試飲的偽麦種

2010年08月09日 このテイストは私にとって!


やたらにCMが流れるので試飲してみる!


「体積のほとんどが骨であることが判った」

はいはい!今日も暑いっす!そんな時気になるのが、最近やたらにテレビで流れている「アルコールフリー」のビールだ。正しくはビールではなくビールもどきだろうがね。かつて、老舗のキリンのものは飲んだことがあったのだが、今年のアルコールフリーは更に進化して、色々とフリーだらけになっているのだ!!!缶には以下の画像の通りフリーだらけの記述がある。この缶の中身はいったい何なんだ?



この画像があることからも分かるとおり、私は先程コンビニで1個買ってみた。ちなみに私は現在、全くアルコールは嗜まない。それゆえに、ビールの味も遠い記憶でしかないが、ドライブの途中などにのどを潤す場合、「本当にアルコールフリービールはアリか?」と思ってしまったのだ。それを確認するためには自分で飲むしか無い。さあ!試飲開始!

プシュ!と久しぶりにこの音を聴いたなあ。おもむろに口に運んでゴキュゴキュと・・・アラ?ナニコレは?確かにビールテイストとしてはかなり完成度が高い。かつて飲んだものよりかなり進化を感じる。苦味もしっかり感じられるなあ。むしろ苦味が強すぎるかもしれない。で、飲み終えてしばらくしてもまだ口の中に苦味が残り続けていて、ちょっとしつこい感じがする。ビールって、こんなにビター感が続いたっけ?

飲み終えてみるとなんだか胃のあたりが気持ち悪い。ううむ・・・口の中の苦味もなかなか消えてくれない。鼻に残るホップの香りも気になるなあ。そうか・・・13年前に酒を飲まなくなって以来ビールに接していないので、この味を「旨い!」と思えなくなっているのだな。つまり私にとってアルコールフリービールでさえ必要なくなっていると言うことだね。最近は野菜ジュースを毎日飲んでいるので、そのほうが私の体に馴染んできたってことだ。

そういうことで試飲の結果として、私はもう二度とアルコールフリービールは飲まないってことにした。
アッ!今ゲップしたけど、ビール臭くてイヤだ〜〜〜!!!

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もうひとつのネタ。
8月7日に届けられた「和牛の尻尾」はその後どうなったのか?放置するわけにはいかないので、何らかの処理を直ちに行わなければならない。しかし!「和牛の尻尾」を調理した経験はなし。そこですぐに調理方法の検索開始!やがて分かってきたことは「牛テールは調理前に下処理しなければならない」ということだった。どうも生状態では汚れが多いようだ。特に血抜きが大切だとか。

まずは鍋に水を張り、にんにく、ショウガ、人参、ネギなどの切りくずを放り込んで牛テールを沈め、コトコトと15分ほど煮ると大量のアクが出てくる。茹でるのは水からスタートさせることがポイント。軽く茹で上がったところで、鍋から牛テールを取り出しその茹で汁は捨てる。いったん茹でた牛テールは水洗いをして、細かな血の塊や、余分な脂の部分を取り去る掃除をする。この丁寧な作業が美味しさを作り出すのである。



下処理が終わったところで再度鍋に水を張り、牛テールと様々な野菜を大ぶりに切って入れて弱火でコトコト煮続けた。1時間ほど煮たところで赤ワインをタップリ投入!1回目と違って、全くアクが浮いてこないのには驚いた!やはり下処理は必須である!さらに煮込み続けて、30分後にいったん火を止めてそのまま寝かすことにした。これで一晩寝かせてから、再度最終的な味付けを施し仕上げるのである。

では2日目の煮込みに入る。今度はトマトの水煮を1缶加え、玉ねぎもぶつ切りにして加えた。砂糖を少し加えて、更に塩コショウで味を整え、隠し味に醤油を少しだけ投入。更に更に塩昆布を少し投入。これで微妙な旨みを加えてみた。最後にきざみ赤唐辛子をパラリと加えればこれで調理は終了。このまま30分煮こめば加熱は終わりだ。あとは火を止めて、寝かせれば良い。

30分寝かせた時点で、牛テールの一部分を切り取って味見をしてみた。ふふふ・・・なかなか柔らかく煮あがっている。脂っぽいはずの牛テールも、トマトの水煮で酸味が加わり食べやすくなっていた。肉の臭みは全く無い。これで、食べる直前に温め直せばテーブルに出せることになる。さ〜てどうなることやら!




妻が帰ってきたので夕食とするか!てなことで、温めなおして皿に盛りつけ完了!見た目に少し脂っぽい感じがする。スープに浮いているのは、たぶん牛テールから出てきている脂分だ。今更取り除くわけにはいかないので無視してテーブルに出した。
 


妻は用心深く見つめていた。すぐには手を出さずもっぱら野菜サラダを食べ続ける妻である。しからば、私が率先して食べ始めるしかあるまい!意外にも肉の部分が骨から外しづらい。ナイフとフォークで地味にゴソゴソしながら外しまくり、骨部分と肉部分に分離完了!体積のほとんどが骨であることが判った。

食べてみたところ、食感は柔らかいが繊維がかなり感じられる。その肉の繊維が歯の隙間に見事に挟まってくれる。味はそこそこ。肉の獣臭も全く無くその部分は評価できるなあ。しかし!やはり予想したとおり脂分がちょっとキツイ。妻は一口二口で食べるのをやめてしまった。妻は脂っぽい食事が苦手なのだ!

私は平らげたのだが、ここでまだ鍋に残っている分がたっぷりあるので、もう一手間かけて何とか完食出来るように仕立て直さなければならない。ということは、まず油分を取り除く処理をしなければならない。鍋ごと温めて上に浮いた脂分を丹念に取り除くしか無いな。その後、ちょっと塩分を足してから、酢を多めに入れて煮込み直せばなんとかなるだろう。

これで私は明日もまた「牛テール煮込み」を食い続けることになるなあ!

これまで牛テールを料理したことはなかったが、今回の挑戦で見えてきたことがある。とにかく丹念に下茹、下処理をして、徹底的に脂分を取り除いてから本番調理に入るべきであると知った。どうやってさっぱりと食べられるように仕立て上げるかが秘訣だね。まあ、当分は「牛テール」を調理するなんてな場面には接することないだろうがね〜!



本日の結論
報復攻撃に対しては、このように防御作戦を完了したのである!

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