習作的禅駆動

2007年10月04日 コピーではなく習作である!


これを自力で再現できるか?

「みんな待ってろよ〜〜〜!!!」

このところ暑かったり寒かったりで変な天候が続いているが、今日は爽やかなそよ風が自宅内を吹き抜けていて非常に気持ちがよい一日となった!そして、今日は私が出社しない日でもある。朝からのんびりとやっていたのは、以前作った様々な「GAKUYA 1号」を最新の回路に作り直すことだった。新しい回路が出来上がりサウンドが進化すると、初期の「GAKUYA 1号」を旧い回路のまま放置しておくのはとても恥ずかしい気持ちになるのだ!

そんな回路修正作業も午前中で終わりちょっと一休みしていたときだった。ふと「そういえば・・・新しい回路図が手に入っていたんだよなあ・・・」と思い出した。その回路図とは「Z●N drive」のものである。「Z●N drive」は世界的に人気があり、生産数も少ないのでなかなか手に入らないディストーション系のエフェクターである。倍音が豊かなそのサウンドはなかなか美味しいのだ!

画像を見てお分かりの通り「Z●N drive」の回路は使ってあるオペアンプの型番が削ってあり、見ただけでは何が使ってあるか解らない。さらに、回路の一部が黒い樹脂で固められていて、どのようなパーツを使ってあるのか解らないようにしてある。つまり、簡単にはコピー製作できないようなプロテクトが施されているのだ!

特に、黒い樹脂で固められている部分は「GAIN」の音質を決める「Z●N drive」の重要な部分である。この部分のパーツが判明すれば「Z●N drive」の音質の秘密がどのようなモノかが解る。かといって一度「Z●N drive」を買い込んでバラして調べようにもまず実物がなかなか手に入らないことと、調べる時に壊してしまってはもったいない。さらに現時点で手に入れようとすると5万円前後は覚悟しなければならない。それはちょっと財政的に厳しい・・・。と思っていた先日のことだった!


なんと!その回路図が手に入ったのである!インターネット上にはありとあらゆるデータが転がっているものだが、これも例外ではなかった。実は、私が直接見つけたわけではなく、某氏が見つけてデータを送っていただいたのである。その回路図を見た時、私は「頑張ればこれってオレにも作れるんじゃねえか?」と感じたが、何となく手を出しそびれてそのまま放置していたのだ。

しかし! 回路図だけだとパーツの配置を検討するのに時間がかかるのだが、よ〜し!手を出してみるか〜!

てなことで本日午後から作業を始めた。当家の在庫パーツだけでどこまで組めるやってみよう!まずは、基板の切り出しである。28mm x 32mm の小さなサイズだ。他で使った基板の端材をこのサイズに切出し周囲をサンドペーパーで整えた。

メインパーツのオペアンプはオリジナルが採用しているものが無いので、とりあえずソケットだけを取り付けておいた。これらのパーツのうち、当家内で発見できたのはちょうど半分だ。丹念にハンダ付けして組んでいった。ちなみに、昨日新しい最新型セラミックヒーターの半田ごてが届いたので、作業がとても精密かつスムーズに進んだ。半田ごても進化しているんだなあ〜!かくして以下のように出来た。これで半分完成である。



これから先は、不足分のパーツを買いそろえ、ケースを用意して仕上げることになる。アルミのケースはすでに通販業者が決まっているので問題ない。穴あけまでやってくれるので安心だ!ふっふっふ・・・だんだん気持ちが盛り上がってきたなあ〜〜〜!!!かといってあわてて仕上げるような事はしない。じっくり楽しみながら、かつ自分で自分を焦らしつつのんびりと完成へ向かっていくのだ!

完成したら、もちろん是永巧一邸に持ち込んでチェックしてもらうのは言うまでもない!ただし、今考えている完成予定では、採用するオペアンプはオリジナルとは変えようと思っているのだ!それがなんであるかは、完成してからのお楽しみだ!オリジナルとは若干サウンドが違ってくるはずだが、それはそれでいいと思っている本日である!みんな待ってろよ〜〜〜!!!



本日の結論
ついに手を付けちまったな〜〜〜!!!

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