外遊的結婚式

2010年09月3日 いよいよ本来の目的である結婚式だ!


「1人あたり1ドルで充分だから」

9月3日

朝は、向かいに建っているホテル「PARIS」にあるパン屋さんで朝食。サラダとクロワッサンとコーヒーの簡単なものだ。パンが美味しいので妻も母も満足気。母の食はとても細いので、ほんの少しだけしか食べないのでやや心配だが、これでずっとやってきているるのだからそれほど心配することでもないか。

ラスベガスは各施設や、ホテル間の距離がとても長い。母は82歳だが、私達と歩調をあわせてちゃんと付いてこれるだけの脚力がある。親の健康な体はありがたいと思うなあ。もちろん母の歩幅は短いので、我々の歩幅もそれに合わせて少し小さめにしているのだがね。

今日もジリジリと照りつける太陽にいささか参ってしまうが、空気はカラカラに乾燥しているので汗をかいている感じはしない。朝食後はスーツを着て結婚式の準備だ。クソ暑い日差しにスーツ姿はつらいなあ! ホテルのロビーで記念撮影!それなりのオヤジになったのだと、あらためてこの画像を見て思う次第で。

  


この直後に、リムジンがホテルまで迎えに来た。人生初のストレッチリムジン利用である。娘たちもそろったところで乗り込み、結婚式場の教会へ。以下の画像はその移動中のリムジンの中。約15分で教会へ到着した。


この協会は1年前に出来たばかりだそうだが、可愛らしい教会だ。いかにもラスベガスだね。式の前にリハーサルと様々な説明が始まった。私は花嫁の父としてリハーサルに参加する必要があるという。ああ・・・めんどくせえ!とつぶやきつつ、軽いリハーサルを行った。簡単言えば、娘を引き渡すのは私であるという宣言し、娘婿に引き渡すのである。その前に娘に婿がガーターベルトを付けるという儀式も行われた。


結婚式本番はつつがなく進み、何も特別なことは起こらず、淡々と進み。あっけないほど簡単に終了。ちなみに、私はまったく涙を流さず(笑)感動にうち震えることもなく、 家族一同、むしろ笑ってばかりの結婚式であったことをご報告しておこう。


ラスベガスでは、結婚式が終わると花婿花嫁はその衣装のまま街へ繰り出すのがセオリーである !二人はこの後、カメラマンと一緒にラスべガスの各所でフォトセッションを行ない、記念撮影をタップリと行っていた。彼らの思い出がこうやってたくさん記録されるのだ。私もその一部に参加してたくさんの写真を撮っておいた。

フォトセッションが終われば、レセプションディナーだ。ラスベガスのホテル外のハズレにある「ストラトスフィアタワー」の展望レストランで、全員そろって記念のディナーを採るのだ。レストランは1時間に1回転するシステムだ。ラスベガスの全ての夜景を楽しめるレストランなのだ。さらにレストランの屋根の部分からはバンジージャンプも行うことが出来る。(花婿はこの翌日、実際に飛び降りる予定なのだが・・・)



料理はアメリカらしい分厚いステーキやロブスターなど。前菜もたっぷりのスープやサラダ、マッシュポテトなど 。大きすぎて多すぎてもちろん食べきれるものではない。このロブスターのサイズを観よ!観ただけでお腹いっぱいだ!


私が目の前の大きすぎる肉の塊にヘキヘキして「肉は牛角のほうが旨いよね!」と発言したことで、参加者に顰蹙をかってしまった。だが、実は現在アメリカ国内には「牛角」が「GYUKAKU」として進出していてアメリカでも各地で大評判なのである。20ドルで食べ放題なのだ。その事実を知らないで私の発言を聞くと、いささかムッとしてしまったかもね。ゴメンゴメン!

以下の画像は、牧師さん兼コーディーネーターのマリさんから、記念品の「ナンバープレート」を受け取っている瞬間である。日本では使うことが出来ないので、部屋の飾りとなるのだね。



が、食事が終わった時、またしても事件が勃発! 今度は、妻のハンドバッグが消えてしまったのだ! 妻が座っていた椅子のお尻の後ろに置いていたのがなぜだか消えていて、 妻はパニックに陥っていた。しかもパスポートが入っていたのだ。 私たちはずっと一緒にたのだから、人が盗めばすぐに気づいたはず。 なぜだか、こつ然とハンドバッグだけが消えてしまったのだ。

そのとき!ヒラメイタのだが、 回転展望レストランの窓側に妻の席があった。 その席から10cm外側はフィックスしている。 私たちの客席だけが回転しているのだ。 つまり、妻が体を動かしたきっかけでハンドバッグが落下し、 その窓枠に乗ってしまったのでは?と考えたのだ。 気づかなければ、ハンドバッブはずっと窓枠に引っかかったままで移動をし続けるのだから。

そこでウエイトレスに聞いてみたところ、 ちゃんとレストランのオフィスに拾い物として届けられていた。 財布の中身も何一つ被害はなく、無事に戻って来た。 現地の案内人いわく、 「全く何もとられていないなんて奇跡です!」 ホッとしたところで会計を済ませレストランを出た。ちなみにお一人様100ドル程度のレストランであった。

さて、食事が終わればホテルへ引き上げるのだが、ホテルに戻る前に少しこの衣装のまま練り歩いて夜の記念写真を撮影することにした。PARISまでタクシーで行き、そこからは歩き。歩き出した途端に、周りの通行人たちから一斉に「コングラッチュレイション!」の掛け声が掛かり始めた。進むに連れ、その声が増え続け、若い女性の団体とすれ違ったときには「ぴゅ〜〜!!!ぴゅ〜〜〜!!!」とさらに大騒ぎと成った。そのたびに、娘たちは「サンキュ〜!」と返し続けるのだ。これは楽しい光景だ!

歩き続ける間中それなのだから、やはりラスベガスウエディングは「夜の練り歩き」を省いてはならない!花婿はいくら恥ずかしくても、それに付き合わなくてはならない。花嫁のために。そう思う次第である。道行く人々もカメラを向けて来る。街中に祝ってもらっている感じがするなあ。以下の様なラスベガスらしい記念撮影だって出来るんだし。他にも様々なキャラが立っているので、気軽に撮影を頼むと面白いね。ちなみに撮影後は彼らにチップを忘れないように!1人あたり1ドルで充分だから。



さらにホテルに戻ってきても、ロビーでは「コングラッチュレイション!」の嵐。そこで勢いに乗ったかれらはカジノにも侵入した。こんな記念撮影もラスベガスならではのものだ。てなことで、本日のイベントは終了。疲れたなあ〜!



本日の結論
花嫁の父気分は意外にもアッサリとしたものだね!

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