大物的新顧客

2010年07月28日 人脈が更に広がり!


ラベンダー色を探してみると・・・


「あなたは何をおっしゃっているのですか!」

暑い・・・今日は、那覇より東京の方が気温が高いって!!!

先月後半からエフェクターのオーダーが急激に減速して、今月に入ってからは絶望的になっていたのですが・・・。今月も、もうまもなく終わろうという今週になって、立て続けに3件のオーダーが入ってきました。そのうちの1台は「弾駆動」でしたがちょっと変わったオーダー内容でした。そしてそれは驚くべきオーダーでもあったのです!

7月26日月曜日のこと、先日お知らせしたとおり、当家にはシカゴからのお客様「綿貫」さまがお越しになって、エフェクターやギターについて語り合っておりました。その時、飛び込んできたメールがありました。皆様おなじみの Mr.Henry Kaiser からでした。さてさて、今日は何用かな?と思って読んでみると・・・。驚きの展開がそこにはありました!

7月25日のサンフランシスコ、Berkeleyでのライブがそもそもこの話のスタートです。

Mr.Henry Kaiser はその夜、友人のライブに行きました。そこでライブのサウンドを聴いているうちに「ううむ!今ステージで使っているオーバードライブをもっといいサウンドにしたいぞ!」と感じたそうです。使っていたアンプはグラスワークス、オーバードライブは某社のもの。そこで帰宅後、すぐに私宛にメールを書いたのです。

「友達に弾駆動をプレゼントしたいので、スペシャルデザインで弾駆動を作って欲しいんだけど、可能ですか?ケースのカラーはラベンダーで大きいサイズのもの。表記する文字は可能な限り大きくして欲しいのですが。友達は最近目が悪くて小さな文字だと読みにくいんですよ。しかも、DUMKUDOではなくてLINTKUDOと表記して欲しいんです。友達のあだ名が LINT FREE というんでね。次のツアーに間に合うように作って欲しいけど・・・」

で、その友達というのが、Mr.DAVID LINDREY だと言うのです。 どうも有名なギタリストらしいのですが・・・。(この時点で私は全く知りませんでした!)

ラベンダーカラーのエフェクターケースかあ・・・自分で塗るのもいいんだけど、塗装膜に強度が出せないので、ツアーで使うとすぐにハゲハゲになって格好悪いので、とりあえず販売されている近い色の焼付塗装ケースを探すことにしました。近い色がに見つかりましたので、すぐにオーダー。仕上げもいつものアバロンシートは使わず、ケースに直接文字を入れることにしました。デザインを決めたところでに Mr.Henry Kaiser に確認したところ「大満足!」との返事が来ました。


手配したケースは素早い対応をしてもらえて、翌朝にはもう当家に届きました。下準備は前夜に済ませていましたので、一気に作業に入りました。ところが、苦労したのは文字入れ。何度もやり直してようやく完成。そういう訳で、スペシャルオーダーとして出来上がった「LINTKUDO」が以下の画像です。



完成したのは良いのですが・・・Mr.DAVID LINDREY って・・・誰?そこでギタリストに関する知識はあの人だと、いつものごとくKOREさんに問い合わせしてみました。 「デビッド・リンドレイって誰?」すると! 久々に丁寧な言葉でしっかり怒られてしまいました!


「あなたは何をおっしゃっているのですか!デビッド・リンドレイといえば、
70年代以降、彼は世界一のギタリストです!スライドギターの天才! 神ですよ!神!
ジャクソン・ブラウンは、デビッド・リンドレイとしかツアーをしないし!
そもそも、DUMBLE ODS はヘンリー・カイザーが デビッド・リンドレイに使わせて、有名になったんですから!

弾駆動をデビッド・リンドレイが使っていると広まったら・・・ とんでもないことになりますよ!
しかし、弾駆動はいったいどこまで行くのですか!」

ううう・・・知らんかった・・・それほどの大物とは・・・私の音楽業界に対する知識ってこの程度なんです・・・。 Mr.Henry Kaiser はジャクソン・ブラウンとのビッグツアーに間に合うように 作って欲しいと書いていましたが・・・。そういう事だったんスか! 意味分からんかったです・・・。

しかも、DUMBLEと同じパターンで ヘンリー・カイザーが デビッド・リンドレイに使わせるのですから・・・面白い展開となってきました。てなことで、昨夜完成しましたので本日 デビッド・リンドレイ宛に発送完了しました! さ〜て、この先どうなりますことやら・・・。ちなみに、最近のツアーの様子がYouTubeにありましたよ。



David Lindley & Jackson Browne--"MERCURY BLUES"--HMH Amsterdam--9 june 2010


本日の結論
私の知っている海外のプロギタリストは、ホントに数人だけなんです・・・!

「独断倉庫」に関しての御意見は「啓示倉庫」へ書き込んで下さいな。



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