鼠絵的禅駆動
2008年11月21日 今週はこんな風に!


このスキンヘッドは誰?

「作っただけで満足しないように」

今週の出来事を2つご報告。

その1
11月18日火曜日、横浜の関内まで初来日の方に会いに行った。 その人物は、現時点でオーストラリア唯一の禅駆動ユーザーである。ミュージシャン兼イベント系のアーティストでディレクターでもある。 名前は tj Eckleberg これはもちろん芸名だがね。

tj はイベントのディレクションの仕事が入ったので、先週末に初来日。 到着したとたん打ち合わせが忙しく立て続いて、ようやく時間が取れたのが18日だった。 来日前からメールでやり取りしていて「是非お会いしましょう!」と言う事になり、 幸い私もその日休みだったし、天気もよかったので散歩がてら出かけました。

ですが・・・日本語が出来ない tj と英語が出来ない私が1対1で会うのだ!(冷汗)
どうなることやら・・・。

まあ、何とかなるだろうと待ち合わせ時刻のちょいと前に現場着。 私が事前にもっていた tj のイメージは身長が190cm近いガッチリした大男だったが・・・。以下の画像を見るかぎりそう感じさせる。


約束の時間になり現れた tj を初めて見て思わず「ちっちぇ〜!」と、心の中でつぶやいてしまった私だった!私より2cm程度身長が低く、さらに白人系外国人にありがちな頭の小ささで、とても小柄に見えたのだ。以下の画像でそれが確認できる。まあ、私の顔もこの日はむくんでいたので、その差がいっそう際立っているなあ!

いざ、顔を合わせて話し始めると、お互いにエフェクターやギターの話に終始しているので、ほとんど会話に不自由さがない。当初、tjの仕事仲間の方が通訳で来てくれたが、あまりにも会話の内容がマニアックで、ギターとエフェクターの知識が全くなかった通訳氏は通訳しきれず5分で退散(笑)


tjからお土産にもらった本人のCD

その後は、2人きりで2時間近くあれこれと私はカタコトの英語で話し続け、とても楽しい交流のひとときを過ごす事が出来た。印象的だったのは、tj が「アメージング」という単語をかなりの回数使っていた事。確かにインターネットの普及があったおかげで、その昔なら絶対に出会う事の無かったシドニー在住の男と、川崎在住の男が、最初から旧知の友人のように楽しげに話する事が出来たのだ。

ちなみに、tj がシドニーのスタジオで禅駆動を披露したところ、周りのギタリスト達に大受けだったそうだ。tj 本人も当初はなかなかセッティングポイントが定まら無かったのだが、いったんお気に入りポイントが見つかったところ手放せなくなったと言っていた。かなりローゲインで使っているようだね。

その2

寒波がようやく関東地方を席巻し始めた11月20日は、以前からやりたかった作業を朝から一気に行った。以前ディズニーランドに行った際に気に入った缶入りのクッキーを買っていたのだが、私が欲しかったのはクッキーではなくもちろん缶であった。その缶を使って禅駆動のお笑いバリエーションを作ろうと考えたのだ。

まずはイキナリその外観から見ていただこう。かなり大きめのケースなのだが・・・。ノブの位置はミッキーの耳の位置に合わせてある。真上から見るとあまり違和感の無いノブの位置だね。

この缶を見た時に、スペースに余裕があるので、通常の禅駆動回路以外に何か仕込めるなあと考えていた。ず〜っと考えていて、ようやく思いついたのが11月18日。 tj と顔合わせした帰り道の電車の中だった。思い立ったらすぐにやりたくなる性分なので、帰宅後にパーツ取り付けの位置を割り出す作業を始めた。とりあえずその日は穴開けまで完了しておいた。

11月20日、私は休みの日。朝からさっそく作業に取りかかった。妻は外出していたので、久々にリビングルームでテレビを眺めながらゆっくりと作業する事にした。やはり広い部屋で作業するのは精神的にものんびりできて、なかなか快適である!で、16時過ぎに組み上がったのが以下のブツだ。

通常の禅駆動と外観以外は何が違うのだろうか?気になるよね?それでは中身をご覧いただこう。がらんとした内部なのだが、特徴的なのは、8連のターミナルが設置されている事。今回はこれを取り付けてみたかったのだ!缶自体は薄い鉄板で作られているので、スイッチを足踏むにはベコベコして使いものにならない。そこで、アクリル板を購入。トップ面とボトム面に補強材として貼付けた。これで安心だ。アクリル板を取り付けるもう1つの理由は、オリジナルの缶の厚みだと薄すぎて、パーツが正しく取り付けられないのだ。


さて、上の画像でお分かりの通り、8連のターミナルがちょっと違和感を感じさせるが、実はこれはクリッパテスターなのだ!様々なダイオードをここにセットするとクリッパとして作動する。新しいサウンドを探るためにもこれを作りたかったのだ。さらに、回路基板上のオペアンプの差し替えも簡単にできるので、これまた新しいオペアンプをテストするのに使い易い。蓋がネジ止めではないので、開け閉めも簡単だし。

そういうわけで、これはイージーにトライ・アンド・エラーが出来る禅駆動なのである! さ〜てどこまで使い道があるかね〜〜〜!!!作っただけで満足しないように活用しようっと! 決して「禅駆動 Mickey」と呼ばないように!某社がウルサそうだからね〜〜〜!


本日の結論
「禅駆動 TRIAL」とでも名付けてみるか?

「独断倉庫」に関しての御意見は「啓示倉庫」へ書き込んで下さいな。



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