六弦的螺鈿完
2009年04月10日 ストラトが一応完成しました!


「Fenderなんて文字は」

4月2日「六弦的螺鈿続」の完結編です!

前回残された課題は「回路図の入手」でした。ピックガードを外したところ、配線が何か所も外れてしまい、どこがどこに繋がっていたのかが分からなくなったのです。このギターはFenderのクラプトンモデルなので、ワイヤリングが通常のストラトとは違っているのですよ。

WEBで回路図を探してみましたが、なかなか的確なものが見つかりませんでした。途方に暮れ、いざとなったら西條さんにお助けいただこうかと考えていたのですが・・・。なんと!禅駆動ユーザーの方からクラプトンモデルの配線図をご提供しましょうと申し出でがあったのです!ありがたきことかな!

こんばんは、関口です。
六弦的螺鈿続 を読んでメールいたします。
ECの回路でお困りのようでしたので、メールさせていただきます。

私もフェンジャパのSTにECのミッドブーストを自力で搭載したことがありまして、
その際に回路を入手しました。(大阪屋の福田さんに当時助けてもらいました)
こちらの回路で私も対応できましたので、恐らく大丈夫かと思います。
(ECの回路だけ貰ったのでPOTと回路図を福田さんに入手してもらいました)


配線図が手に入れば、あとはザリザリで使えなかったコントロールポットが届くのを待つばかりです。で、クレームをつけたショップからようやくコントロールポットが3個届きました・・・。お詫びに弦も2セット入っていましたが・・・だめぢゃ〜〜〜ん!!!クラプトンモデルに必要なポットが入っていません!通常のストラト用のポットが3個届いたのです。


これが3個届きましたが・・・。

2個は使えますが、もう1つはTBXコントロール用の特殊なポットが必要なんです。ええい!再度クレーム付けても時間がかかるばかりなので、別の専門ショップへ発注する事にしました。ついでに、5Wayスイッチも交換してしまいましょう!2日で届きました。


これが必要なんです。


そして、これも入手!

4月9日、TJとお別れした後、自宅に帰ってさっそく作業開始です。オリジナルの状態はひどいものでした・・・余分なワイヤはあるし、ハンダ付けもひ弱で「なにこれ?」といった感じ。前の持ち主が自分でピックアップを交換したと明らかに分かる状態でした。それらをすべて取り外して、ハンダ作業はとっとと進めます。回路図があるので安心ですね。取りあえず配線が全部終ればこんな感じです。

ピックガードをボディーに取り付け、ネックを取り付け、弦を張ってネックの調整をします。実は、ネックの接合部分とネックポケットに紙のシールが貼ってあり、なにこれ?といった感じでしたので、取りあえずシールを剥がし、ポケットも掃除をして平面を出しておきました。なんであんなシールを貼るんでしょ?密着性が悪くなるのは明らかなのにね?ネック取り付け完了!その後にサドルとピックアップの高さを調整しました。ハーモニクスの調整は弦が落ち着いてからやる事にします。では音が出るかどうかチェックしてみましょう。

アンプを温めて、弦を弾くと・・・おおお〜〜〜!!!あっさり一発でOKです!スイッチを切り替えてみると5wayも間違いなく切り替わります。TBXもちゃんと機能していますね。TONEも問題なく作動しています。で、しばらく音出しをしていたのですが、どうも私が欲しかったストラトサウンドとは違っています。

ノイズレスピックアップだし、アルミプレートのピックガードなので、シールド効果抜群なのでしょうね。 ノイズをほとんど感じません。でもその分だけストラトらしさが無いというか・・・。ある程度のノイズはストラトらしさを感じさせるものなのですね。クラプトンモデルではなく、やはりビンテージタイプのストラトにするべきでしたかね〜〜〜?嫌いなサウンドでは無いので、まあ、しばらくはこれで遊んでみる事にしましょう。などと安心していた時でした!思わぬ落とし穴が見つかったのです!

ボリュームを少し絞ったところ、突然ハウリングのような発振音が飛出してきたのです!さらにボリュームを下げると消えます。もう一度やってみると、ボリュームが8〜9あたりの間だけその発振音は発生していました。何度やっても同じ結果です。これは・・・いったいなに?まったく原因が理解できず私は途方に暮れるのでありました!どなたかお知恵を拝借できませんか〜〜〜!!!


見た目だけは派手に出来ましたが!


Fenderなんて文字はいらないのです!
光の角度で怪しく光り輝きます。

本日の結論
こうやってトラブルが起こりネタとなるのです〜!けっこう楽しいです!(自虐)

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