続行的禅駆動

2007年10月09日 「Z●N drive」習作プロジェクトはこう進んでいる!


改善された回路を組んでみた・・・。

「これで第一関門は通過である!」

「Z●N drive」習作プロジェクトは回路を組む際に資料が2通りあり、いささか悩んでしまった。「50%の確率」でどちらかが正しいのだろうと思っていたので、決断するためにしばし研究しようと思っていたのだがなかなか踏ん切りがつかなかった。そこで、とりあえずその時点でどちらかと言えば正解だと思えたAタイプの実態図の回路を組んでみる事にした。それが間違っていれば、もう片方のBタイプを組めば良いだけだ。

ところが・・・パーツを組みつつ、実態配線図を良く見ていたら、Aタイプでも納得できない部分がある事に気づいたのだった。Aタイプではダイオードが3個使われているようなのだが、Bタイプの回路には2個しか使われていないのだ!この違いは何だ?そこでオリジナルの回路図を見ると・・・なんと3個使われているのだ!やはりAタイプが正しいようだな!

そして!翌日の事だった。登録会員WindyCity様から「参考にしてください!」と新しい回路図がメール添付で送られてきたのだった!Bタイプの改訂版であるのは容易に理解できた!ダイオードが3個に増やされていたし、トランジスタの取り付け方向も変更されていた。ううむ・・・よりオリジナル「Z●N drive」に近づけたというのか?新しく加わっているのはダイオードと抵抗だ。基板も少し広めに使ってある。

それでは、これが正しいと信じて新しく回路を組んでみることにした。「R8=2MΩ」が手持ちの抵抗に無かったので、1MΩを直列に2個繋いで代用してみた。これで数値的に問題なくなった。ダイード(1N34A)も予備が多めに買ってあったので問題なく増やす事が出来た配線もなるべくこの実体配線図にあわせたカラーリングにしてみた。組み上がったのが以下の画像である。



さあ!ここまで来たら次はケースの加工である!買ったままの未加工ケースはアルミダイカストなので、表面が荒くてとても使えない。電動サンダーで表面の傷が目立たなくなるまで削り落とさなければならないのだ。 先日1個は磨き終わって、梨地っぽい仕上げで落ち着いた感じに仕上がっていた。もう一つの未処理のケースを磨く事にした。だが、磨いているうちに新しいデザインを思いついた。ちょっと派手にしてもいいんぢゃね〜か?とね!


前回の仕上げ

前回のケースと同じ程度まで磨いた後、TOP面にホログラムフィルムを貼り込んでみる事にした。フィルムは透明なので、下地のアルミのカラーを生かしつつ、光の方向によってカラフルに変化して見えるようになるだろう。では貼り込んでみよう!貼り込んだついでに完成形を見たかったので、とっととパーツも取り付けてみた。ボディーが派手な分だけ、ノブは地味なものを選んでみた。ふっふっふ・・・ちょっと派手だが何となく高級感もあり嬉しい仕上がり具合だなあ!



角度を変えると色も変化して見えるのだ!


だが・・・これだけで喜んではいられない。問題はサウンドである!基板を組み込んできっちり仕上げなければならないのである!この時点でこれから先にとてつもない壁がある事にまだ私は気づいていなかった・・・。私はエフェクターを作るのは始めての経験である。いざ配線して仕上げようと考えた時に、ある事実に気づいたのだ!

私はまったくもって基本的な配線知識を持っていなかったのだ!3PDTスイッチの配線はどうすれば良いのだ?LEDの点灯とトゥルーバイパスを確保するためには、これをクリアしなければならない!あわててWEBを検索して知識を確保しようと躍起になったところ、2カ所で解り易い解説を見つける事が出来た。その1カ所がこちらだ。


基本的な配線が終わった内部


基板を組み込んで、通電のテストをやってみたところ・・・あら?あららら?電源を繋ぎスイッチを入れるとLEDが点くはずなのだが、全く反応しない。なんで?回路的には問題がないはずだが・・・。ハンダ付けが甘かったのか?もう一度ハンダをやり直してみたが、相変わらずLEDは反応しない。念のためにLEDラインに直接電池を繋いでみると問題なく点灯した・・・。では何故スイッチ経由だと反応しないのだ?この現象は、スイッチの配線が間違っているとしか思えないが・・・。

しか〜し!なんどチェックし直しても配線に問題は見つからなかった。他にどんな配線ミスの可能性があるというのだ?スイッチ周りはたったこれだけの配線だぞ!そこで、端子一つ一つを丁寧にテスターでチェックしてみたところ、信じられない原因が判明したのだ!なんとGNDに繋がっている端子のうちの一つが死んでいたのである!これじゃあ、通電しないはずだ!

そこで、3PDTスイッチの配線をやり直す事にした。幸いにして、9個ある端子のうち8個しか使わないので、使わない1個に死んでいる端子を割り当てて組み直した。この作戦は見事に大成功!再度通電テストしてみると、今度は見事にLEDが点灯してくれた!これで第一関門は通過である!

この時点でもう10月8日の深夜になっていた。そろそろ9日に変わろうかという時間帯である。もう音出しのテストは出来ない時間帯だなあ・・・。ふっふっふ・・・楽しみは少し先に延ばした方がいいかもね!と翌日に先延ばしする事にした。私のカンでは「一発で音が出るワケないじゃん!」と自分の技術にいささか懐疑的なのである!そんなこんなで、音出しの結果報告は次回にしよう!


外側だけはそれっぽく仕上がっているのだが・・・。


本日の結論
音が出るかどうかドキドキなんだよ〜〜〜!!!

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