「サイズ感が薄れ始めた・・・」 7月12日夜、新聞の折り込みチラシを見ていたら、急に物欲が湧いて来た。現在使用している当家のテレビは2000年に購入したものである。32インチのブラウン管タイプのハイビジョンテレビだ。昨年春に別売りの地デジチューナーを付け加えて美しい地デジのハイビジョン画像を楽しんでいたのだが・・・。
実はこのところずっと我慢出来ない現象が当家のテレビに発生していた。それは、突然画面がブラックアウトする現象だ。サウンドはそのまま流れているので、画像だけの問題である。その現象を何度か体験するうちに一定の条件があることに気づいた。画面の中に白の面積が多くなると突然ブラックアウトするのだ。90%程度が白い面積になるとその現象が起きるのだ。クイズ番組などで真っ白い紙に文字が少しだけ書いてあるようなボードのアップシーンでは致命的だ。クイズの答が表示される度に画像が真っ暗になるのだ。
当初は「しかたねえなあ・・・」と半分あきらめ気味だったのだが、12日夜にそれが我慢出来なくなった。折り込みチラシには様々な大型液晶テレビが掲載されていたが、かなり値段がこなれて来ているのを感じた。これだったらそろそろ手に入れても良いのでは?と思い始め、妻と相談した結果、13日(日曜日)に量販電気店に価格の視察に行くことを決定した。
そして13日夕方、夫婦でコ●マ電気に突入したのであった。3階にあるテレビ売り場に足を踏み入れて、まずは全体を眺め回した。やがて、入り口近くに展示してあった「展示品現品限り」の52インチ液晶テレビが目に留まった。現品限りなので、表示価格は当然のごとく安かった「388,000円」とあったのだが、通りかかった店員を捕まえて「これっていくらまで下げられる?」と聞いてみた。その店員が電卓で叩き出した価格は「340,000円」だった。ふ〜〜〜ん。かなり安くなったわい。しかしいまいち魅力に欠ける値段である。
AQUOS LC-52RX1W他の機種も眺めながらぶらぶら歩き回っていた時だった。妻がある事実に気づいていた。先ほど価格を問い合わせた店員はライバルメーカーから出向して来ていた人物だったのだ。これをどのように判断すべきか?再度先ほどの展示品の前に戻り、コ●マ電気の店員が通りかかるのを待った。そこへやって来たのは店の法被を着て若そうな店員だった。
「これっていくらまで下げられる?」
「申し訳ございませんが私は価格交渉の権限をもっておりません!責任者に聞いて参りますのでお待ちいただけますか?」
そして妻は追い討ちをかけるようにこう言ったのだ。
「これ以上下げられないという価格を出してね!何度も交渉する気はないから!」
「はい!かしこまりました!」
待つこと数分、その店員は嬉しそうな顔をして戻って来た。
「かなりやりましたよお客さん!7万円下げました!318000円です。
これが限界ですがいかがですか?」さらに妻は粘る。
「価格はいいけど、HDMIのケーブルはついてるの?」
「いや〜もうこれ以上は・・・せめて半額でというのはどうでしょうか?」
「ケーブル一本くらい付けなさいよ、そうすれば買うから!」
「本当ですか?ケーブルをお付けしたらお買い上げいただけますか?」
「もちろん!買いますよ!」
「それでは交渉して参りますので!」さらに待つこと1分。
ますますニコニコしてその店員は戻って来た。
「大丈夫です!ケーブルもお付けして318000円です!」
「わかった!買うよ!現金を持っていないのでカードでいい?
それにポイントカードにかなりたまっているからそれも使っていいよね?」と手続きに入った。かくして、貯めていたポイントも35000点ほどあり、さらに価格は下がった。「5年保証」も無償で付けてもらい、最終的に28万円台で52インチ液晶AQUOSのRシリーズが手に入ったのだ。1インチあたり5,500円以下の現金支出である。ふっふっふ・・・お得感たっぷりなのだ!
実は、店頭展示品を買ったのには安い以外にもう一つ理由があった。それは液晶の抜けの問題である。大型液晶では生産時のエラーで画面の中に黒く反応しない部分や、逆に白く光ってしまう点が発生することがある。それらのエラー部分はメーカーよっての対応は違うのだが、一画面に対して数個までは許容範囲内とされている。ところが長年映像業界にいた私にはその許容範囲内であっても我慢ならないのだ。
新品で届けられたテレビにそのエラーが発生していた場合、メーカー側の基準以内の個数であれば交換はしてくれない。店頭展示品は画面を確認することが出来るので、それが発生しているかどうかが確認出来るのだ。私が店頭で見た限りでは発生していなかった。問題なし!てなことで購入に至ったのである!
さらに帰る間際になり、サラウンドオーディオシステムが搭載されたテレビ台も購入することにした。私はあまり乗り気ではなかったのだが、妙に妻が「どうせいずれ買うことになるから、一緒に届けてもらいましょうよ!」と、かなり強気の購買欲を示したのである。妻がその気になれば私が反対する理由は何も無い。先ほどの若い店員を見つけて再度交渉し購入に至ったのであった。これもまたすぐに決着し購入決定!7月17日午前中にまとめて配達されることになった。
当家まで泣きながら運び上げる運送業者の顔が浮かぶわい!
そんなわけで、本日7月17日午前中に2人の運送業者によって無事に届けられた!すぐにセッティングが終わりスイッチを入れてみると・・・オオオ〜〜〜さすがに店舗で観るのと違って自宅では大きく見えるわい!こうなると映画を楽しみたくなった!てなことでDVDをセットしてみたが・・・「SIN CITY」だったので画像はほとんどがモノクロぢゃん!サウンドはさすがに専用のオーディオラックをセットした事もあってウーハーから重低音が飛出してきている。なかなか気持よいなあ〜!
とりあえず、画面のサイズを表現するために妻を横に立たせてみた。やはり52インチはでかい!しばらく見続けていたところ、だんだんそのサイズに目が慣れてきてサイズ感が薄れ始めた・・・。なんだか早くも今日一日ですっかりこのサイズに馴染んでしまいそうな気がするなあ・・・。人の欲望は果てしないってことかね!
本日の結論
おまけにもらった「AQUOS型時計」がハイビジョンサイズでないのは理解出来んな〜!
「独断倉庫」に関しての御意見は「啓示倉庫」へ書き込んで下さいな。
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