豚鼻的禅駆動
2008年10月25日 思いついたらすぐ実行!


こいつを見ながら考えた!

「ふっふっふっ・・・」

2002年4月に手に入れたPIGNOSEを私は持っている。携帯用アンプだ。クラプトンも使っていたと言われているが・・・。当時、何となく欲しくなって手に入れたものだから、使うことも無くそのまま棚の上に居座っている。それが久々目に入って考えた・・・。今となっては自宅ではチューブアンプしか使っていないので、この先もずっと使うことは無いだろうなあ・・・。かといって今更売り飛ばしてもたいした値段はつかないだろうし、と持て余していたのだが、ふと「改造するのはどうだ?」と又しても悪しき心が囁きかけるのであった!

実は一度改造に手を出していた経緯がある。それは電源だ。単3電池6本、つまり9V稼働するアンプだが、6個も電池を交換するのが面倒なので、006P1個の9Vにして使えるようにしておいたのだ。今回はさらにそれに改造を加えようと考えた。

まず、電池は006Pを2個並列にして電池の持ちを長くしようと考えた。これで2倍の寿命になる。さらに、このアンプはコントロールがボリューム1個だけとシンプルなので、こいつに「禅駆動」回路を組み込んでみることにした。つまり、ジャックインでいきなり「禅駆動」サウンドが楽しめるポータブルアンプに仕立て直そうと考えたのだ。

さいわい、単3電池6本分のスペースが不必要になったので、そこにコントロールポットと回路、さらに電池2個まで組み込もうと考えた。ジャストで設置出来るスペースのはずなのだが・・・。では改造に取りかかろう!

まずはコンロールポットの設置位置の測定だ。オリジナルのブタ鼻型ボリュームの両サイドに2個ずつ1列に4個のコントロールノブを並べることにしよう!慎重に位置決めの後、ドリルで穴をあける。ケースだけなら木製なので簡単だが、実は裏側には鉄板が入っている。そこで鉄板側から穴開けを行い、ポットを取り付けた。だが!ここで計算違いが生まれたのだ!



ポットを取り付ける面の厚みが思っていたよりも厚くて、ポットがネジどめ出来ない事態に陥ったのだ!これでは強度が確保できんぞ!しばし悩んだ末に全てのポットをホットボンドで固定する事にした。裏面からたっぷりのホットボンドを流し込み固定完了!これで第一段階は終了した。

さて次に回路の製作だ。単に回路を組むだけなら簡単だが、PIGNOSEは裏蓋を開けて出音のヌケ具合を調整をするアンプである。中身が曝されるので、回路と電池はトップ側のスペースにきっちり納めなければカッコ悪い。で、まずは長めにケーブルを付けた回路を真ん中に置いてポットにハンダで結線を終了した。

意外にもスムーズな進行状況だ。スタートから3時間後には仕上ってしまったぞ。ちなみに、3モードスイッチは内部に設置した。

さて、いよいよ音出しのチェックである!プラグを繋いでスイッチオン!あら?あららら?何だこのサウンドは?私が期待していたものとは全く違うめちゃくちゃなサウンドがでてきた!今回は改造配線も回路も自信があったので、ひょっとして・・・とオペアンプを新しいものに取り替えてみたらあっさり本来のサウンドが飛出してきた。だが、それでも変な発振音に近いサウンドが混じっているのを感じる。これはどうしたものか?

じっくり回路周辺を眺めてみたところ、どうも電池の位置が影響している様に感じる。そこで2個の電池を1カ所にまとめて置き直してみた。ふっふっふっ・・・これで予定していたサウンドが見事に出るようになったのである!

完成したのが深夜なので、大きな出音でチェックできない。当然ながらマスターボリュームも上げられないので歪みがとても少ない状態しかチェックできない。よ〜〜〜し!朝になったら大音量で試してみよう!現状でも禅駆動回路組み込みの結果、ピグノーズとしてはオリジナルよりかなりでかい音が飛出してきているのだ!

で・・・朝になりました。

うひょ〜〜〜!!!このサイズのアンプなのに、元気でバカでかいサウンドが飛出してきたぞ〜〜〜!!!もちろん禅駆動サウンドだ〜〜〜!!!小さい音でもたっぷり歪んで、フィードバックが簡単に楽しめるぞ〜〜〜楽しいぞ〜〜〜!!!これでどこでも持って行けるな〜〜〜!!!って、どこに持って行くんだよ?

そして命名!「豚駆動」TONKUDO


本日の結論
さてと、そろそろチューブアンプの改造に手を出すか〜!

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