基板的量産品
2010年01月30日 ほくそ笑んでしまいました!


これが完成したばかりの量産化基板です。

「グチッたところで今更」


前回のご報告で、今まで使っていた黒いアルミケースがディスコンになってしまい、ちょっと問題が起こりそうだと書いていたのですが、さっそく新しいカラーのケースを1個サンプルとして取り寄せてみました。触ってみると表面がザラリとしています。例えれば、古いワウワウのケースに施されていたようなクラシカルな感じの塗装です。

私が気にしていたのは「TOP面のアバロンラベルが密着できるのか?」と「アバロンの発色は阻害されないのか?」でした。朝早くから作業を開始して11時には完成しました。完成後チェックしてみると、ラベルの貼り付き具合は問題なさそうです。アバロンの発色は少しだけ後退した感じですが、まあこの程度であればOKとしましょうかね。



で、ケースにボール盤で穴開けしている際に気づいたことがありました。いままではツルリとした表面のケースでしたので、ちょっと擦ったりぶつけたりするだけでケースの塗装が傷ついていたのですが、このケースだと傷が目立たないというか、傷つきにくいんですね。つまり作業効率が上がるんですよ。おもわぬ塗装仕様変更の効果です!

そして、いよいよオーダーしていた基板が完成しました。昨日、八王子の工場へ引き取りにいって色々話し込んできました。又しても面白い情報を仕入れて新しい構想が様々に浮かび上がって来てしまいました!

まずは第1ロットとして10シートの基板を作ってもらいました。1枚の基板シートからシングル用12個とTWIN用4個が採れます。以下の画像がその全貌です。小さくて分かりづらいですが、tanabe.tvの文字もちゃんと入っています。さらにオーダーした工場はULマークの資格を取得しているので、私の基板にもULマークが入れてあります。基板シートにはVカットが入れてあるので、手で曲げるとパキパキ割れてバラバラに出来ます。



「ULマークとは」
ULマークは、安全の証として、製品が試験を受け、厳格なUL安全規格に適合しているとULが認証した製品であることを消費者に示します。それと共に、強力な販売促進ツールでもあります。米国の大規模小売業者の中には販売に際し、UL認証を指定しているところもあります。米国の消費者も製品購入に際し、安全を意味するものとしてULマークの有無を確かめることが一般化しています。



赤丸内がULマークと工場の固有記号です。


これで当分、基板製造エッチング作用の苦行から解放されます。もっとも辛かったのは基板の穴開けです。直径1mmの穴を大量に延々開け続ける単純作業は、さすがに飽きが来ますし苛立ちます。ホコリだらけにもなりますし。それから解放されましたので、トータルの作業時間がかなり短縮されました。しかも、基板を量産すると材料を買って自作するより単価が安く付くんですよね。大助かりです。もし、これから優秀な基板を量産したい方がいらっしゃれば基板工場の社長をご紹介しますよ。お任せするだけでサックリ作ってもらえますから。ご遠慮なく私にご連絡ください。

で、新しいカラーのケースには新しい基板を入れて組んで見ました。バッチリです!作業もやりやすいし、ハンダの使用量もかなり少なくて済みます。なにより、レイアウトが奇麗に仕上がるのが嬉しいですね。もっと早く量産基板を作っていれば・・・。とグチッたところで今更どうにもなりませんがね。


本日の結論
基板もケースも在庫が無くなり次第、新しいものに切り替えますよ!

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