいんだけど、マニュアルはどこにある?」と出してもらいました。それを見てもどこにもそんなネジの存在は書いてありませんでした。困った・・・ 。



15日の昼過ぎ、私は一大決心をいたしました。「よし!分解しよう!」パーツをバラバラにすれば、どこかにあのネジの抜けた穴が見つかるかもしれません。まずは、作業前にトイレの掃除をしました。頭の中にはあの「トイレの神様」のサビのメロディーがエンドレスで流れていましたなあ。

爽やかになったところで、バラシにかかります。最初に電源アダプタをコンセントから抜いて、便座右側にあるスライドを少し右にずらし便座とフタを一気に持ち上げます。これは簡単に出来ました。しかし、見たところどこにもネジ穴はありませんでした。次は便座とフタの分解です。これはちょっとコツが必要でしたが外れました。

良〜〜〜く観察すると、便座の軸受けの部分の奥に金属のパーツが見えました。そのパーツを留めているネジが抜けているのを確認!トイレに落ちていたあの小さなネジを入れてみるとピッタリ収まりました。ほほう!やはりここだったか!しかし・・・このネジがあるかないかで便座の機能が作動不良になるとは思えないのですがね・・・。

では元通り組み立てましょう!分解したのだから組み立てるのは簡単ですね!なんてな思いが早くも覆されました!なんと!元通りに組み立てられないのです。便座がどうしても元の位置にはまり込んでくれないのです。正しく書けば、位置は元通りですが、この作業の最初に外したスライドロックが、元通りに収まらずオープンのままなんです。なんで?

トイレの床に寝転び、なぜ元に戻らないのか?をじっくり観察しましたが、スライドの一部がぶつかって戻れない状態であると判断。しかし・・・なぜぶつかってしまう?もともとスライドはスムーズに動いていたのに・・・。果てしない戦いの始まりです。もう一度便座とフタを外し、そのジョイント部分の構造をじっくり観察。何も問題は無いと判断して再度取り付けましたがやはりスライドロックが・・・。どうしよう・・・。

でも、20分前にはちゃんとハマっていたのだから、ハマらないはずは無いと思いを新たにして、じっくり取り組んだところ、ちょっとした取り付けのコツがあり、スコンと突然ハマってくれました。あああ〜〜〜よかった〜〜〜!!!

それでは電源を入れて、動作確認いたしましょう!電源を入れたら20秒ほど待ちます。これで動くはずです。いったんトイレを出て、再度入り直すと・・・おおお〜〜〜!!!私を出迎えるかのようにトイレのフタが自動的に開いてくれました!リモコンで操作すると、各動きはすべて機能していました。やはりあのネジ1本だけでこの違いが起こるとは、驚きです!



最後に、リモコンで各種設定をやり直します。便座の保温も設定し直しました。これで、フタを閉めてしばらく放置してから便座が温まっているかどうかを確認します。その間に、この文章を書いていたんですよ。では!便座の温度を確認してきましょう!



は〜い!確認してきました。見事に元通り正常な暖かさが保たれていました。大成功です!修理人を呼ばなくてよかった、よかった!アンプ修理の次は、暖房便座の修理人ですか・・・。自力で頑張れば何とかなるもんですね!


本日の結論
修理人を呼んだら出張作業費用はいくらだったのでしょうかね?

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