新作的試作機
2008年05月01日 なんとか完成したぞ!
 

ボール盤は新品と交換完了!

「サウンドは分厚く芳醇である」

このところ、少し「鬱」傾向にあったのだが、ようやくその原因と思える事態が収束し始めた。これでようやく精神的に上向きになれるのか?と感じ始めた。晴れ渡り天気が良い日は「鬱」にとって大歓迎である。心地よい風に吹かれていると、気分はかなり軽くなってくる。

さて、先日ご報告した「電動ボール盤」の故障は、結局ショップ側がメーカーと掛け合ってくれて、4月29日に新品との交換が無事に成立した。めでたし、めでたし!道具が揃えば作業再開だ!

予定通りの穴を追加で開けて、ケースは無事に仕上がった。そして、手作業でのポリッシュは限界があったので、再度電動サンダーに布を巻き付け、研磨剤をこすりつけながら磨き上げた。そこそこ輝いて来たところで「これくらいで許したるわい!」と作業の手を停めたのだった。

で、じっくりと磨き上げたケースを眺めているうちにふと・・・。これでアルミの体積を簡易的に増やしたらどのような効果が出るのだろうか?と気になって来た。そこで再度DIYショップに出かけ2.5cm幅、2mm厚、長さ1mのアルミ板を手に入れて来た。これにはもう一つの狙いがあったのだが・・・。それは各ポットを既製品のケースに留めると必然的にケースの上にナットが出てしまうので、それを一段掘り下げた形に埋め込みたかったのだ。ナットの厚みは2mmである。

アルミ板をケースの内側の幅サイズに2本切り出して、それぞれにポットを取り付ける穴を開けた。その後、その位置を確認しつつ、ケースのポット用穴をナットサイズまで拡張した。アルミ版にポットを取り付け、ケースと位置合わせしたところ驚くほどピッタリ!すぐにアルミ用の金属パテを接着剤代わりにして、アルミ板を固定した。それだけでは不安だったので、センターのトグルスイッチも利用してきっちり締め込んで固定完了!

しかし、このままではまだこのアルミ板自体が通電するかどうか不安だったので、一部分をケース本体とハンダ付けしてアースが取れているかどうかを確認した。無事に通電していることが確認出来た!問題無し!ここまで来たら次は「禅駆動」でおなじみのアバロンシート貼りこみだ。私が手に入れているシェルシート1枚まるまる使ってギリギリのサイズなので、面積が大きすぎていささか手こずったがなんとか無事に完了した。

後は各パーツを取り付け、裏蓋にもバッテリーケースを取り付ければ、回路基板以外の準備は全部整ったことになる。

今回のプロトタイプは「禅駆動 SUPREME」である。あれ、それって前にも作ってなかったっけ?と思われるかもしれないが、あれは「禅駆動 SUPREME LIMITED」だ。量産する予定のないものだった。アルミ削りだしケースだったので、原価が掛かりすぎてしまったのだ。

そこでもっと原価を下げるため、同じ回路を既製品のアルミダイカストケースに組み込んだらどうなるのかを確認しようと「禅駆動 SUPREME」量産型プロトタイプを製作してみたのだ。やってみた結果、かなり手間がかかって面倒な作りになってしまったが、これはこれでアリだと感じる。こいつ専用のオペアンプもいろいろテストしてみて、面白い効果が出て来た。

ちなみに、スイッチ類は、以下の画像のような動作をする。

もうお分かりだろう。こいつは「禅駆動 3モード切り替え」がまるまる2台入っていて、その前後関係がスイッチで入れ替えられる機種なのだ。006Pは2個使うのだが、電圧は電池作動なら9Vと18Vがお好みで選択出来る。外部電源を使うと自動的に9vになる。

実は、オペアンプはオールドの「RC4558P」を4個使用する。新しい使い方をテストしてみたのだが、どのように使っているかは、手に入れた方が裏蓋を開けてのお楽しみとしよう!でも実はまだ回路は組み込んでいないのだ。回路そのものは出来上がっているのだが、配線作業は連休に入ってからジックリと楽しみながら好みのサウンドに仕上げようと企てているのだ。出来上がったらすぐに、KOREさんに試奏してもらいたいところだが、このところ忙しいようだ。5月中旬を過ぎるまで時間がなさそうなので、それまでにじっくり熟成させで仕上げることにしようっと!


本日の結論
サウンドの善し悪しは、個人的な嗜好性の判断だよね・・・!

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