英国的発注記
2009年01月18日 今度はこいつだ!


Celestion HERITAGE - G12 - 65 - 8 OHM

「よ〜〜〜し!やってみよう!」

今回もマニアックな話なので、ギタリスト以外は気をつけるようにね!

もう昨年の事なのだが、昨年夏にKOREさんと車で横浜の某所へ出かけた。ちょっとした頼まれ物の代理購入をしに行ったのだが・・・帰り道、車の中でKOREさんとスピーカーの話になった。その時は、私が Bob Burt にキャビをオーダーする直前だったので、何を入れたら良いかとの相談だったのだが。

KOREさんから「スピーカーと言えばやっぱりEVだよね!」と勧められた。そしてもうひとつ!「Celestion HERITAGE - G12 - 65が安くていいらしいよ!」だった。この時はすぐ「わかった!EVだね!」と思い込んで Bob Burt にオーダしたいきさつがあった。それから時が経ち、昨今になって、ふと「自力でスピーカーキャビを作ってみたいなあ・・・」と思うようになった。

何がそう思わせたのかというと、このところ私はオボロゲながら壮大な妄想にふけっていたのである!ギターを鳴らす環境を出来る限り自分で作り出すという妄想なのだ!具体的に書くとこのような事である。

私は「禅駆動」を作り出した事でエフェクターを自力で調達した事になる。ギターアンプも小さな物だが「GAKUYA 1号」を作り出したこれも自作である。先日、真空管アンプのモデファイを行った事で「これはキットなら自分で一から作る事も可能だな!」と妄想が加速した。ギターシールドと、スピーカーシールドもすでに自作した。そうなると自己完結させるために足りないのは、ギター本体とスピーカーキャビとなる。

ギター製作はかなりの時間と技術を要するので、すぐに手を出すわけにはいかないだろう。勉強するための時間も必要だし。そこで次はスピーカーキャビ自主製作とターゲットを絞ったのである。スピーカーそのものは作れないので、スピーカーユニットを購入するしか無い。そこでスピーカーに何を選ぶのか?が次の課題となった。

ここで話は戻るが、先ほど書いた「Celestion HERITAGE - G12 - 65」はどうだろうかと気になり始めた昨今である。ではどこで買えるのかと調べてみたところ、どうもこのスピーカーは日本国内でなかなか手に入らないようだ。私が調べたショップではどこにも置いていなかった。実はKORE さんも今欲しがっているスピーカーなのだがね。


Celestion HERITAGE - G12 - 65 - 8 OHM

そこでヤフオクに出ていないかを調べてみたところ、すでに終了したページにそれを見つけた。その時は32000円で落札されていたのだが、本日再度検索したところ、同じ出品者が即決価格は36,500円で出品している。

先日来、海外通販でいろいろ買っている私は「Celestion HERITAGE - G12 - 65」もまた海外から購入したら安いだろうと調査を開始した。まずはギターの本場アメリカだ。いくつかのショップで定価270ドルを値引きして180ドルで販売している事が判明した。ドルが安くなっているので、送料まで入れれば2.2万円程度だろうね。


ところが調査中にふと気づくのである「Celestionって・・・アメリカか〜?イギリスじゃねえのか〜?」さっそく方向転換である!国際通販の基本は「原産国から直接購入!」だ。これが一番安いはずなのだ。で、探したところ見つけたショップでは£88.22で販売していた。おおお〜〜〜!!!これは安い!本日のレートで行けば、英国の消費税込みで12,000円以下である。


さっそく購入してみようとshopのWEBを探索し始めたところ、なんだか英国内とヨーロッパだけにしか販売しないようだった。ええい!試しに買ってみてやれと通販ページに入力してみたところ、最終的にオーダー者の住所の選択肢に「日本」が入っていなかった・・・。ううむ・・・残念・・・しかし、後ろ髪引かれる思いを残しつつWEBから離れた。

さてどうしようか?そのときひらめいたのは、かつて「禅駆動」を4台も購入していただいた。ロンドン在住の日本人プロギタリスト、Mikiさんの存在である。彼ならこの状況を理解してくれるのではないのか?と代理購入依頼メールを送ってみた。

すぐに返事が来た。代理購入はOKだという!しかもMikiさんも又この「Celestion HERITAGE - G12 - 65」を4発買って、自分で入れ替えたというのだ!おおお〜〜〜話が早い!そして、彼はKOREさんのファンでもあるのだ!協力するのはやぶさかでないと言ってくれているのである!

だが、その時もう1つの情報が入ってきた。Mikiさんが購入したのは別の店だと言うのだ。さっそくその店のWEBにアクセスすると、£78.22で販売していたのだ!おおお〜〜〜!!!これはさらに安い!しかし・・・英国消費税は入っていなかった。消費税は15%なので、計算してみると価格は先ほどのショップとほぼ同じとなった。まあ、同じならこれでいいか・・・ところが残念な事に、在庫が切れていたのだ・・・。Mikiさんがその後調査したところ、1月末にならないと入荷しないことが判明した。それまで待つしかないか・・・。

一昨日の事、そのイギリスのショップにアクセスしてみたところ、やはり品切れのままだった。ところが、数時間後にもう一度アクセスしたところ「在庫あり!」に表示が変わっていたのである!おおお〜〜〜これはこれは!しかも、調べて行くと「ワールドワイド配送可能」と書かれていたのだ!なんだと〜〜〜!!!これでは私に買えと言っているようなものである!しかもMikiさんの手を煩わせる事なく購入可能ではないか〜〜〜!!!

私は迷わず、速攻でオーダーフォームに書き込んだ!もちろんKOREさんの分も一緒にオーダー。支払いはPaypalではなくクレジットカードだったぞ。支払い方法がなんであろうとかまわん!サクサクと書き終え、最終確認をしたのちオーダー確定の送信をした!すぐにオーダーを受け付けたとの返信があり、発送先の住所を知らせてくれと書いてあった。住所を送信!これで一安心である。

翌朝、さらにショップからメールが届いていた。「商品代金と送料は以下のようになるがよろしいか?」との確認メールである。ところがここで新たな事実が判明した!日本向けに出荷するので、英国内の消費税分が加算されていないのだ!おおお〜〜〜ラッキ〜〜〜!!!追加は日本国内での税金と手数料だね。きっと数千円なので問題無しと!

shipping cost to japan.
The Best quote is £140 to ship 4 speaker to japan
Goods £312.88
The total cost is £416.88
Please confirm
regards


送料も予想していた程度の£140だったのでホッとした。さらにさらにもう1つ・・・大声では言えないが、よ〜く上の文章を読んで欲しい。ショップの足し算が間違っていて、トータルが明らかに£36安くなっているのだ。わっはっはっは!私はこれにすぐ「了解した!」との返信をした!大笑いである!これでオーダー確定だ〜〜〜!

やがて、もう一度ショップからメールが届いた。

Thank you
I will ship these asap

「すぐに発送するね〜〜〜!!!」との返事だね!カナダのショップと違ってなかなか分かり易く丁寧な対応が嬉しい私である。私はこれで届けられるのを待ち構えるのみとなった。


さてと、次はスピーカーキャビネットをどうやって作るかを考えなければならない。イギリスから寄せられた情報のもう1つに、当家からかなり近い場所に、バーチ材の切り出し加工をオーダーで受けてくれるショップがあるというのだ。自分で設計してバーチ材を切り出してもらえば、後は組み立て接着するだけだから何とかなるだろう!よ〜〜〜し!やってみよう!


本日の結論
おいお〜い!そんなに手を広げて大丈夫かよ〜!

「独断倉庫」に関しての御意見は「啓示倉庫」へ書き込んで下さいな。



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