特製的燦駆動
2009年04月03日 遠来の友人のために!


TJ Eckleberg

「早く作りたい!」

昨年11月に来日して、一度顔合わせしたオーストラリアの TJ Eckleberg が本日再来日しました。桜満開の日本の風景に感激したと今朝メールが届きましたよ。実は1週間程前に連絡があって「もうすぐ日本に行くからね〜!」と知らされていたのです。そして是非会いたいとも書いてありました。

そこで私が考えたのは「会う時には何かひとつお土産を持って行かなきゃなあ・・・」でしたが、桜餅の詰め合わせを持って行ってもオーストラリアのギタリストにはウケないだろうと、ペダルをプレゼントする事にしました。さらに、どうせ作るなら世界に1つの特別なデザインにしようと企てました。

彼はいつもメールの署名に TJ と書いてくるので、それをデザインしてみようと。考えたのはLEDでそれを表示する事でした。3mmのLEDならたくさんありますので、それで表現しましょう。さらにケースの色もポップにしてレモンイエローです。ノブをさらにカラフルにして全体的にはベネトンカラーとしました。中身は新作の「燦駆動」と同じものです。ちょっとだけGAINは強めにしておきましたがね。で、出来上がったのが以下の画像です。スイッチオンでLEDが点灯します。現物はLEDの光り方が見事です!きっと彼は喜んでくれるでしょう!


画像にカーソルを乗せてみて下さい!

さて「燦駆動」に採用している AC128/01 というゲルマニュームトランジスタを使い果たしてしまって、このところ燦駆動を作れなくなっていたのですが、ようやく手配がつきました。いつものシカゴ在住綿貫さんのご手配です。かなり離れた遠くの倉庫から、老後のためにと蓄えていた AC128/01 を引っ張り出して来てもらい、ようやく当方へ送る準備ができたそうです。ちなみに400個です。さらに他にも追加で貴重なオペアンプを200個買いましたよ。1週間以内に届きますので、そうなればようやく「燦駆動」が自由に作れるようになりますな〜〜〜!!!

今週は「燦駆動」が量産できない状態だったので、いろいろ検証していました。主にトランジスタの個性によって個体差が出るので、それを平均化するための算段です。さらにGAINの心地よい部分をどうやって引き出すかと、時々起こるサスティーン不足の個体がなぜ発生するのか?の検証でした。その結果、ほぼ原因が見えてきましたので、次からは安定した生産が出来そうです。久々に「早く作りたい!」という気分が高まって来ましたよ!


本日の結論
明日にでも花見に行かなくちゃ!

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