手術的老人性


2009年10月24日 気になっていたものを手術!


これは何?



「気になるサイズになったら」

歳をとってくると、体のいろんな部分が老化現象を呈してきます。一番最初にはっきりと出てくるのは老眼ですね。誰でも45歳前後で近くのものが見え辛くってきます。ある日突然それに気づくのでいささか慌てますが、それは間違いなく老化現象の入り口です。50歳くらいになると膝関節が痛くなったり、腰痛が出たり、物忘れがひどくなったりと、少しずつ体にガタが来ているのに気づきます。排尿後の切れが悪くなるのも、ある日突然やってきますよね。

人間の本来の健康的な寿命は50歳程度であると聞いた事があります。つまりそれ以降は使い古しの体なので、ガタが来るのは当たり前だと。歳を取れば取るほど劣化していくのですから、長寿社会は病人だらけになるのは必然ですね。それに私がこの1年で急激に感じ始めたのは「起床時刻」です。やたらに早く目覚めるようになりました。早い日は3時半頃ですが、ほぼ毎日4時頃に目覚めます。頑張って長く寝たなあと思った日でも6時が精一杯です。前夜12時過ぎに寝てこれですから・・・。

テレビのニュース番組で「オハヨン」というものがあります。タイトル通り朝4時からやっている番組ですが、こんなもんいったい誰が観るんだ?と以前は思っていましたが、私はほぼ毎日この番組の始まる頃に起きてしまい、他にやる事も無いのでベッドの中から毎日観ています。そして5時を過ぎるとそれにも飽きてしまい、起き上がって半田ごてを温め始めます・・・そうなんです!最近はこんなに朝早くから作業を始めてしまうんです!そうすると本当に「朝飯前」に1台のエフェクターが出来上がる事もあるんです。実は昨日がそうでした。

さて、老化現象の話しを始めたというのはもう一つ顕著な事があったからです。この1年ほど前から私の首の周りに小さなイボが出来ていました。その数が徐々に増えていき、サイズも日々大きくなってきました。手で触るとはっきり違和感があります。調べてみるとこれは「老人性イボ」と呼ばれているものですね。そこでこいつを取り除こうと9月末に皮膚科に行きました。

「これは老人性イボですね。誰でも出てくるものですよ!ご心配なく」と診断されてひと安心でしたが、このサイズになると液体窒素での処理は時間がかかるので、メスによる切除をしましょうと言われました。そうすれば1回の手術で終わると。てな事であらためて手術の日を予約して帰りました。その予定日は10月20日。

ようやくその日が来て、予約時刻少し前に皮膚科へ行ってみると・・・ドアが閉まっていて入れません。なに?と予約表を見たところやはりこの日ですし「2時20分までにお越し下さい」と書かれています。その時点で2時10分でした。ドアを見ると「午後の診察は2時30分からです」と表示してあります。院内に入れないのにそれ以前に来いと指示があったのは何故?

たまたまそこに院長が通りかかったので、呼び止めて何故入れないのだと聞くと、2時半から入れますというのです。そこで予約表に書いてあった「2時20分までに」の証拠文書を提示して「入れないのにこれは何?」と問いただしたところ「あら?」といいつつドアを開けてくれました。でも昼休みで看護婦が誰もいません。早く来たのになんの意味も無く、ただベンチに座って時間が来るのを待っておりました。

やがて2時半が過ぎて、処置室へ招き入れられました。まずは大きめのイボに対して局所麻酔注射してメスで切り取ります。最初にカウントしてみたところ、麻酔が必要なイボは9個ありました。それぞれの根元に麻酔注射をするのですが、これが結構痛いんです。ウッ・・・と思わず声を出しつついたぶられること9回。準備が整いました。

ベッドに寝て切り取りが始まりましたが、すぐに麻酔が効いて来たので全く痛みは無し。9個全部切り取ったところで、他にも小さいものを医師が発見しました。そこで追加の分6個は液体窒素で凍らせて取ることに。これまたチャッチャと処置が進みあっ言う間に終了です。で、切り取った後はその傷口を電気的止血機で処理し血止めをしました。医師が傷口にその器具を当てるたびに、タンパク質が焦げる臭いが鼻を突きました。最後にガーゼを絆創膏で貼付けて保護し、これで処置は終了です。



実は、最近ひげ剃りを電気シェーバーからカミソリに変更したので、首周りにイボがあると剃りにくいという事態に陥ったのです。そこで思い切って手術することにしたってワケですよ。医師によるとこのイボは「誰にでもできる老人性のもの」ということでしたので・・・誰にでもということは、あなたにもいずれ出来るということですね。老人性イボが気になるサイズになったら、とっとと皮膚科で切り取ってもらいましょう!


本日の結論
歳を取るってことはこういうことです!

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