車型的禅駆動
2008年04月19日 突然取り憑かれたように作った!
 

この Ferrari がアレに変わった!

「なんだか変な感じ」

昨夜帰宅した時から、なんだか精神状態が変だった。ここ数日間続いていた「鬱」感がふっきれたというか、精神的に何も引っかかる感じが突然しなくなったのだ。かといってその世界から抜け出したのでもなく「もうどうでもいいや!」と居直ったような感覚と言うか、自分でもあまり理解できない精神世界を経験したのだった・・・。

そんな時は、チマチマした手作業をやると心が落ち着くので、何かやってみようと周りを見渡した。一度作ってサウンドチェックしたらなんだかこもったサウンドしか出なかった基板があって、それが放置されていたので、原因を追及してみるかと手を伸ばしてみた。

細かくチェックしてみたところ、作った時は気づかなかったのだが、抵抗が1個数値を間違えているのに気づいた。おお!そうかそうか!この部分の抵抗値が違うとあのようなサウンドに変化するのか!ということはあえて数値を変える事で狙ったサウンドに変える事も可能だってことだ。ううむ・・・。おもしろい!つぎの展開で考えてみよう!

回路基板を正常な状態に作り直したが、人様に渡す「禅駆動」に入れる気はしなかったので、はて・・・どのように仕上げようかと思考を開始したのだった。すると目についたのが15年程前にイタリアから買ってきた Ferrari のモデルカーだった。以前にもモデルカーを使って「CAR-AMP」を作った実績があるので、禅駆動回路をこいつに組み込んでみるのも面白いのでは?と思い始めた。

何台かのモデルカーをとっかえひっかえ眺めつつ、トランクやボンネット内部の構造を検証してみた。結果として、最新型の Ferrari はいずれもボンネットの容量が少なくて使えない事が判明した。その中で1台だけ合格したのが以下の古いタイプの Ferrari である!




車体をバラして、シャーシに取り付けてあるエンジンの上半分を取り外した。これで電池収納スペースが確保できた。次にリアのトランクの加工に入る。なるべくもとの形状を壊さないように、ON-OFFスイッチを取り付けた。上手い具合にスイッチの飛出しているノブの部分が、トランクの一部膨らんでいる部分にキッチリ納める事が出来た。

で、問題はコントロールだ。「禅駆動」は4コントロールなのだが、これはトリマーで解決する事にした。仕込んだ場所は、これ又本来はスペアタイヤが入れられているスペースなのだ。それらを取り付けて、裏側に回路基板を取り付けたのが以下の画像だ。これで、細かなサウンド調整が出来る。



LEDは電源スイッチを入れると、シフトノブの部分で赤く光るようにした。本来はシフトノブを残したかったのだが、上手い設置場所がここしか見つからなかったのだよ。



最終仕上げの作業は、IN-OUTのジャック取り付けである。これは内蔵が難しかったので、外から見える形となった。以下がその位置である。ところがこの作業が今回一番の難関だったのだ!全く予想していなかったのだが、ドリルで穴を開け始めたらこの車体の金属はかなり堅くて「おいおい!マジかよ〜〜〜!!!」と叫びたくなる程。そこでまずは時間をかけて小さな穴を開けてから、必要サイズにリーマーで地道に作業する事にした。ゴリゴリとケズリ続けてようやく必要サイズまで拡張完了!ジャックを取り付けて完成だ!



以下はボンネットとトランク両方を開けた画像だ。それではサウンドチェックを始めよう!オペアンプは最近大量ゲットした「RC4558P」にした。基板の設置位置の問題でオペアンプの交換は出来なくなってしまったのが残念だ!


わははは!わははは!キモチイイぞ〜〜〜!!!この車から「禅駆動サウンド」が生まれてくるのはなんだか変な感じなのだが、気持よくギターをかき鳴らす事が出来たぞ〜〜〜!!!


てなことで、昨夜から今朝に掛けて憑かれたように作業を行っていたのだが、出来上がってしまうと、気持ちも落ち着いてきた。やはり精神状態を一度別方向に向かせないと気分転換は出来ないんだな〜!


本日の結論
これがほんとの「CAR DRIVE」だね〜!

「独断倉庫」に関しての御意見は「啓示倉庫」へ書き込んで下さいな。



GO TO HOME PAGE