六弦的螺鈿化
2009年03月29日 今期末最後の無茶!


これはいったい何でしょう?

「てなことで、準備は整いました」

本年度もいよいよ終わりですね。私自身にも様々な出来事があって、本日に至りました。大きく二つの出来事がありましたね。一つは鬱の症状がかなり回復したこと。昨年9月から少しずつ投薬量を減らし続けて、薬の禁断症状に悩みながらも、ついに11月末には完全に薬から離脱しました。そして12月に入って薬を止めただけでなく精神状態もかなりクリアになってきました。それまでと見違えるほどです。

二つ目は、禅駆動の国際化です。皆様の支持によりジワジワと広がっていた禅駆動が、ついに太平洋を渡りYouTubeの効果で少しブレイク。いままでに18か国からオーダーが来ました。今月に入り、またもやオーダーが増えてきましたね。燦駆動が完成した影響もあるのですがね。

そんな今期の締めくくりとして、一つ何かやりたいと考えていました。1か月程前にようやく思いついたのが、新しいギターの入手です。私はかつてストラトを所有していましたが、ずいぶん昔に部下にせがまれて格安で譲渡した経緯があります。ところが最近になり、シングルコイル用として弾駆動やFUZZの燦駆動を開発したことで、シングルコイル専用ギターが欲しくなりました。私が現在持っているギターはタップでシングルコイルは楽しめるのですが、シングルコイル専用は無いのですよ。

シングルコイルと言えば、代表選手はストラトかテレキャス。テレキャスはカスタムショップものを所有しているので、今回はストラトにターゲットを絞りました。そこで、私は何を企てたかというと・・・。禅駆動や弾駆動と同じデザインのギターが欲しくなったのです。つまり、ブラックボディーにアバロンのピックガードという仕様であります!うへえ〜〜〜!!!クドい!


こんなイメージのギターを作ろうと考えたのです!

最初に考えたのはキットの購入でした。一からボディーを削りだして作るのは当家の環境では困難ですので、キットを購入して塗装だけやって仕上げようと考えたのです。数日間悩みましたが、それは却下しました。というのも、今はエフェクターの製造に時間をとられることが多くて、あまり他のことをやっている時間が作れないのですよ。それにどうせやるなら、一からオリジナルで作りたいですしね。


こんなキットが1万円程度で買えます。

でも目的達成のためにブラックボディーのストラトは欲しいので探してみました。ようやく探し当てたのはTOKAIの80年代ストラト。かなり状態が良いものですが、安い価格でした。オークションで即落札です。ところが・・・そんな時に限って面白いことが起きたのです。

禅駆動を世界的に広めてくれたオクラホマ在住のプロギタリスト Shane Conaway から久々にメールが届いたのです。

「俺は今、TOKAIの80年代ストラトを探しているんだ!
 アメリカだとスンゲエ高いんだけど、
 日本で安く買えるかねえ?可能だったら見つけるのを協力してくんないか?」

おおお!なんということでしょう!そのものズバリのお問い合わせではありませんか!それならばと、私が落札したばかりの画像を添付して、 Shane Conaway にメールを送りました。

「TOKAIをオークションで手に入れたばかりだよ!これで良かった譲るけど・・・どう?」

「わお!こりゃいいね!コンディションも良いみたいだし、すぐに金策するから待ってて!」

こんなことで、私が受取る前に譲渡が決定しました。しかも送料がもったいないので、いったん私が引き取ることはせずに、ショップから直接 Shane Conaway 宛に発送してもらうことにしました。もちろん私は彼の代わりに支払いを済ませておきましたがね。

で、肝心の自分用が無くなってしまいましたので、さらにブラックボディーストラトの捜索が続きます。ブラックボディーと言えば、クラプトンのブラッキーが有名ですね。でもシグネチャーモデルは高いのでパスです。しかも改造する予定ですので、なおさら高い買い物をする気はありません。

と捜索を続行していたのですが・・・そんな時にみつけたのがなんとクラプトンモデルだったのです!かなり安いのですが、さらにスプリングバーゲン中で落札価格より10%値引きするというのです。送料まで入れた総額は、77,411円!安い!なぜこんなに安いのか?それはヘッドに修理跡があるからです。一番先端部分が折れて、次ぎ直した痕跡があるのです。でもチャンとリペアショップで作業されたもののようです。そのせいでシグネチャーモデルの記述とサインが無くなっていますが。

なるほどね。あのサインのプリント代が数万円するってワケね。でも私は必要ありません。それはなぜか?目的がクラプトンモデルが欲しいからではないですし、最終的にはヘッドの面にもアバロンを貼り込むからです!いずれにせよサインは消えてしまう運命にあるのですよ!わ〜〜〜お!!!つまりピックガードとヘッドをアバロン仕立てにするのであります。後一日考えて、迷いが無くなったら手に入れることに致しましょう!

すでにピックガードとノブはアメリカの Q-Partsで見つけて手配済みです。 そしてそれは昨日届きました!以下の画像それです。肉眼で見ると、画像で見るよりかなり派手ですよ!ピックガードはアルミ版を切り出してその上にアバロンを貼り込んだ後に、透明の樹脂でコーディングしているようです。シールド効果は万全!


ノブはクロームメッキの金属製でずっしりとした重さです。TOPにはアバロンが透明樹脂の中に埋め込まれています。上のピックガードと組み合わせてみたところ派手さ満開ですよ!下品さ満開とも言えるでしょうがね。でもいい〜〜んです!禅駆動とデザインを揃えるのが目的なのですから!いずれはアンプやスピーカーキャビも同じ仕様で仕上げることにしますか〜〜〜!!!



てなことで、準備は整いました。あとはストラト本体を手に入れれば数日で目的達成するでしょう!こいつに関する続報は完成後に!それでは、完成までいましばらくお待ちくださいませ!


本日の結論
ヘッドには、tanabe.tv と入れるべきなのだろうなあ・・・。

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